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教育原理重要

食育・食育基本法とは|制定年・目的・第4次推進計画を教採で問われる形で整理

食育・食育基本法とは|制定年・目的・第4次推進計画を教採で問われる形で整理

「食育」という言葉は聞いたことがある。 給食の時間に「食べることの大切さ」を話したり、農業体験をしたりするもの——というイメージはあっても、法律の中身まで把握できていない受験生が多い。

教採では「食育基本法が制定されたのはいつか」「食育推進計画は何次まで策定されているか」という問いが出てくる。


食育基本法とは

正式名称は「食育基本法」(平成17年法律第63号)。 2005年(平成17年)6月に制定、同年7月に施行。

制定の目的(第1条)

「現在及び将来にわたる健康で文化的な国民の生活と豊かで活力ある社会の実現に寄与すること」

国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を、総合的かつ計画的に推進することを目的としている。


「食育」の定義

食育基本法の前文では、食育を「知育・徳育・体育の基礎となるべきもの」として位置づけている。

食育の要素は大きく3つ:

  1. 知識:食に関する知識・情報の正確な理解
  2. 選択する力:健全な食生活を実践できる力
  3. 感謝する気持ち:食を通じた生命・自然・人への感謝

食育推進基本計画

政府は食育推進基本計画を策定し、5年ごとに改定している。

計画期間
第1次食育推進基本計画2006〜2010年度
第2次食育推進基本計画2011〜2015年度
第3次食育推進基本計画2016〜2020年度
第4次食育推進基本計画2021〜2025年度

現在(2026年)は第4次計画の最終年度にあたる。

第4次計画の3つの重点事項

  1. 生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進
  2. 持続可能な食を支える食育の推進(SDGsとの連動)
  3. 「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進

第4次計画ではSDGsの考え方が明確に組み込まれている点が特徴。 教採の時事問題として、「第4次食育推進基本計画の重点はどれか」という問いに対応できるようにしておく。


学校における食育と栄養教諭

栄養教諭制度

2005年に食育基本法と同時に制度化された栄養教諭は、学校給食の栄養管理と食育の中心的な役割を担う。

栄養教諭の主な役割:

  • 給食の栄養管理・食事指導
  • 地場産物を活用した食育の推進
  • 食に関する指導(学活・各教科と連携)
  • 個別的な相談への対応(アレルギー対応など)

「栄養教諭は食育基本法が制定された年(2005年)に制度化された」という事実を覚えておく。

学校給食法との関係

学校給食も食育の重要な機会として法的に位置づけられている。 学校給食法(2009年改正)において、「学校給食を活用した食に関する指導の充実」が明記されている。


教採での出題ポイント3つ

1. 食育基本法の制定年は「2005年(平成17年)」

「2006年」「2003年」という選択肢と区別できるか。 「食育の三本柱(知育・徳育・体育)の基礎」という位置づけも覚えておく。

2. 第4次食育推進基本計画の3重点

3つの重点を正確に言えるか。 特に「SDGsとの連動(持続可能な食育)」が近年の出題で問われやすい。

3. 栄養教諭の役割

「食育を中心的に担う教職員は誰か」→「栄養教諭」。 校長・担任・学校医ではなく栄養教諭が食育の専門的な役割を担うことを押さえる。


自治体別の力点

東京都

東京都は食育基本法の目的と栄養教諭の役割を合わせた問題が出やすい。 「食育は何の基礎として位置づけられているか」(知育・徳育・体育の基礎)という問いへの対応を準備する。

大阪府

大阪府は食育推進基本計画の内容、特に第4次計画の重点を問う時事的な問題が見られる。

愛知県

愛知県は学校給食法と食育基本法の関係を問う問題が出ることがある。


学習法アドバイス(元教員より)

小学校の給食の時間、「いただきます」の前に「今日の給食はどこの食材か」を伝えるだけでも食育になる——というのを実感した場面が何度もあった。 法律上の「食育」はもっと広いが、日常の給食を通じた子どもとの関わりがその入口になっている。

受験勉強では、制定年(2005年)・推進計画の現在の次数(第4次)・栄養教諭の役割という3点を固めておけば、基本的な問いには対応できる。

学習の優先順位:

  1. 食育基本法の制定年(2005年)を覚える
  2. 食育は「知育・徳育・体育の基礎」という位置づけを確認
  3. 第4次食育推進基本計画の3重点を整理(特にSDGsとの連動)
  4. 栄養教諭の役割と2005年の制度化を押さえる

関連用語

  • 特別活動 — 学校行事(農業体験・調理実習など)を通じた食育実践
  • 体験活動 — 農林体験・収穫体験が食育と直結する
  • ICT・GIGAスクール — デジタルを活用した食育(第4次計画の重点)
  • 人権教育 — 食を通じた文化・多様性への理解と連動する

参考:


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