今日が7月9日(木)で、試験は7月11日(土)。 残り2日だ。
「もう2日しかない」と感じているなら、一度その感覚を整理してほしい。 残り2日でいちばん大事な判断は「何をするか」ではなく「何をしないか」だ。
そして山形県を受ける人に、はっきり確認しておきたいことがある。 1次試験に論作文(作文・小論文)はない。
山形県の1次は教職教養と一般教養を合わせたマークシート70分100点、それだけだ。 「作文をどう書こうか」と考える必要はない。 「小論文の構成を練らないと」という焦りは今日で手放していい。
山形県の作文(論作文・小論文)は二次試験の9月1日(火)〜3日(木)に実施される。 800字・50分という形式で、1次とは完全に別のステージだ。 まず1次を通過しないと、その舞台にたどり着けない。
残り2日を丸ごとマークシート対策に注ぎ込む。 それだけが今やるべきことだ。
全国共通の直前1週間の過ごし方は 教員採用試験 直前1週間の過ごし方 にまとめてある。 本記事は山形県1次の教職教養+一般教養70分という形式に特化した残り2日の対策を書いた。 山形県の作文(論作文・小論文)対策については 山形県 教員採用試験 小論文(作文)対策 を参照してほしい。
まず試験の全体像を数字で押さえ直す。 「なんとなく知っている」状態のまま当日を迎えるのは避けたい。 直前期だからこそ、形式を一度ちゃんと数字で確認する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | マークシート(択一式) |
| 試験時間 | 70分 |
| 配点 | 100点 |
| 問題構成 | 教職教養+一般教養(令和7年度から合算形式) |
| 1問あたりの時間目安 | 問題数非公表のため要確認(目安: 60〜90秒) |
| 論作文(作文・小論文) | 1次では実施なし |
| 2次試験 | 個人面接・実技・作文(9月1日火〜3日木 予定) |
| 作文形式(2次) | 800字以内・50分・全校種共通・配点50点 |
「山形県は論作文がある」という情報が、古い参考書やSNS上に残っている場合がある。 山形県の作文(論作文・小論文)は、1次試験には組み込まれていない。 1次はマークシートのみで完結する。
もし参考書やWeb記事に「山形県 1次 作文」という情報が載っていた場合、その情報は古い可能性がある。 今年の1次試験に論作文・小論文対策の時間を使う必要はない。 残り2日間は択一の精度を上げることに集中する。
なお、山形県の作文(論作文・小論文)は二次試験で実施される。 公式の試験名は「作文」だが、受験生の間では「論作文」「小論文」とも呼ばれる。 1次通過後の対策については、本記事の終盤に布石として書いた。
令和7年度(2026年7月実施)から、山形県1次の筆記は「教職教養」と「一般教養」を合算した70分100点という形式に変わった。 それ以前の形式と混在した情報が参考書やネット上に残っている可能性があるため、受験年度の公式実施要項で最新情報を必ず確認してほしい。
「教職教養と一般教養が一つの試験に合わさった」ということは、時間配分の感覚が従来と変わるということでもある。 70分という試験時間の中で両方を解き切る練習を、今日か明日のうちに一度やっておく必要がある。
70分はマークシート試験として決して余裕のある時間ではない。 教職教養の問題は文章量が多い。 学習指導要領の条文、生徒指導提要の記述、教育基本法の条文を一部変えた選択肢——これらを読んで判断するだけで、一問あたりの体感時間は思ったより速い。
過去問を70分タイマーで通し解きしたことがない人は、今日か明日のうちに必ず1回やっておいてほしい。 「思ったより時間が足りない」という感覚を本番前に経験しておくかどうかで、試験開始直後のペースの安定感が変わる。
迷う問題には印をつけてスキップし、全問に一度答えを入れてから残り時間で「?」の問題に戻る。 この動き方を頭に入れた状態で当日を迎える。
7月9日(木)から試験当日の7月11日(土)まで、1日ごとの動き方を書く。 2日しかないからこそ、1日ごとのフォーカスを明確に決める。 「今日何をするか」が固まっているだけで、焦りの質が変わる。
この日の目的は「現在地を把握して、明日やることを一本に絞ること」だ。
やること(目安: 90〜120分)
点数が悪くてもいい。 今日わかった弱点が、明日の1日分の優先順位を決める唯一の材料になる。
「2日しかないから過去問を飛ばして問題集を読みたい」という気持ちはわかる。 でも直前の今こそ、本番形式で70分を通し切る感覚が意味を持つ。 教職教養と一般教養が合わさった70分という形式を一度でも体で経験してから当日に臨むかどうかは、試験開始直後のペースの安定感に直結する。
絶対にやらないこと
この日の目的は「知っていることを当日に出し切れる状態にすること」だ。
やること(目安: 60分以内)
前日の夜にやることは少ない方がいい。 むしろ「やることを絞る」という判断が、この日いちばん重要な選択だ。 前日に詰め込んだ知識が翌朝の試験で出てくる確率は低い。 「今持っているものを当日に全部出す」という状態を作ることに集中する。
絶対にやらないこと
持ち物リスト
| カテゴリ | 持ち物 |
|---|---|
| 必須 | 受験票(印刷済みまたはダウンロード済み)・HB鉛筆2本以上・消しゴム(シャープペンシルの可否は試験要項で確認) |
| 時間管理 | 腕時計(会場によっては持込不可の場合もある。試験要項で確認) |
| 飲食 | 水(ペットボトル)・軽食(おにぎり1個程度) |
| 体調管理 | 上着(冷房が強い会場が多い)・マスク予備 |
| 移動 | 交通系ICカードまたは現金・会場の地図または印刷 |
受験票は前日夜のうちに場所を確認して、鞄の見える位置に入れておく。 当日の朝に「どこに入れたか」を探す時間は0秒にしたい。
起床から会場到着まで
試験開始の3時間前を目安に起きる。 正確な開始時刻は受験通知で確認して、そこから3時間前を起床時刻に設定する。 脳が完全に覚醒するまで2〜3時間かかるため、会場に着いたときに頭が動いている状態をつくるための逆算だ。
朝食は消化のよいものを量は控えめに。 おにぎり1〜2個、トーストなど。 試験中に胃に血液が集中する状態を避けるため、重いものは食べない。
会場には30分前到着を目標に出発時刻を逆算する。 交通遅延のバッファを取ってもなお余裕が生まれる時間設定にしておく。 土曜日の朝でも会場付近の交通状況は読みにくいので、前日夜に地図アプリで所要時間を確認しておく。
会場での過ごし方
着席してからの過ごし方は自分のタイプで選んでいい。
試験直前に焦って参考書を開き直す行動だけは避けた方がいい。 「あれを確認しなかった」という不安が連鎖して、知っていることまで怪しく感じ始めるからだ。
試験開始直後の動き方
問題が配布されたら、まず全問に目を通す。 「すぐ答えがわかる問題」「たぶんわかる問題」「わからない問題」の3種類に一瞬で仕分ける。
知っている問題から先に埋める。 迷った問題には小さく「?」をつけてスキップし、全問に一度答えを入れてから残り時間で「?」を再検討する。
目標は「知っている問題を確実に落とさない」こと。 難問に時間をかけすぎて取れる問題をミスするのが、択一式でいちばん痛いパターンだ。
2日間で全範囲を確認することはできない。 でも頻出5テーマを確実に取り切るだけで、教職教養で相当な得点が積み上がる。
何を覚えるかより「何を選択肢で見抜けるか」が勝負だ。 この2日間は、5テーマそれぞれの「誤答選択肢の特徴」まで頭に入れることを意識してほしい。
山形の教職教養でこの分野が頻出な理由: 学習指導要領は全国の教採で安定して出題される最大の得点源だ。 山形は「令和7年度から教職教養と一般教養が合算形式になった」という変更があり、教職教養部分の問題密度が以前とは変わっている可能性がある。 その中でも総則・資質能力・主体的対話的な学びは毎年どの自治体でも出る基盤分野だ。
今から見直すべき3ポイント
試験本番でこう問われる
「資質・能力の三つの柱として適切なものはどれか」という形式が基本だ。 選択肢は「知識・技能、思考力・判断力・表現力等、道徳性等」のように、一か所だけ変えてある選択肢が並ぶ。 「言葉をそのまま入れているか変えてあるか」の判別力が問われる設問だ。
山形の教職教養でこの分野が頻出な理由: 2022年の大改訂以降、全国の教採で「四層構造」「発達支持的生徒指導」が安定して出題されている。 山形も例外ではなく、改訂前後のキーワードを混在させた誤答選択肢が出やすい。 山形県の作文(論作文)テーマとも連動しやすい分野で、1次の択一と二次作文の両方の基盤になる。
今から見直すべき3ポイント
試験本番でこう問われる
「生徒指導提要(2022年改訂)の記述として正しいものはどれか」という設問形式が多い。 四層・三層の名称と定義が頭に入っていないと、どの選択肢も「それっぽく」見えてしまう典型的な問題だ。
山形の教職教養でこの分野が頻出な理由: 教育基本法は全国の教採で毎年必ず出る安定した出題源だ。 条文の文言を一部変えた誤答選択肢を見抜く問題は、知識があれば確実に得点できる分野だ。 山形は「つなぐ ~いのち、学び、地域~」という採用テーマを掲げており、教員の使命感を問う第9条との接続がある。
今から見直すべき3ポイント
試験本番でこう問われる
「教育基本法の条文として正しいものはどれか」という直接型と、「次のうち教育基本法の記述に合致するものはどれか」という間接型の両方が出る。 条文番号と内容がセットで入っていることが前提で、番号をずらした選択肢も誤答パターンのひとつだ。
山形の教職教養でこの分野が頻出な理由: いじめ防止対策推進法は2013年施行以降、全国の教採で安定して出題されている。 山形県は不登校・いじめ対応を教育施策の柱として明示しており、法律の知識と山形の教育文脈が重なる分野だ。
今から見直すべき3ポイント
試験本番でこう問われる
「いじめ防止対策推進法の記述として正しいものはどれか」という設問が最も多い。 定義の主観基準に引っ張られて迷う問題や、重大事態の「30日」が「20日」「60日」に変えられているパターンが出やすい。
山形の教職教養でこの分野が頻出な理由: 2021年1月の中教審答申は現行の学校教育政策のほぼすべての根拠になっている。 山形県の第7次教育振興計画にも「個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実」が反映されており、国レベルの施策と山形の教育計画がダイレクトにつながっている分野だ。
今から見直すべき3ポイント
試験本番でこう問われる
「個別最適な学びとは少人数指導の充実を指す」という誤答が選択肢の中に混ざることが多い。 「一人一人の子供を主語にする」という核心フレーズが選択肢にあれば、それは正答候補になる。
全国共通の対策だけでは取れない、山形県ならではの出題と面接に備えるための確認項目だ。
山形県の教育施策の根幹にあるのが、第7次山形県教育振興計画だ。 採用テーマとして「つなぐ ~いのち、学び、地域~」が掲げられており、1次の教育時事枠でも面接でも作文でも、この言葉と方向性が問われる。
「つなぐ」という言葉には3つの次元がある。
いのちをつなぐ 子どもの生命と安全を守ること。 防災教育、いじめ・不登校対応、心のケアがこの文脈に入る。
学びをつなぐ 1人1人の学びが連続してつながっていること。 個別最適な学びとの接続、キャリア教育の文脈がここに入る。
地域をつなぐ 学校と家庭・地域社会がつながること。 山形4地域(置賜・庄内・最上・村山)それぞれの特性を踏まえた学校づくりがここに入る。
択一での出方の想定
「山形県の教育施策が掲げる方向性として正しいものはどれか」という形式での出題が現実的だ。 「つなぐ ~いのち、学び、地域~」というテーマの名称と、3つの「つなぐ」の方向性の対応を頭に入れておく。
作文(論作文・小論文)への接続
「つなぐ」という言葉は、二次の作文テーマとも直結している。 過去の山形の作文テーマ(「山形県の教育目標にある『かかわり』について」「地域との関わりについて」など)は、この計画の方向性と重なる。 1次が終わった後に作文対策を始めるとき、「つなぐ」というキーワードを軸に考えを整理すると、テーマが変わっても軸がぶれない答案ができる。
山形県を代表する教育施策が「教育山形さんさんプラン」だ。 「三(さん)十(じゅう)人学級」を略したもので、全国に先駆けて小中学校の30人学級を実現してきた施策だ。
2001年の導入以来、全国学力テストの正答率向上や不登校の減少など一定の効果が報告されてきた。 近年はさんさんプランをベースにした「教科担任マイスター制度」(専門性の高い教員が複数学級で教科担任を担う)の導入など、施策の深化が図られている。
教職教養での出方の想定
「教育山形さんさんプランの内容として正しいものはどれか」という形式での直接出題は多くないが、「個別最適な学び」「少人数学級」「チームで子どもを育てる」という方向性を問う設問の選択肢に、さんさんプランの内容が絡んでくることがある。
山形県は地理的に4つの地域(村山・最上・置賜・庄内)に分かれており、それぞれに異なる教育的文脈がある。 面接の前提知識として今日のうちに頭に入れておくと、1次が終わった翌日から二次対策にスムーズに移れる。
村山地域(山形市を中心) 県内の人口が集中するが、郊外に行くと農村部が広がる。 山形市内の学校と郊外の小規模校では学校規模が大きく異なる。
最上地域(最上川源流域・豪雪地帯) 全国有数の豪雪地帯で、過疎化・少子化が進む山間部だ。 小規模校・複式学級が残っており、地域コミュニティを学校が支える役割が大きい。
置賜地域(米沢・長井・南陽) 米沢藩の教育遺産(上杉鷹山「なせばなる なさねばならぬ 何事も」)が根付く地域だ。 「地域の力で学校を支える」という文化的土台がある。
庄内地域(鶴岡・酒田・日本海側) 庄内米の産地として知られる農業地帯だ。 地域の農業・自然を探究学習に活かす取り組みが多い。
共通するのは少子化・過疎化に伴う小規模校の存在だ。 「どんな環境でも子どもと向き合えます」という一言で終わる面接の答えは薄く映る。 「小規模校の環境を逆手に取った、教師と子どもの距離の近さを活かした○○ができる」という具体的なイメージを一つ持っておくと、言葉の重さが変わる。
直前に「これって大丈夫?」となる疑問を5問にまとめた。 答えはすべて結論から入る。
Q1. 山形県の1次試験に本当に論作文(作文・小論文)はないのか?
ない。令和7年度(2026年7月11日実施)の山形県1次は、マークシートのみだ。 山形県の作文(公式名称)は二次試験で実施される。 1次試験に論作文・小論文は組み込まれていない。 「山形 1次 作文」という情報が古い参考書に残っている場合があるが、現行制度では1次はマークシートのみだ。 ただし制度は年度ごとに変更される可能性があるため、受験年度の公式実施要項で必ず最終確認をしておくこと。
Q2. 令和7年度から形式が変わったと聞いた。何が変わったのか?
教職教養と一般教養が「合算70分100点」になった。 それ以前は別々に実施されていたが、令和7年度から1つの試験時間にまとめられた。 この変更により、従来の感覚で「教職教養に時間をかけすぎて一般教養が時間切れ」というリスクが出る。 70分の中で両方を解き切る時間感覚を、今日か明日の過去問演習で確認しておくことが特に重要だ。
Q3. 教職教養と一般教養、どちらを優先すべきか?
教職教養を優先する。 一般教養は出題分野が広く、今から全範囲を確認する時間はない。 教職教養は「頻出Top5に絞れば効率よく得点できる」という性質があるため、残り2日間は教職教養の精度を上げることに重心を置く。 一般教養は得意な分野(国語の漢字・語彙など)に絞って30分程度確認する程度でよい。
Q4. 試験当日の時間配分はどう考えればいい?
「教職教養を先に解く」「迷ったら印をつけてスキップ」「最後7〜10分は見直し」の3点が骨格だ。 70分という試験時間の中で教職教養を先に確実に取りに行き、一般教養は残り時間で知っている問題だけ解く。 迷った問題に時間をかけすぎると、確実に取れる問題への時間が削られる。 「迷ったら30秒で見切ってマーク、後で戻る」という動き方を今日のうちに頭に入れておく。
Q5. 1次が終わったら、すぐ二次の作文(論作文・小論文)対策を始めるべきか?
1次の翌日(7/12日曜日)から始めるくらいがちょうどいい。 山形県の二次試験は9月1日(火)〜3日(木)の予定で、1次(7/11)から二次まで約7週間ある。 「1次の結果が出てから考える」という発想は、二次対策に使える時間を根本的に削る。 作文800字・50分という形式は練習量なしには対応しきれない。 7/12から週に1〜2本、実際に手を動かして書く練習を積んでおくことが、二次での安定に直結する。 論作AIでは作文(論作文・小論文)の添削練習ができるため、書いてフィードバックを受けるサイクルを二次対策の最初の一歩として使ってみてほしい。
試験が終わったその日の午後、どう過ごすかで二次対策のスタートが決まる。
「よかった」でも「よくなかった」でも、まず昼食を食べてから自己採点する。 試験会場を出た直後に選択肢の答え合わせを始めると、「あれ、合ってたかも」「やっぱり違うかも」という不確かな情報でメンタルが揺れる。 夕方か夜に一度、落ち着いた状態で確認する。
翌日(7/12・日曜日)から動き始める。
山形県の二次試験は9月1日(火)〜3日(木)の予定だ。 1次から二次まで約7週間ある。 「結果が出てから考える」という発想は、7週間の使い方を根本から変えてしまう。
山形県の二次で待っているのは、**個人面接・実技・作文(800字・50分)**だ。
作文(論作文・小論文)のテーマは「教員の在り方・価値観を問う形式」が多い山形独自の特徴がある。 「これからの社会を生きていく子どもたちに掛けたい言葉とは」「教師として成長するために必要なことは」——こういった問いは、事前に自分の言葉を整理しておかないと50分・800字という制約の中で書き切れない。
1次が終わった7/12から、まず「自分が山形の子どもたちに何を伝えたいか」を紙に書いてみるだけでいい。 その一枚が、二次作文の骨格になる。
論作AIでは作文(論作文・小論文)の添削ができる機能がある。 書いて・フィードバックをもらう・直す、というサイクルが、50分・800字という制約に対応する力を育てる。 7/12以降に試してみてほしい。
山形県の二次試験の全体像と作文(論作文・小論文)対策の詳細は以下の記事にまとめてある。 1次通過後の対策の出発点として使ってほしい。
残り2日でできることは正直に言うと多くない。 でも、できることが確実にある。
この2日間の正しい目標は「新しく覚える」ではなく「知っていることを落とさない状態にする」だ。
山形県を受ける受験生には、今すぐ確認しておくべきことがある。 1次に論作文はない。 残り2日を丸ごとマークシート対策に使える。
今この瞬間に「作文どうしよう」という焦りがあるなら、それは今日で手放していい。 作文の舞台は9月1日(火)だ。 まず7月11日(土)の1次を通過することが、そこへたどり着くための唯一のルートだ。
私が現場にいたころの感覚でいうと、直前の2日間に「あれもこれも」と手を広げようとする受験生は、どれも中途半端な状態で当日を迎えることが多かった。 逆に「今日はこの分野だけ」と腹を決めて動いた受験生の方が、試験当日に落ち着いていた。 2日間という制約は、絞る理由になる。
7/9(今日)は現在地を測る。 過去問を70分タイマーで解いて、どこが弱いかを確認する。
7/10(明日)は仕上げと準備だけ。 繰り返し間違えた問題だけ確認して、持ち物を揃えて、22時に布団に入る。
最後に一言だけ、当日の話をする。
試験開始前、着席してから問題が配布されるまでの数分間がある。 そのとき、参考書を開き直したり、スマートフォンで最後の確認をしようとする気持ちが出てきても、一度手を止めてほしい。 両手を机の上に置いて、ゆっくり3回深呼吸する。 「知っていることは全部頭の中に入っている。あとは出すだけ」と、静かに確認する。 それだけでいい。
山形の子どもたちの前に立つ日のための、残り2日だ。
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