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ジグソー法(協調学習)とは|アロンソン・知識構成型ジグソー法を教採で整理

ジグソー法(協調学習)とは|アロンソン・知識構成型ジグソー法を教採で整理

「アクティブ・ラーニング」「協調学習」という言葉は最近よく聞くが、具体的な手法として「ジグソー法」の名前が出てくると「どんな方法?」となる受験生が多い。

教採では「ジグソー法を考案したのは誰か」「ジグソー法の手順はどれか」という問いが出てくる。 パズルのジグソーパズルをイメージすると、仕組みが頭に入りやすい。


ジグソー法とは

各メンバーが異なるパーツ(情報・知識)を担当し、それを持ち寄って全体像を完成させる——ジグソーパズルの仕組みに似た協同学習の手法。

考案者:エリオット・アロンソン(Elliot Aronson)。アメリカの社会心理学者。 考案時期:1970年代。人種統合が進むアメリカの学校で、異なる人種の子どもたちが協力して学べる環境をつくるために開発された。


ジグソー法の基本的な流れ

ジグソー法は、大きく「エキスパート活動」と「ジグソー活動」の2段階で進む。

ステップ1:ホームグループの編成

複数のグループ(ホームグループ)を作る。 各グループのメンバーに、異なる内容(課題A・課題B・課題C…)を割り当てる。

ステップ2:エキスパート活動

同じ課題を担当したメンバーが集まり「エキスパートグループ」を作る。 エキスパートグループで担当内容を深く学び、「その課題のエキスパート(専門家)」になる。

ステップ3:ジグソー活動(ホームグループに戻る)

エキスパートになった各メンバーがホームグループに戻り、それぞれの担当内容を教え合う。 各メンバーが持ち帰ったピースを合わせることで、グループ全体として全体像が完成する。


ジグソー法のポイント:相互依存の構造

ジグソー法の核心は「相互依存の構造」にある。

自分が担当した内容を理解していないと、グループ全体が困る。 だから全員が「自分のパーツをしっかり学ぶ」動機を持てる。 また、他のメンバーの話をしっかり聞かないと全体がわからないため、聞く動機も自然に生まれる。


知識構成型ジグソー法

日本では、東京大学CoREFの三宅なほみ氏が考案した「知識構成型ジグソー法」が「協調学習」のメソッドとして広まっている。

オリジナルのジグソー法(アロンソン)が「子ども同士の関わりを促す」ことを主目的としたのに対し、知識構成型ジグソー法は「関わり合いを通じて一人ひとりが深く学ぶ」ことを主目的としている。

アロンソンのジグソー法知識構成型ジグソー法
考案者エリオット・アロンソン三宅なほみ(東京大学CoREF)
主な目的人種統合・協力関係の促進対話を通じた深い知識構成
日本での普及協同学習の基礎としてアクティブ・ラーニングのメソッドとして

教採での出題ポイント3つ

1. ジグソー法を考案したのは「アロンソン」

「ジグソー法はどこの国のどのような研究者が考案したか」→「1970年代のアメリカ、社会心理学者エリオット・アロンソン」。 提唱者の名前はほぼ確実に問われる。

2. エキスパート活動→ジグソー活動の2段階

手順の理解を問う問題では「エキスパートグループで学んでからホームグループで教え合う」という流れを押さえる。

3. 協同学習・協調学習・アクティブ・ラーニングとの関連

ジグソー法は協同学習(Cooperative Learning)を促すための手法の一つ。 「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)の実践手法として位置づけられる。


自治体別の力点

東京都

東京都は「主体的・対話的で深い学び」との関連でジグソー法を問う問題が出ることがある。 「ジグソー法がどのような学習の実現に貢献するか」という論述にも対応できるよう準備する。

大阪府

大阪府は協同学習の手法としてジグソー法の仕組みを問う知識問題が見られる。 エキスパート活動とジグソー活動の順序・意味を確認しておく。

京都府

京都府は知識構成型ジグソー法と通常のジグソー法の違いを問う問題が出ることがある。


学習法アドバイス(元教員より)

ジグソー法は「みんなで協力して学ぶ」という点で、道徳的な価値観と教科の学習を両立できる手法として現場でも注目されている。

ただし準備が大変なのも事実で、「エキスパート活動で何をどのレベルで学ばせるか」の設計が授業の質を左右する。

受験勉強では「アロンソン」という提唱者と「エキスパート→ジグソー」という2段階の流れを軸に覚えるのが効率的。 「なぜパズルに例えるのか」——各メンバーが異なるピースを担当し、それを組み合わせることで全体像が見える——という比喩で記憶に定着させてほしい。

学習の優先順位:

  1. 考案者は「エリオット・アロンソン(1970年代・アメリカ)」と覚える
  2. エキスパート活動(専門化)→ジグソー活動(持ち帰り・教え合い)の流れを確認
  3. 「相互依存の構造」という特徴を押さえる
  4. 知識構成型ジグソー法(三宅なほみ)との違いを確認

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