※本記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
二次試験まで、約60日。
東京都の二次試験を前にして、何から手をつければいいか止まっているなら、まずこれだけ覚えておいてほしい。
東京都の二次試験は、個人面接が選考のすべてを握る。(対象教科は実技も加わる)
論文も集団討論も二次にはない。 受験者の合否を分ける要素は、ほぼ個人面接一本に集約される。 そして、その個人面接の質疑応答の起点になるのが、**事前に作成して当日提出する「面接票」**だ。
面接票に何を書くかで、面接官が深掘りしてくる方向が決まる。 だから面接票の作り込みは、面接対策そのものと一体だ。
「面接票はサラッと書いて当日の受け答えで頑張る」という構えで臨むと、東京都の二次試験では準備の差が露呈する。
もう一つ、東京都を受験するなら頭に入れておきたい現実がある。
東京都は「多様性の集積地」だ。 23区の人口密集地域と多摩地区、そして東京から南に1,000km離れた伊豆・小笠原の島しょ部まで、「東京都の学校」というくくりの中に、まったく異なる子どもたちの環境が含まれている。 外国にルーツのある児童生徒の割合が高い地域、社会経済的な格差が深刻な地域、特別支援教育の需要が急増している地域——どこに配属されても向き合える覚悟が問われるのが東京都だ。
論作AI制作チームの元小学校教員として、東京都の二次試験を丸ごと一本にまとめた。 面接票の書き方から個人面接の頻出質問10問、場面想定問答の組み立て、東京都固有の教育コンテキスト、直前スケジュール戦略まで、令和8年度実施(令和9年度採用)の公式要綱に準拠して整理した。 この記事を読み終えたら今日から準備を動かせる状態になってほしい。
Q. 東京都の二次試験はいつ始まる?
A. 令和9年度採用(令和8年度実施)の二次試験は、2026年8月15日(土)・16日(日)・17日(月)のうち指定の1日に実施されます。実技試験対象者は8月23日(日)が指定されています。一次合格発表は2026年8月4日(火)です。
日程をまとめる(令和8年度実施 令和9年度採用要綱より)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一次合格発表 | 2026年8月4日(火) 午前10時 |
| 二次試験(面接) | 2026年8月15日(土)・16日(日)・17日(月)のうち指定1日 |
| 二次試験(実技) | 2026年8月23日(日) ※対象教科のみ |
| 最終合格発表 | 2026年9月30日(水) 午前10時 |
| 試験会場 | 東京都内の指定会場(一次合格通知で確認) |
※選考方法によって日程の選択可否や指定の仕方が異なるため、自分の選考区分の指定日は必ず一次合格通知で確認すること。
二次試験の選考科目は次のとおりだ。
| 選考科目 | 対象 | 備考 |
|---|---|---|
| 個人面接 | 全受験者 | 事前作成・当日提出の「面接票」を基に質疑応答 |
| 実技試験 | 一部教科 | 中・高共通、小・中共通、小・中・高共通、特別支援学校の音楽・美術・保健体育・英語、および小学校全科(英語コース)が対象 |
集団討論について: 令和8年度実施の公式実施要綱に集団討論の記載はなく、二次試験では実施されない。
場面指導について: 独立した「場面指導試験」は要綱にない。場面想定型の質問は個人面接の質疑応答の中で出題される。
東京都の論文(論作文・小論文)は一次試験で実施される(70分)。 二次試験では論文の実施はない。 一次の論作文対策については東京都の論作文対策ガイドで詳しく解説している。
東京都教育委員会が公式に掲げる教師像は、5本柱で構成されている。
① 教育に対する熱意と使命感
「なぜ教師になりたいのか」という問いの核心にある柱だ。 知識を伝えることへの情熱、すべての子どもの可能性を信じる姿勢、どんな困難があっても子どもに向き合い続ける意志——これらは面接の志望動機・理想の教師像・辛い場面での対応という問いすべてと関係する。 「熱意がある」という言葉の表明ではなく、その熱意がどこから来たのかを実体験とともに語れるかどうかが評価軸になる。
② 教育の専門家としての高い指導力
授業設計・学習指導・生徒指導・学級経営・特別支援への対応——子どもの学びに責任を持つプロとしての実力だ。 面接票の「これまでの経験」「教員として大切にしたいこと」欄でこの柱への答えを文章で示し、面接で深掘りされたときに具体的な授業観・学級経営観を語れる状態にしておくことが必要だ。 教育実習・模擬授業・ボランティアでの経験を「子どもの学びをどう支えたか」という視点で言語化しておく。
③ 豊かな人間性と感性
子どもの小さな変化に気づく感度、保護者の言葉の奥を聞く力、学校という場の空気を読む感受性——数値化できないが、子どもと関わる仕事において確実に必要なものだ。 「正しいことを知っている」だけでなく「人として子どもの傍らに立てる人間か」という問いへの答えが、面接を通じて評価される。
④ 組織人として協働する力
担任一人で学校の課題を抱え込まず、学年主任・管理職・スクールカウンセラー・特別支援コーディネーター・保護者・地域と連携して問題に当たれるかどうかだ。 「チーム学校」という現代の学校運営の在り方を、自分の言葉で語れることが求められる。 場面想定型の質問への回答でも、この協働の視点が自然に出てくるかどうかが評価に直結する。
⑤ 学び続ける姿勢
教育現場は毎年変わる。 学習指導要領の改訂、GIGAスクール構想の浸透、生成AIの教育活用、特別支援教育の制度変更——常に新しい知識と視点をアップデートし続けられるかどうかだ。 「採用されたら一人前になります」ではなく「採用された後も学び続ける覚悟がある」という姿勢が問われている。
この5本柱は面接準備の地図として使う。 「自分が答えようとしていることは、5本柱のどれに関係しているか」を確認する軸として持っておくと、回答に方向性が出る。
Q. 面接票はどんな書類ですか?
A. 受験者があらかじめ作成し、二次面接当日に提出する書類です。個人面接はこの面接票を基に質疑応答が行われます。様式は一次合格通知とともにマイページからダウンロードできます。実施要綱に明記された個人面接の評価観点は「教職への理解」「教科等の指導力」「対応力」「将来性」「心身の健康と人間的な魅力」の5項目です。
東京都の二次試験で「準備の差」が出る最大のポイントが、この面接票だ。
面接票に何を書くかで、面接官が深掘りしてくる方向が決まる。 だから「当日の受け答えで頑張る」と構えて面接票をサラッと済ませると、自分にとって不利な角度の質問が飛んでくる。
逆に、自分が一番語りやすいエピソードと、それが東京都が求める教師像5本柱とどう結びつくかを面接票の段階で設計しておくと、面接の流れを自分の得意な方向に引き込める。
一次合格発表は2026年8月4日(火)、二次面接は8月15日〜17日のいずれか1日。 通知から試験までは約11〜13日しかない。 この短期間で面接票の仕上げと面接対策を両立させる必要があるため、一次試験を終えた直後から面接票の下書きに着手しておくのが安全だ。
論作AI制作チームの元小学校教員は「面接票は書類提出ではない。面接の場で深掘りされる『質疑の地図』だ。地図の通りに歩いてもらえるように書けば、自分が一番語れる土俵で勝負できる」と話している。
面接票の正式な様式は年度によって変更があるため、一次合格通知時にマイページに掲載される最新版を必ず確認する。 ここでは過去パターンや一般的な面接票で見られる典型項目に基づいて整理する。
典型的に問われる項目は次のとおりだ。
① 志望動機
「なぜ教員を志望するか」「なぜ東京都を選んだか」を結びつけて書く。 東京都が求める教師像5本柱のどれと結びつく動機なのかを意識すると、面接の深掘りに耐えられる。
② 自己PR・長所
自分の強みを、教員としてどう活かせるかという視点で書く。 抽象的な性格論(「明るい」「真面目」)ではなく、具体的なエピソードに紐づけて書くと、面接で深掘りしてもらえる引き出しになる。
③ 教員として大切にしたいこと
5本柱のうちどの観点を自分の核にするかを示す問いだ。 「子どもの学びを支える」「組織の中で協働する」「学び続ける」など、複数の柱から一つを軸にして、その軸を選んだ理由を語れる状態で書く。
④ これまでの経験
教育実習・ボランティア・サークル活動・アルバイト・社会人経験など、教員としての適性を示すエピソードを書く。 「何をしたか」より「そこで何を学び、教員としてどう活かすか」が問われる。
⑤ 力を入れて取り組んだこと
学生時代・社会人時代の打ち込んだ経験を書く。 困難な状況をどう乗り越えたかという物語性があると、面接官が「この人はどんな人物か」を想像しやすくなる。
※実際の様式は年度・選考区分で変わるため、一次合格通知の案内を最優先する。
東京都の個人面接の評価観点は実施要綱で明示されている。
| 評価観点 | 面接票で示すポイント |
|---|---|
| 教職への理解 | 志望動機・教員として大切にしたいこと欄で、東京都の教育の方向性と自分の教育観の接点を語る |
| 教科等の指導力 | 自己PR・これまでの経験欄で、教育実習や授業経験から得た「子どもの学びをどう支えるか」を語る |
| 対応力 | 力を入れて取り組んだこと欄で、困難場面でどう動いたかを書く |
| 将来性 | 教員として大切にしたいこと・学び続ける姿勢を、具体的な取り組み(研修・読書・経験)で示す |
| 心身の健康と人間的な魅力 | 自己PR欄で、人間としての強み・周囲との関係性を語る |
5項目すべてを一つの欄に詰め込む必要はない。 「この欄でこの観点を示す」という対応関係を最初に決めてから書くと、書類全体で5項目をバランスよくカバーできる。
論作AI制作チームの元小学校教員が見てきた典型的なミスをまとめる。
① エピソードが抽象的すぎる
「子どもと関わる中で多くを学びました」「真面目に取り組みました」という抽象的な表現は、面接官が深掘りしようがない。 「いつ・どこで・誰と・何を・どうしたか」を具体的に書くと、面接で広がりのある質問が飛んでくる。
② 5本柱とのつながりが見えない
経験は書けているが、それが東京都が求める教師像のどの観点に結びつくかが書けていないケース。 面接官は「この受験者は東京都の教師像を理解した上で書いているか」を見ている。
③ 志望動機が東京都でなくてもいい内容になっている
「教員になりたい理由」は書けているが、「なぜ東京都か」が書けていないケース。 他の都道府県でも通用する志望動機は、東京都の面接で「なぜ東京都を選んだのですか」という問いに変換されて深掘りされる。
④ 深掘りされたら困る話を書いてしまう
「華やかなエピソード」を選びすぎて、面接で深く聞かれると説明しきれないケース。 面接票には「何時間でも話せる」レベルで自分が語れる素材を選ぶ。 書いていない部分まで質問されたときに、その場で組み立てる対応力も評価対象だ。
面接票は「書いて提出して終わり」ではない。 当日の質疑応答で、自分の書いた一行一行が深掘りの起点になる。
論作AI制作チームの元小学校教員は「面接票で勝負が決まる人と、勝負を作る人がいる。書いた内容を当日説明して終わる人と、書いた内容を起点に『この経験から自分はこういう教員になりたい』と話を広げられる人だ。面接票を提出した後の練習で差がつく」と話している。
提出後の練習として意識したいのは次の2点だ。
面接票を「読まずに語れる状態」にする
書いた内容を、面接票を見ずに自分の言葉で語れる状態にする。 「志望動機」を30秒で、「自己PR」を1分で、「力を入れて取り組んだこと」を90秒で——という形で時間を測りながら声に出して練習する。
深掘りに備える
「そのエピソードで一番大変だったことは?」「もし同じ状況でうまくいかなかったらどうしますか?」「他の場面でも同じやり方ができますか?」という深掘りが来ることを想定しておく。 面接票に書いていない情報も、自分の核として語れる内容を準備しておく。
Q. 東京都の個人面接は何が特徴ですか?
A. 事前に提出した「面接票」を基に質疑応答が進む点と、場面想定型の質問が個人面接の中に組み込まれている点が特徴です。実施要綱で示された評価観点は「教職への理解」「教科等の指導力」「対応力」「将来性」「心身の健康と人間的な魅力」の5項目で、東京都が求める教師像5本柱と連動しています。
東京都の個人面接では、面接票が「この受験者はどんな人物か」を読む窓口になる。 面接票への深掘りと、東京都の教育コンテキスト(多様性・都市問題・教育ビジョン)に関わる問いが混在する形で進むことが多い。
5本柱を丸暗記する必要はない。 「自分の回答は5本柱のどれに関係しているか」を確認する地図として使うことが、面接準備の実際的な使い方だ。
なお、以下で扱う頻出質問は全校種に共通する土台だ。 受験する校種(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)ごとに、面接官がどの角度から質問してくるかは変わる。 校種別の質問傾向と対策は東京都 校種別の面接対策記事にまとめたので、自分の受験区分の勘所はそちらで確認してほしい。
Q1|なぜ東京都の教員を志望したのか
30秒で答えるなら
「東京都の教育が求める5本柱、特に『学び続ける姿勢』という視点に共感しています。 23区から多摩、島しょ部まで、それぞれに異なる課題を抱えた子どもたちがいる東京都だからこそ、どの地域でも対応できる教員でいなければならないという思いがあります。 配属先がどこであっても、その地域の子どもたちと真剣に向き合える教員でいたいという軸から、東京都を志望しました。」
深掘りされたら
「島しょ部への赴任についてはどう考えているか」という問いが来ることがある。 「東京都の教員として採用される以上、どの地域への配属もあり得ると理解した上で志望している」という前提を明確に語ることが重要だ。 特定の地域への希望や制限を口にすると、採用担当者に「東京都全体を受け止める覚悟がない人」という印象を与えるリスクがある。
Q2|理想とする教師像は
30秒で答えるなら
「子どもが自分で問いを立てて、夢中になって考える授業をつくれる教員でいたいという軸があります。 授業の設計だけでなく、子どもが困ったときに『この先生に話していい』と思える存在でいることも、私が大切にしている教師像の核にあります。 東京都が求める『教育に対する熱意と使命感』と『豊かな人間性と感性』の2本柱は、この自分の軸と重なっていると感じています。」
深掘りされたら
「子どもが『この先生に話していい』と思える関係を、具体的にどうやってつくるか」まで問われることがある。 日常の小さな接点——給食の時間の声かけ、授業中の間違いを否定しない場の雰囲気づくり、日記や振り返りカードの丁寧なコメント——という具体的な実践の積み重ねとして語れると、現場感が伝わる。
Q3|面接票に書いたエピソードについての深掘り
30秒で答えるなら
「面接票に書いた『〇〇』の経験では、最初は××という壁にぶつかりました。 その中で△△という工夫をして乗り越え、最終的に□□という結果に繋がったという経験です。 この経験から、教員として『相手の状況に応じて手段を変える対応力』が必要だと考えるようになりました。」
深掘りされたら
「その経験で一番難しかったことは?」「同じ状況で違うやり方ができたとしたら何ですか?」「他の場面でもその学びを活かせますか?」という問いが続くことがある。 面接票に書いた内容の「背景にある考え方」——なぜそう動いたのか、何を学んだのか、教員としてどう活かすか——を語れる状態で書類を仕上げておくことが、深掘りへの対応力を生む。
Q4|いじめを発見したらどう対応するか
30秒で答えるなら
「まず被害を受けている子どもの安全を確保し、個別に話を聞くことから始めます。 事実を確認する前に結論を出さず、早い段階で学年主任・管理職に報告して、組織として動くことを基本にします。 スクールカウンセラーや特別支援コーディネーターへの連携も、必要に応じて視野に入れます。」
深掘りされたら
「加害側の子どもへの対応はどうするか」という問いが来ることがある。 「責めるのではなく、その子の背景にある気持ちを聞く視点を持って関わる」という姿勢と、「保護者への連絡を担任一人で判断しない」という組織連携の視点をセットで語れると、東京都の5本柱④「組織人として協働する力」が伝わる。
Q5|不登校の子どもへの対応
30秒で答えるなら
「登校させることだけをゴールにしない、という前提を持っています。 まず保護者と丁寧に連絡を取り、子どもが安心できる場所と関わり方を一緒に探します。 別室登校・ICTを使った在宅学習支援・スクールカウンセラーへのつなぎなど、選択肢を幅広く持って動きます。」
深掘りされたら
「毎日の連絡はどうするか」「子どもが学校に来たくない理由が分からない場合は?」という問いが続くことがある。 「連絡を続けながら関係を切らさない」という継続性の視点と、「保護者の不安を聞いてから方針を一緒に考える」という協働の視点を語れると、5本柱④への理解が具体的になる。
Q6|保護者から強いクレームを受けたとき
30秒で答えるなら
「まず保護者の話を最後まで聞くことを最優先にします。 話を遮ったり、学校の立場を先に説明しようとすると、感情的な対立になりやすい。 聞き切った後で、こちらの認識と対応方針を丁寧に伝えます。 複雑な案件や解決しない場合は、担任一人で抱えず管理職に相談して組織として対応します。」
深掘りされたら
「その後の関係修復はどうするか」まで問われることがある。 「クレームが一度あった保護者との関係は、日常的な連絡と小さな報告を積み重ねることで信頼を回復していく」という長期的な関係構築の視点を語れると、東京都の「豊かな人間性と感性」という柱が伝わる。
Q7|外国にルーツのある児童生徒への対応
30秒で答えるなら
「まず日本語でのコミュニケーションが難しい状況があることを前提に、分かりやすい日本語・視覚的な提示・翻訳ツールの活用など、その子が授業に参加できる工夫を最初から意識します。 他の子どもたちへの多文化理解の視点も大切にして、クラス全体でその子の存在を歓迎できる雰囲気をつくります。」
深掘りされたら
「保護者との連絡はどうするか」「学校全体での取り組みはどう関わるか」という問いが来ることがある。 東京都は外国にルーツのある児童生徒の割合が全国でも高い都市だ。 翻訳アプリ・通訳ボランティア・多言語対応の連絡ツールという具体的な手段と、「担任一人で抱えない」という組織連携の姿勢をセットで語れると、東京都の現場事情への理解が伝わる。
Q8|特別支援教育への理解と対応
30秒で答えるなら
「通常学級で特別な支援を必要とする子がいる場合、個別の教育支援計画を確認し、特別支援コーディネーターと早い段階で連携します。 授業では指示の視覚化・板書の整理・活動の見通しを持たせる工夫を、クラス全体にとっても学びやすい環境として整えることを基本にします。」
深掘りされたら
「インクルーシブ教育についてどう考えるか」という問いが来ることがある。 「特別支援が必要な子どもへの配慮が、クラス全体の学びやすさにもつながる」というユニバーサルデザインの視点を語れると、東京都の特別支援教育への向き合い方として評価される。
Q9|東京都の教育施策で知っているものは
30秒で答えるなら
「東京都教育ビジョン(第5次)が掲げる方向性と、『東京都が求める教師像』5本柱に共感しています。 特に、小1プロブレム・中1ギャップという東京都特有の課題への対応として、小学校と中学校の連携を重視した教育実践を示している点に、都市部の教育現場の現実が反映されていると感じています。」
深掘りされたら
「東京都教育ビジョン(第5次)の具体的な施策で知っているものは?」という問いが来ることがある。 「個別最適な学びの実現」「特別支援教育の充実」「ICT活用の推進」「多文化共生教育の推進」など、施策の方向性を一つ選んで自分の教育実践への関心と結びつけて語れると、東京都への研究姿勢が伝わる。
Q10|自分の強みと弱み
30秒で答えるなら
「強みは、人の話を最後まで聞いてから動くという姿勢です。 子どもの言葉の奥にある気持ちを汲み取ろうとすることが、自分の教育への向き合い方の核心にあると思っています。 弱みは、慎重になりすぎて動き出しが遅くなることがある点で、チームの中で早く確認する習慣をつけることで補っています。」
深掘りされたら
弱みを語った後に「では現場でその弱みが出たとき、どう対処するか」まで問われることがある。 「弱みがある」という認識と「それをどう補うか」という実践的な対策をセットで語れると、自己理解の深さと東京都の「学び続ける姿勢」という5本柱⑤が伝わる。
10問すべての模範解答を丸暗記するより「東京都の5本柱に対して、自分はどんな教員になりたいか」という問いへの答えを固めておく方が本番に強い。 想定問答を紙に書いて、声に出して、誰かに聞いてもらう——この繰り返しが最も効く。
教職教養の準備が不十分な方は東京都の教職教養 傾向と対策も参考にしてほしい。
受験者の体験談を突き合わせると、東京都の個人面接の実際の進み方が見えてくる。
時間はおよそ30分、面接官は3人。「面接票→単元指導計画→場面指導」の3パートを、面接官が分担して各10分程度で進める形が報告されている。 (※構成・時間は年度や受験区分で変わる可能性がある。単元指導計画の要否・様式は一次合格通知の案内で必ず確認すること。)
この構成が意味するのは、「面接票の深掘りだけ準備すればいい」わけではないということだ。 単元指導計画のパートが丸ごと10分ある——ここを知らずに当日を迎えると、面接の1/3が無防備になる。
事前に作成した単元指導計画(受験教科の1単元)をもとに、授業設計の力を口頭で問われる。
「指導案を書けるか」ではなく「自分の書いた計画を、問われた角度から説明し直せるか」が見られている。 計画は提出して終わりではなく、どの行を突かれても理由を語れる状態にしておくことが準備の本体だ。
場面指導の答え方の型は次章(第4章)で詳しく扱う。 とくに最後の「誰にも言わないで」型は、安易に約束しない(子どもの安全に関わる内容は「あなたを守るために先生たちで共有する」と伝える)という原則を知っているかが試される定番だ。
Q. 東京都の場面想定型の質問はどんな形式ですか?
A. 実施要綱に独立した「場面指導試験」はありません。個人面接の質疑応答の中で「こういう場面ではどう対応しますか」という形で問われる質問が、いわゆる場面想定問答にあたります。正解を答えることよりも「その場に立ったときにどう動くか」という具体的な対応の流れを語れるかどうかが評価軸です。
場面想定問答で面接官が確認したいのは、「正しい言葉を知っているか」ではない。 「この受験者を実際に学校現場に立たせたとき、困難な場面で動けるかどうか」という判断が目的だ。
論作AI制作チームの元小学校教員は「場面想定問答で差がつくのは、複数の選択肢を持っているかどうかだ。一つしか手が思い浮かばない人と、『まずAを試して、難しければBという手もある』と語れる人では、面接官から見た安心感が違う」と話している。
場面想定問答の回答を組み立てるときに使えるフレームが「共感→確認→対応→継続」の4ステップだ。
共感: まず子どもや保護者の気持ちを受け取る姿勢を示す。 状況を決めつけず、「その人がどういう状態にあるか」を受け取ることから始まる。
確認: 気持ちを受け取った上で、状況の事実を確認する。 「何があったのか」「いつから始まったのか」「本人はどう感じているか」という情報を集める。 この段階を省いて「対応」に入ると、的外れな手を打つことになる。
対応: 確認した事実に基づいて、具体的な手を打つ。 ここで2案以上の選択肢を出せるかどうかが評価に直結する。
継続: 一度の対応で終わらせない。 子どもや保護者の状況は動き続けるので、対応後にも経過を確認し続ける姿勢を示す。 担任一人で抱え込まず、チームや専門家につなぐ視点も含める。
場面: 授業中、クラスの子どもが突然席を立ち、別の子どもにちょっかいをかけ始めた。注意しても収まらず、周囲の子どもたちも落ち着かなくなっている。
共感
「何かがあってこういう行動になっている」という前提で、怒りや叱責を感情的にぶつけることを避ける。 その子どもに「今どういう状態にあるか」を受け取ろうとしながら、クラス全体の安全を確保することを優先する。
確認
まずクラス全体に課題を与えて落ち着く環境を作る。 その上で問題行動を起こした子どもに近づき、小声で「今どうした?」と状況を確認する。 授業前に何かあったかどうか、最近の様子に変化がなかったかも頭に入れておく。
対応
A: その場では「今は授業に戻ろう」と穏やかに声をかけ、休み時間に個別で話す時間を作る。 B: 繰り返しこういった行動が見られる場合は、家庭への連絡と管理職への報告を行う。 必要に応じてスクールカウンセラーへのつなぎを検討する。
継続
その後の授業でその子の様子を観察し続け、気になる変化があれば記録を残す。 学年会で共有し、担任一人で対応を抱え込まない体制を作る。
場面: 給食の時間に、1名の子どもが毎回一人でいることが気になっていた。その子どもが書いた振り返りカードに「学校に来たくない日がある」という一文を見つけた。
共感
「学校に来たくない日がある」という言葉の重さを受け取る。 書いた子どもが「振り返りカードに書けた」という事実を、「見てほしいというサイン」として捉える。
確認
休み時間に自然な形で声をかけ、「最近どう?」という形から話を始める。 いきなり「カードに書いてあったけど」とは切り出さず、本人がどう感じているかを引き出す形で確認する。 他の子どもたちとの関係性についても、日常の観察から情報を集める。
対応
A: 本人の言葉を聞いた上で、「話してくれてありがとう」と受け取り、「担任として一緒に考える」という姿勢を伝える。 B: 気になる状況がある場合は、学年主任・管理職に速やかに報告し、いじめ対応の組織的なプロセスに乗せる。
継続
その子どもとの関係を継続して丁寧に作る。 状況の変化を記録し続け、解決に見えても継続した観察を怠らない。
場面: 授業参観の後、保護者から「うちの子だけ先生に当ててもらえない。差別されているのではないか」という強いクレームが電話で来た。
共感
保護者の言葉の背後に「子どもが傷ついているかもしれない」という不安があることを受け取る。 「そのようにご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした」という言葉から入る。 「そんなことはない」と否定から入ることは、保護者の不安を遮断することになるので避ける。
確認
電話口でその場の判断を急がず、「一度詳しくお話を聞かせていただけますか」と面談の場を設ける。 面談の前に自分の授業記録を確認し、発言指名の頻度や偏りがなかったかを客観的に振り返る。
対応
A: 面談の場で事実を丁寧に説明し、今後はより意識して発言の機会を作るという改善の意思を伝える。 B: 管理職に報告し、対応の記録を残す。 継続する対応内容を保護者にも共有する。
継続
翌週以降の授業での改善を実際に行い、経過として確認する。 必要であれば「先日のご指摘を受けて取り組んでいます」という形で保護者に報告する。
場面想定問答の答えで大切なのは「正解を言う」ことではない。 「その場に立ったときにどういう順序で動き、誰と連携し、何を続けるか」という具体的なイメージが伝わるかどうかだ。 「対応」のパートで具体策を2案以上出せる状態が、評価を上げる直接的な材料になる。
東京都の学校は均一ではない。
同じ「東京都教員」というくくりの中に、まったく異なる地域の子どもたちがいる。
23区: 人口密集と格差
新宿・渋谷・豊島といった繁華街を抱える地区から、下町の文化が残る墨田・台東まで、23区の学校は多様性の集積地だ。 外国にルーツのある児童生徒の割合が高い地域、社会経済的な格差が顕在化している地域、特別支援教育の需要が高い地域が混在している。 大規模校が多く、学年主任・管理職・専門スタッフと連携して動く「組織人としての協働」が日常的に求められる環境だ。
多摩地区: ベッドタウンと地域コミュニティ
立川・八王子・府中などのベッドタウン地域から、奥多摩・あきる野などの山間部まで、多摩地区は多様な地域性を持つ。 23区に比べて地域のつながりが残っている地区も多く、地域と学校の連携が保護者との関係構築においても重要になる。 小規模校が存在する地域では、少人数ならではの深い関わりが求められる場面もある。
島しょ部: 本土から遠い子どもたちの現実
伊豆諸島・小笠原諸島は東京都に属しながら、本土から数百〜千数百km離れた場所にある。 大島・三宅島・八丈島・父島・母島——これらの島の学校に配属されることが、東京都の教員には実際にある。 小規模校・複式学級・地域全体で子どもを育てる環境という離島教育の特殊性を、受験の段階から想定できているかどうかが問われることがある。
論作AI制作チームの元小学校教員は「どんな学校規模でも、配属先がどんな地域でも、その場所で一番力を尽くせるかどうかが教師の根本だ。東京都の面接では『島しょ部への配属についてどう考えますか』という問いが来ることがある。その答えの準備が、志望動機の深さとして伝わる」と話している。
東京都は、日本で最も外国にルーツのある子どもたちが多く通う都市の一つだ。
新宿区・江戸川区・豊島区など、外国人居住者が集中する地域では、クラスに複数の国籍の子どもがいることが珍しくない。 日本語指導が必要な児童生徒の数は全国的にも上位に位置しており、担任として日本語での支援が必要な子どもを受け持つ可能性は低くない。
担任として最初に意識することは3点だ。
居場所をつくる
学校に来て最初に困るのは「今、何をすればいいか分からない」という状況だ。 授業の流れが視覚的に分かるスケジュール表・イラスト付きの指示カード・隣の子どもとのペア設定——「授業が分からない」という孤立感を減らす工夫が、その子の学校生活への参加を支える。
言葉の壁を教室全体で超える
日本語指導と教科学習を切り離すのではなく、教科の学習の中で必要な言語能力を育てる視点が参考になる。 外国にルーツのある子どもが「日本語が分からないからできない」という状況を作らないためのユニバーサルデザインの授業設計が、東京都の面接でも評価される。
保護者との連絡で言語の壁を超える
翻訳アプリ・通訳ボランティア・東京都内の自治体が整備している多言語対応の連絡ツール——「担任一人で対応しようとしない」という姿勢が、この場面でも重要だ。 東京都の特別支援・多文化共生への対応力は、個人面接の場面想定型の質問や個別質問で問われる頻度が高い。
東京都は、特別支援学校・特別支援学級・通級指導教室の整備が進んでいる一方で、通常学級においても特別な配慮を必要とする子どもの割合が増加している。
発達障害・学習障害・社会的困難を抱える子どもが通常学級に在籍している現実は、東京都の公立学校において日常的な課題だ。 「特別支援が必要な子どもは特別支援学校や特別支援学級に行く」という時代ではなく、通常の学級担任が特別支援の視点を持ちながら授業設計と学級経営を行うことが当たり前になっている。
面接での「特別支援教育への対応」という問いは、「特別支援学校について知っているか」ではなく「通常学級の中で特別な支援が必要な子どもにどう向き合うか」という問いとして捉えた方が、東京都の現場実態に即している。
小1プロブレム
小学1年生が学校生活のルールへの適応に困難を示す「小1プロブレム」は、都市部の学校で特に顕在化している問題だ。 「先生の話を聞いていられない」「席に座り続けられない」「友達との関係が築きにくい」という状態が入学直後から現れる場合がある。 就学前教育と小学校教育の接続・幼小連携の視点が、東京都の教育施策の中で重視されている背景がここにある。
中1ギャップ
小学校から中学校への移行時に、不登校・いじめ・成績不振が増加する「中1ギャップ」も、東京都で課題とされている。 小学校6年間で築いた関係性が解体され、新しい環境・新しい人間関係・教科担任制という変化が重なる中学1年の4月は、子どもにとってもっとも負荷が集中する時期だ。 小中連携・中学校側の入学期の学級経営という視点を持っていることは、東京都の面接での評価ポイントになりうる。
東京都教育ビジョン(第5次)
東京都教育委員会が策定した東京都教育ビジョン(第5次)は、東京都の教育の方向性を示す長期的な計画だ。
主要な方向性として以下が掲げられている。
この教育ビジョンの方向性は、東京都が求める教師像5本柱と直接対応している。 「東京都の教育施策で知っているものは?」という面接の問いに対して、この教育ビジョンの一つの方向性を選んで、自分の教育実践への関心と結びつけて語れると、東京都への研究姿勢と準備の深さが伝わる。
論作AI制作チームの元小学校教員は、現場でいくつかの学校を経験してきた。
その経験から言えることがある。
「面接票は書けるけれど、書いた内容を深掘りされると止まる受験者が毎年いる。」
面接票は書けた。 でも面接官から「そのとき一番大変だったことは?」と聞かれた瞬間に止まる。 「なぜそのやり方を選んだのですか?」という問いに答えられない。
これは準備不足ではなく、「面接票を当日の質疑応答を意識せずに書いた」ことが原因だ。
面接票を書く前に、「面接官はこの一行を見てどんなことを聞きたくなるか」を考えてから書く。 面接官に問いを立ててもらえる面接票が、結果として「自分の教師観が伝わる書類」になる。
東京都の面接では、「多様性東京」に関わる問いで止まる受験者が多い。
「島しょ部の学校への赴任についてはどう考えますか?」 「外国にルーツのある子どもが多いクラスを持ったとき、一番苦労しそうなことは何だと思いますか?」 「東京都の教育ビジョン(第5次)で特に関心を持った部分はどこですか?」
これらの問いに対して「考えたことがなかった」という状態で面接に臨むと、その瞬間に止まる。
止まらないための準備は一つだ。
東京都固有のコンテキストを事前に自分の言葉で語れる状態にしておく。
23区・多摩・島しょ部という地域差、外国にルーツのある子どもへの向き合い方、小1プロブレム・中1ギャップという都市課題——これらを「東京都を受験するなら当然知っているべきこと」として準備しておくことが、面接での止まりを防ぐ直接的な対策だ。
論作AI制作チームの元小学校教員は「知識の量よりも、知ったことを自分の言葉で語れるかどうかが面接での差になる。東京都の地域性について事前に調べて、自分がどう感じたかを一言で言える状態にしておくだけで、面接の深掘りに対する耐性が全然違う」と話している。
東京都の二次試験は、面接票と個人面接の質疑応答が一体で評価される。
面接票で「自分はこういう教員でありたい」と示した後に、面接で「その考え方がどこから来ているか」を語る——この一貫性が採用担当者の印象に残る。
面接票の自己PRに「相手の話を最後まで聞いて動く」と書いたなら、面接の「理想の教師像」を問われたときに「子どもの言葉の奥にある気持ちを汲み取れる教員でありたい」と語ることで、書類と言葉が一致する。
面接票と面接の質疑応答を「別々の準備」として切り離すのではなく、「自分の教育観を書類と言葉の2形式で表現する場」として一体的に準備することが、東京都の二次試験対策では特に重要だ。
一次合格発表は2026年8月4日(火) 午前10時。 そこから二次面接(8月15〜17日のいずれか1日)まで、わずか11〜13日しかない。
通知が届いた瞬間に、4つを確認する。
二次試験の指定日は通知を開いてすぐに確認し、当日のスケジュールを逆算してから準備を動かす。
面接票の下書きは、一次試験を終えた直後から始めておく。
合格発表まで待ってから着手すると、11〜13日で「下書き→推敲→面接対策→模擬面接」を回すことになり、どこかが必ず犠牲になる。 一次直後から下書きに入れば、合格発表後は様式に合わせて整える時間と面接対策の時間が十分に確保できる。
一次合格発表(8/4)から二次面接(8/15〜17)までの12日前後を、こう使う。
| 期間 | やること |
|---|---|
| 8/4(発表当日) | マイページで指定日・面接票の様式を確認。一次試験後に準備した下書きを正式様式に転記し始める |
| 8/5〜8/7(3日間) | 面接票を正式様式で書き上げる。志望動機・自己PR・取り組みを5本柱と接続させる。提出方法(郵送・持参・電子)を確認し締切に合わせる |
| 8/8〜8/10(3日間) | 想定問答10問を声に出して練習し、録音して聞き直す。面接票に書いた内容の深掘り想定を作る |
| 8/11〜8/13(3日間) | 誰かに面接官役をやってもらって模擬面接。東京都固有の文脈(多様性東京・教育ビジョン・小1プロブレム)への回答を固める。場面想定問答の4ステップを練習 |
| 8/14(前日) | 持ち物・服装・交通経路を最終確認。「明日話すキーワード」を3〜5個、紙に書き出す。早めに就寝 |
※面接票の提出方法・締切は通知で必ず確認すること。郵送指定の場合は8/5〜8/7のうちに投函できる準備が必要だ。
面接票を「いつまでに完成させるか」という目安は、二次試験の1週間前だ。
二次試験の1週間前(8月8日前後)までに完成させておくと、残り1週間を「面接票を起点にした想定問答練習の時間」に使える。 直前3日間で面接票を仕上げようとすると、面接練習との両立ができない。
完成の定義は「自分がこの面接票を見ずに、書いた内容を自分の言葉で語れる状態」だ。
持ち物
服装
面接票の取り扱い
提出方法が事前郵送の場合は、提出した内容のコピーを必ず手元に残しておく。 当日提出の場合は、提出前に内容を再読し、書いた内容を自分の言葉で説明できる状態に整える。
個人面接の当日
面接室に入る前に「自分はどんな教員になりたいか」を心の中で一言で言えるか確認する。 この一言が頭に入っていると、想定外の問いが来ても話の軸が崩れにくい。
前日の夜
面接票の内容を読み直すのではなく、「どんな教員になりたいか」「東京都の学校でどんな教育をしたいか」という問いに、自分の言葉で答えられるかだけを確認する。 睡眠は対策の一部だ。 前日に詰め込むより、早く切り上げて十分に寝ることが、翌日のパフォーマンスに直結する。
残り期間で手元に置くと役立つ本を3冊まとめた。
※本セクションは広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
東京都の論作文・面接の過去問集だ。 面接の頻出質問・場面想定型の出題例・東京都固有の傾向を把握できる一冊だ。 一次論作文の過去問も収録されているため、一次の振り返りと二次の面接準備を並行して行いたい受験者にも使える。 「東京都ではどんなことが過去に問われてきたか」というイメージを作るだけで、当日の場の想定が変わる。

個人面接の場面想定型・頻出質問パターンを100本まとめた一冊だ。 「学級内トラブル」「保護者対応」「生徒指導場面」など、東京都の面接で出そうな対応例を体系的に把握したいときに役立つ。 東京都の個人面接では場面想定型の質問が質疑応答の中に組み込まれているため、「対応の引き出し」を増やしておくことが直前期の大きな武器になる。

一次の論作文(小論文)を控えている受験者には直接使える一冊だ。 二次に向けた準備としても、「面接で問われたことに対して筋の通った答えをどう組み立てるか」という訓練書として使える。 面接票の自己PR・志望動機の論理構成を磨きたい人にも向いている。

東京都の二次試験は「面接票・個人面接」の2本柱(対象者は実技も加わる)。 論作文(小論文)は一次で終わっているが、論作AIは二次の本命——個人面接の準備に直接使える。
まず、AI面接官と個人面接を練習する(無料開放中)
論作AIの面接練習AIは、いま無料開放中だ。 AI面接官が東京都の傾向を踏まえた想定質問を出し、あなたの声に出した回答に5観点100点で採点+改善のフィードバックを返す。 この記事で見てきた「面接票からの深掘り」「場面想定問答(いじめ・不登校・保護者対応)」を、本番前にその場で壁打ちできる。
面接の前に、面接票の文章そのものも磨いておきたい。 その場合は次の使い方が効く。
面接票の志望動機を磨く使い方
「なぜ東京都の教員を志望したのか、400字で書いてください」という形で書いて添削に通すと、「東京都全体への配属を前提にした志望か」「島しょ部を含むどの地域でも向き合える覚悟が伝わるか」という観点からフィードバックが返ってくる。 文章として整理することで、面接票の記入欄も面接本番の言語化も質が上がる。
論作文の基本的な書き方の枠組みを整理したいなら論作文の書き方 完全ガイドも参考にしてほしい。
場面想定問答の対応を言語化する使い方
「いじめの兆候がある子どもを発見した担任として、最初にどう動くかを400字で書いてください」という形で入力すると、「被害者の安全確認があるか」「組織連携の視点があるか」「継続した見守りの視点があるか」という観点からフィードバックが返ってくる。 4ステップ(共感・確認・対応・継続)が揃った回答になっているかを確認するツールとして使える。
自己PRエピソードを磨く使い方
「教育実習で印象に残った場面と、そこから学んだこと、教員としてどう活かしたいかを400字で書いてください」という形で入力すると、エピソードの具体性・学びの言語化・教員への接続という3点に関するフィードバックが返ってくる。 面接票の「これまでの経験」「力を入れて取り組んだこと」欄を磨くツールとして使える。
提出から30秒で添削結果が返ってくる。 登録後3回まで無料で試せる(クレジットカード登録不要)。
「東京都のどの地域に配属されても向き合える覚悟が、自分の言葉で伝わっているか」——この確認を今夜一度やっておくと、二次試験の準備の出発点が変わる。 まずはAI面接官と1問、声に出して練習してみよう。
Q1. 東京都の二次試験はいつですか?
令和9年度採用(令和8年度実施)の二次試験は、2026年8月15日(土)・16日(日)・17日(月)のうち指定の1日に実施される。 実技試験対象者は8月23日(日)。 確定日程は東京都教育委員会の公式実施要綱で確認してほしい。
Q2. 面接票とは何ですか?
受験者があらかじめ作成し、二次面接当日に提出する書類だ。 個人面接はこの面接票を基に質疑応答が行われる。 実施要綱で示された個人面接の評価観点は「教職への理解」「教科等の指導力」「対応力」「将来性」「心身の健康と人間的な魅力」の5項目だ。 様式や記入欄は一次合格通知とともにマイページからダウンロードできる。
Q3. 東京都の集団討論はまだありますか?
令和8年度実施(令和9年度採用)の実施要綱では集団討論は記載されておらず実施されない。 二次試験は個人面接と一部教科の実技試験のみだ。
Q4. 東京都が求める教師像とはどんなものですか?
東京都教育委員会は5本柱として「教育に対する熱意と使命感」「教育の専門家としての高い指導力」「豊かな人間性と感性」「組織人として協働する力」「学び続ける姿勢」を掲げている。 面接で問われる内容のほぼすべてがこの5本柱のどれかと結びついている。
Q5. 東京都の実技試験はどの教科がありますか?
中・高共通、小・中共通、小・中・高共通、特別支援学校の音楽・美術・保健体育・英語、および小学校全科(英語コース)が対象だ。 一般的な小学校全科や中学校の家庭・技術などは実技試験の対象ではない。 詳細は公式実施要綱を確認してほしい。
Q6. 場面指導は個人面接と別に実施されますか?
東京都の実施要綱に独立した「場面指導試験」はない。 個人面接の質疑応答の中で「こういう場面ではどう対応しますか」という形で問われる場面想定型の質問が出る。 準備としては個人面接対策の一部として場面対応力を養うのが妥当だ。
Q7. 面接票には何を書く欄がありますか?
様式は年度によって変わるため、一次合格通知で公式案内を確認するのが基本だ。 一般的には志望動機・自己PR・教員として大切にしたいこと・これまでの経験(教育実習・ボランティア等)・力を入れて取り組んだことなど、面接官が質疑の起点にできる項目で構成される。
Q8. 一次合格から二次試験まで何日くらいありますか?
令和9年度採用では一次合格発表が2026年8月4日(火)、二次面接が8月15日〜17日のいずれか1日だ。 合格通知から試験まで約11〜13日と短い。 面接票の下書きと個人面接対策に一次試験直後から着手するのが安全だ。
Q9. 論作文は二次試験でも必要ですか?
東京都の論作文(論文)は一次試験で実施される(70分)。 二次試験では論文の実施はない。 二次は個人面接と一部教科の実技試験が中心だ。 一次の論作文対策については東京都の論作文対策ガイドを参照してほしい。
Q10. 論作AIは東京都の二次試験対策に使えますか?
使える。 東京都の二次試験は個人面接と一部実技が中心だが、論作AIは面接票の自己PR・志望動機の文章化や、場面想定問答を文章で整理する練習に活用できる。 「なぜ東京都の教員を志望したか」を400字で書いて添削を受けると、面接票の記入欄も面接本番の言語化も質が上がる。 登録後3回まで無料で試せる(クレジットカード登録不要)。
本記事に含まれる試験日程・選考科目・実施形式は2026年6月19日時点の情報に基づいています。年度によって変更される場合があります。必ず東京都教育委員会の公式ページで最新の実施要項をご確認ください。
千葉県教採の二次対策(個別面接・模擬授業)を元教員視点で解説。千葉県・千葉市合同実施の構造、都市部と房総半島の二面性、頻出質問への答え方まで具体例で網羅。
北海道・札幌市教採の二次試験完全ガイド。個人面接の頻出質問・模擬授業の組み立て方・場面指導の対策法・へき地校・アイヌ文化教育など北海道独自の教育コンテキストまで、元小学校教員が実務的に解説。北海道は論作文を実施しません。
宮崎県教採の二次試験完全ガイド。個人面接の頻出質問・模擬授業の組み立て方・グループワークの立ち回り・宮崎独自の教育コンテキストまで、元小学校教員が実務的に解説。宮崎県は論作文(小論文)を実施していません。
合格に必要なテーマ・自治体・用語を、ハブページからまとめて辿れます。