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石川県の教員採用試験の面接は、8月1日または2日に実施される。
個人面接15分、模擬授業10分。
この2つは別々の面接ではない。 ひと続きの25分としてセットで行われる。
石川県の教員採用試験には、もう一つ他の自治体と違う点がある。 1次試験・2次試験という区分を設けていないことだ。 筆記(7月18日)・実技(7月19日)・面接(8月1〜2日)がすべて一つの選考として総合的に評価される。 この仕組みの詳しい解説は石川県教員採用試験 後半選考の全対策にまとめてあるが、面接対策の観点で押さえておくべきことは一つだ。
区分がない=筆記で一発逆転しにくい分、面接・模擬授業でつくる印象の比重が相対的に重くなる。
論作AI制作チームの元小学校教員から見ても、石川県の面接は模擬授業を見た直後にその授業について聞かれる構造になっている点が特徴的だ。 授業と面接がバラバラの2つの試験ではなく、25分間ひとつながりの評価だと捉えて準備できているかどうかで、当日の一貫性に差が出る。
この記事では、模擬授業10分と個人面接15分がどう連動するかを校種別に整理し、石川県固有の直前チェックリストと、能登復興というこの県でしか出ない大きなテーマへの向き合い方までまとめる。
模擬授業10分の直後に、その授業について個人面接15分で聞かれる可能性がある。25分を「2つの独立した試験」ではなく「ひとつの評価」として準備することが、石川県の面接対策の出発点になる。
石川県の面接試験は、次の構造で行われる。
| 順番 | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 1 | 模擬授業 | 10分 |
| 2 | 個人面接 | 15分 |
模擬授業は事前に教科・学年・単元が通知される。 通知された単元をもとに10分間の授業を組み立て、当日その授業を行う。 その後に続く個人面接では、志望動機や教育観といった一般的な質問に加えて、直前に行った模擬授業についての質問が入ることがある。 「なぜその導入を選んだのか」「もし時間があれば次にどう展開するか」——授業の設計意図を、面接官の前で言葉にして説明できるかが問われる。
この構造が意味することは2つある。
一つ目。 模擬授業は「授業がうまいかどうか」だけでなく「その授業を自分の言葉で説明できるか」まで含めて評価される。 準備の段階から、授業の設計と同時に「この授業はなぜこの形にしたのか」を言語化しておく必要がある。
二つ目。 石川県は1次・2次の区分を設けず、筆記・実技・面接を総合評価する試験形式をとっている(詳しくは後半選考の全対策で解説している)。 筆記の出来で合否が大きく振れにくい分、25分間の面接・模擬授業でどんな印象を残せるかが、総合評価の中で存在感を持つ。 「筆記さえできれば」という発想ではなく、「25分間で自分をどう伝えるか」を主軸に据えた準備が必要だ。
他の多くの自治体では、1次の筆記で大きく人数が絞られたあと、2次で面接に専念できる時間がある。 石川県の場合、筆記・実技・面接の日程がすべて7月中旬から8月上旬に集中しており、面接だけに時間を割ける期間が実質的に短い。 筆記が終わったその日から、面接・模擬授業の準備に頭を切り替える必要がある。
なお、石川県の総合教養(90分)には、課題文を読んで意見を書く300字程度の小論文(論作文)も含まれている。 この短文形式の対策は面接対策とは別軸になるため、石川県の小論文・論作文対策側で詳しく扱っている。
模擬授業10分が終わった直後、個人面接15分の冒頭でその授業について聞かれることがある。この「橋渡し質問」を想定しておくと、25分間の流れに動揺せずに臨める。
模擬授業と個人面接の間に、長い休憩は挟まれない。 授業を終え、椅子に座り直したところから、そのまま質問が始まる感覚で臨んでおいた方がいい。 このとき最初に来やすいのが、直前の授業についての質問だ。 模擬授業そのものの精度を先に上げておきたい人は、模擬授業の作り方と評価ポイントの解説も手元に置いておくといい。
想定しておきたい橋渡し質問のパターンを5つ挙げる。
パターン1: 「なぜその導入を選んだのか」
授業の入り方を選んだ理由を聞かれる。 「子どもの興味を引くため」だけで終わらせず、「この単元のどの部分につながる導入だったか」まで言えるようにしておく。
パターン2: 「その授業のどこに活用力の視点を入れたか」
石川県が重視する活用力——知識を実生活や地域の文脈に結びつけて考える力——を、授業のどの場面に意識的に組み込んだかを聞かれることがある。 漠然と「活用力を意識しました」で終わらせず、授業内のどの問いかけがそれにあたるかを指し示せるようにしておく。
パターン3: 「時間があれば、この後どう展開するか」
10分では見せきれなかった続きを問われる質問だ。 「本当はこの後、子ども同士で意見を交換する時間を取りたかった」など、授業全体の設計図を持っていることが伝わる答え方をする。
パターン4: 「子どもがうまく反応しなかったらどうするか」
模擬授業では実際の子どもの反応が見えない分、面接官が「もし想定と違う反応が返ってきたら」という仮定で聞いてくることがある。 一つの発問に固執せず、別の角度から問い直す準備がある、という柔軟さを見せられるとよい。
パターン5: 「この授業で一番伝えたかったことは何か」
10分間の授業のねらいを一言で言い直す質問だ。 授業の中で使った活動や発問を並べるだけでなく、「結局何を子どもに持ち帰ってほしかったか」を一文で答えられるようにしておく。
これらの質問は、模擬授業の設計段階から「なぜこの形にしたのか」を言語化しておくことで、当日慌てずに答えられるようになる。 授業の練習と、授業についての説明の練習は、別々にではなくセットで行うのが石川県の面接対策の要点だ。
橋渡し質問も含め、想定していなかった問いが来ることは十分にありうる。沈黙を恐れず、考える時間を取ってから話し始める姿勢の方が、慌てて的外れなことを言うより評価が落ちにくい。
25分間という短い時間の中で、準備したすべての質問がそのまま出るとは限らない。 むしろ、用意していた回答をそのまま話すより、その場で少し考えてから答える受験者の方が、面接官には「自分の頭で考えている」という印象を残しやすい。
沈黙を怖がらない
2〜3秒の間を置いてから話し始めても、印象が悪くなるわけではない。 むしろ即座に流暢な言葉が出てくることよりも、「今、真剣に考えている」という間の方が、誠実さとして伝わることがある。
わからないことは正直に言う
石川県の教育施策や能登復興について、細部まで完璧に説明できなくても構わない。 知らないことを知ったかぶりで答えるより、「詳しくは把握していませんが、自分ならこう考えます」という誠実な答え方の方が印象は崩れにくい。
模擬授業でうまくいかなかった部分を引きずらない
授業の途中で言葉に詰まったり、時間配分がずれたりしても、それを個人面接まで引きずる必要はない。 面接官が見ているのは「10分間の完璧さ」だけではなく、「その後にどう立て直せるか」という姿勢でもある。 模擬授業の出来にかかわらず、個人面接では気持ちを切り替えて臨む。
模擬授業と個人面接が連動する構造は共通だが、校種によって「授業で見せられること」と「面接で深掘りされる中身」が変わる。6区分それぞれの連動のかかり方を整理する。
模擬授業で全科目対応の柔軟さが問われ、面接ではその科目選択の理由まで聞かれる。
小学校は全科目を担任するため、模擬授業の教科は国語・算数・理科・社会など幅広い可能性がある。 通知される単元に対して、10分でどう組み立てるかは校種を問わず重要だが、小学校の場合は「なぜこの導入にしたのか」「この学年の子どもの実態をどう踏まえたか」という、発達段階への理解を問う深掘りが個人面接側で入りやすい。
石川県が重視する「活用力」——知識を実生活や地域の文脈に結びつけて考える力——の視点を模擬授業の中に組み込めているかどうかも評価されるポイントだ。 10分の授業の中で子どもに問いかける場面を意図的につくり、面接ではその問いかけの意図を自分の言葉で説明できるようにしておく。
個人面接では、不登校対応・いじめ発見時の対応・保護者対応といった小学校担任として日常的に想定される場面指導の質問も出る。 これらは模擬授業と直接つながらない一般的な質問だが、25分の後半でいきなり切り替わることに慣れておく必要がある。
想定される質問例
教科の専門性が問われる模擬授業の直後に、教科観と生徒指導観の両方を面接で確認される。
中学校の模擬授業は、担当予定教科の単元が通知される想定になる。 小学校よりも教科の専門性が明確に問われるため、単元の知識だけでなく「この教科で何を育てたいか」という教科観を10分の授業に反映できるかが重要だ。
個人面接では、その教科観に加えて、思春期特有の生徒指導——友人関係のトラブル・部活動での指導・進路への不安といった場面への対応が問われる可能性がある。 模擬授業で見せた「教える姿勢」と、個人面接で語る「生徒と向き合う姿勢」が矛盾なくつながっているかどうかが、25分を通した評価の一貫性になる。
石川県固有の文脈として、能登復興を教科の中でどう扱うかという問いが中学校の社会・理科などで出る可能性がある。 自分の教科と能登復興というテーマがどこで交わるか、事前に一つは考えておきたい。
想定される質問例
教科の専門性の深さと、進路指導までを見据えた視野の両方が、10分の授業と15分の面接それぞれで試される。
高等学校は教科の専門性がより深く問われる校種だ。 模擬授業では、通知された単元について高校生を対象とした知的な深まりのある授業設計が求められる。 石川県が重視する活用力の視点で言えば、「知識をどう実社会や進路の文脈に結びつけるか」という発想が高校の模擬授業では特に効いてくる。
個人面接では、教科指導に加えて進路指導・部活動指導・大学入試を見据えた学習支援についての質問が想定される。 また、能登半島地震の被災地域における高校生の進路への影響——学びの継続や心のケア——という文脈が、高校の面接では他の校種と違う角度で聞かれる可能性がある。
模擬授業の内容と、面接で語る「高校生にどう関わりたいか」という姿勢を、一貫したものとして準備しておくことが重要だ。
想定される質問例
模擬授業で「一人ひとりに合わせる」視点をどう見せるか、面接ではその視点の背景にある考え方を掘り下げられる。
石川県の特別支援学校は、直近の採用試験実績で倍率1.4倍という数字が示すとおり、慢性的な教員不足の状態にある(石川県教委公表値、詳細は後半選考の全対策を参照)。 採用の間口が広い一方で、模擬授業・個人面接で見られる中身が軽くなるわけではない。
特別支援学校の模擬授業では、通知された単元に対して、児童生徒一人ひとりの実態に応じた指導の視点をどう組み込むかが問われると考えられる。 ただし、石川県における特別支援学校の模擬授業の具体的な出題形式(対象学部・想定される障害種の設定など)について、本記事で参照した情報の範囲では確認できていない。 不明な点は不明のまま伝えるが、通知された単元に対して「どの子にも参加できる場面をどうつくるか」という発想は、校種を問わず評価されやすい視点だ。
個人面接では、合理的配慮の考え方、個別の教育支援計画の活用、自立活動の指導観、保護者・関係機関との連携といった特別支援教育の専門性を問う質問が想定される。 模擬授業で見せた具体的な配慮の工夫と、面接で語る自分の特別支援教育観がつながっているかどうかが評価の軸になる。
想定される質問例
模擬授業がどんな形式で行われるかは石川県の公表情報からは確認できていない。個人面接では健康課題への向き合い方が中心になると考えられる。
養護教諭は直近の採用試験実績で倍率16.8倍という非常に狭き門になっている(石川県教委公表値)。 個人面接15分・模擬授業10分という石川県の面接の基本構造自体は他校種と共通と考えられるが、養護教諭における「模擬授業」が保健指導や保健の授業を想定した実施なのか、それとも別の形式なのか、本記事で参照した情報の範囲では確認できていない。 この点は正直に不明として伝える。
個人面接では、保健室での対応、感染症・アレルギー対応、心のケア、他の教職員や医療機関との連携といった養護教諭固有の専門性が問われることが一般的に想定される。 石川県固有の文脈で言えば、能登半島地震以降の被災した子どもたちの心身のケアに関わる視点も、養護教諭の立場から問われる可能性がある。 具体的な出題形式は事前に石川県教育委員会の実施要項で確認しておくことをすすめる。
想定される質問例
模擬授業の実施形式は不明。個人面接では食育指導とアレルギー対応を中心とした一般的な質問への準備が土台になる。
栄養教諭も倍率13.0倍と狭き門の一つだ(石川県教委公表値)。 養護教諭と同様、栄養教諭における模擬授業が食育の授業を想定した実施なのかどうか、本記事で参照した情報の範囲では確認できていない。
個人面接では、食育指導の具体的な進め方、食物アレルギーへの対応、給食を通じた地域産業とのつながり——石川県であれば地域の食材や農産物を教材として扱う視点も含まれうる——といった質問が一般的に想定される。 不明な部分を推測で埋めるのではなく、石川県教育委員会の公式な実施要項・過去の受験者の情報を確認しながら準備することが、養護教諭・栄養教諭ともに確実な対策になる。
想定される質問例
石川県の面接直前に確認しておきたいことを4つに絞った。当日焦らないための最終確認リストとして使ってほしい。
① 模擬授業の単元通知を確認する
単元の通知内容を前日に見落としたまま当日を迎えると、10分間の設計そのものが崩れる。 通知の再確認は、他のどの準備よりも先にやっておきたい。
② 25分間の流れを通しでシミュレーションする
模擬授業だけ、個人面接だけを別々に練習していると、切り替わりの瞬間に息が上がる。 必ず続けて通す練習を一度は入れておく。
③ 能登復興を自分の言葉で語れるようにする
丸暗記した説明は、深掘りされた瞬間に薄さが出る。 自分がどの立場で能登復興と向き合いたいかを、一つだけでいいので具体的に持っておく。
④ 個人面接の頻出質問への回答を声に出す
頭の中で考えるだけでは、本番で言葉が詰まる。 声に出して初めて、自分の言葉になっているかどうかがわかる。


石川県の面接は「模擬授業10分→個人面接15分」の25分をひとつながりで練習する必要がある。一人での練習には限界があるが、論作AIの面接練習AIなら声に出す練習をひとりで反復できる。
石川県の面接対策で一番難しいのは、「25分間の連動」を一人で練習しにくいことだ。 模擬授業を一人で声に出して練習するのは比較的やりやすい。 でも、その直後に飛んでくる「なぜその展開にしたのか」という個人面接側の深掘りまで含めて一人で再現するのは、想定質問を自分で用意する手間もあって続けにくい。
その相手役を務められるのが、いま無料開放中の論作AI面接練習AIだ。 AI面接官が石川県の傾向——能登復興・活用力・ふるさと教育・奥能登への赴任覚悟——を踏まえた想定質問を投げかけ、声に出した回答に5観点100点で採点とフィードバックを返す。 模擬授業の後に想定される「その授業のねらいは?」という深掘り質問のパターンも練習に組み込める。
使い方はシンプルだ。
この繰り返しを、模擬授業直後の橋渡し質問を想定したパターンでも回しておくと、25分間を通した一貫性のある受け答えに近づく。
石川県の総合教養に含まれる300字の小論文(論作文)対策には、論作AIの添削機能が使える。 能登復興・活用力・ふるさと教育といったテーマで実際に書いて添削を受ける練習を繰り返すことで、300字という短い制限の中で主張・根拠・具体策を凝縮する感覚がつかめる。 こちらの対策の詳細は石川県教員採用試験 後半選考の全対策にまとめてある。
面接全般の頻出質問・回答の型を体系的に押さえておきたい場合は、教員採用試験 面接対策の完全ガイドもあわせて確認しておくといい。 個人面接・集団面接・場面指導という一般的な枠組みを押さえた上で、この記事で扱った石川県固有の構造を重ねると、準備の抜けが減る。
石川県の面接まで、25分の設計を一人で何度でも練習できる。 クレジットカード登録は不要。
Q1. 石川県の面接はどんな形式ですか?
個人面接15分と模擬授業10分がひと続きになった、計25分のセットだ。 8月1日または2日に実施される。 模擬授業は事前に教科・学年・単元が通知され、その10分の授業内容についてそのまま個人面接で質問されることがある。 授業と面接が独立していない、連動した構造だと理解しておくことが重要だ。
Q2. 石川県は1次・2次の区分がないと聞きました。面接の重みは変わりますか?
石川県は筆記(7/18)・実技(7/19)・面接(8/1〜2)を一つの選考として総合評価する形式で、1次・2次という段階的な区分を設けていない。 筆記で一発逆転も一発転落もしにくい構造のため、面接・模擬授業での印象や人物評価が総合評価の中で相対的に重くなりやすいと考えられる。
Q3. 石川県の面接で能登復興について聞かれますか?
聞かれる可能性が高いテーマだ。 石川県教育振興基本計画には能登半島地震からの復旧・復興に向けた教育の推進が明記されており、防災教育・被災した子どもの心のケア・地域協働という角度から個人面接・模擬授業双方で問われることがある。 奥能登地域への赴任に対する心構えを問われることもある。
Q4. 模擬授業の単元はいつわかりますか?
事前に教科・学年・単元が通知される形式だ。 通知後、10分間の授業として何を見せるかを設計する準備時間がある。 通知のタイミングや方法の詳細については石川県教育委員会の最新の実施要項で確認してほしい。
Q5. 特別支援学校・養護教諭・栄養教諭の面接・模擬授業について、他の校種と同じ情報がありますか?
個人面接15分+模擬授業10分という枠組み自体は石川県の面接試験全体の形式だが、養護教諭・栄養教諭における模擬授業の具体的な実施内容(保健指導や食育指導を想定した形式かどうかなど)は、本記事で参照した情報の範囲では確認できていない。 不明な点は正直に不明と記載している。 石川県教育委員会の実施要項で校種ごとの詳細を確認することをすすめる。
Q6. 論作AIは石川県の面接対策に使えますか?
使える。 石川県の傾向(能登復興・活用力・ふるさと教育など)を踏まえた想定質問をAI面接官が出し、声に出した回答に5観点100点で採点とフィードバックを返す。 個人面接15分・模擬授業10分という石川県特有の構造を意識した練習に活用できる。 クレジットカード登録不要で、いま無料開放中だ。
本記事に含まれる面接試験の形式・日程・選考区分は2026年7月時点で公開されている情報に基づいています。年度によって変更される場合があるため、必ず石川県教育委員会の公式ページで最新の実施要項をご確認ください。
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