山梨県の二次試験まで、残り約48日(第一回目 8/1)〜57日(第二回目 8/8-10)。 この記事を書いているのは、論作AI制作チームの元小学校教員だ。
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まず一点、表記について触れておきたい。 山梨県の公式実施要項では「小論文」という表記が使われているが、 受験者のあいだでは「論作文」と呼ぶ人が多く、 過去問書籍のタイトルにも『山梨県の論作文・面接過去問』と入っている。 本記事は読者の検索行動に合わせて**「論作文」を主表記**としつつ、 SEOの両取りのために「小論文」も併記していく。 公式の呼び方と記事の主表記が違う理由がそこにある。
そして、山梨県の二次試験には他県にはない特徴がいくつかある。 なかでも「集団討議の冒頭に模擬的授業が組み込まれている」という構造は、 全国の自治体を見回しても珍しいものだ。 この記事では日程・推定配点・各検査の対策を一本にまとめた。 二次試験の全体像をつかんでから、各セクションの対策に入ってほしい。
山梨県の二次試験は、多くの自治体が1〜2日で完結するのとは違い、 2回に分割して実施される。
〔第一回目〕と〔第二回目〕は約1〜2週間あいだが空く構造で、 受験者はその間に面接・集団討議の準備を続けながら待つことになる。 この間隔が意外と心理的な負担になるため、 スケジュールを最初に把握しておくことが重要だ。
〔第一回目〕令和8年8月1日(土)
〔第二回目〕令和8年8月8日(土)〜10日(月) のうち指定日
会場が2か所に分かれていることも特徴だ。 第一回目の笛吹市と第二回目の甲府市は距離があるため、 特に県外受験者は宿泊地・移動ルートを事前に調べておいてほしい。
なお、公式実施要項では自家用車での来場禁止が明記されており、 電車・バスでのアクセス確認が必須だ。 検査中のスマートフォン・スマートウォッチ等の電子機器使用も禁止されている。
出典: 山梨県教育委員会「令和9年度教員採用検査案内(第3次)」 https://www.pref.yamanashi.jp/documents/3645/r9_saiyo_kensa_annnai3.pdf
二次試験の検査項目を整理すると、次のようになる。
| 回 | 日程 | 会場 | 検査項目 | 対象 |
|---|---|---|---|---|
| 第一回目 | 8月1日(土) | 山梨県総合教育センター(笛吹市) | 適性検査 | 全校種 |
| 第一回目 | 8月1日(土) | 同上 | 小論文(論作文) | 全校種 |
| 第一回目 | 8月1日(土) | 同上 | 実技検査 | 英語のみ(中学・高校・特支中高) |
| 第二回目 | 8月8〜10日(指定日) | 山梨県立中央高等学校(甲府市) | 個人面接 | 全校種 |
| 第二回目 | 8月8〜10日(指定日) | 同上 | 集団討議(模擬的授業含む) | 全校種 |
適性検査は採点対象外で、教員としての適性を測る性格検査的な位置づけと考えていい。 合否に直接影響するのは**小論文・個人面接・集団討議(および英語実技)**だ。
第二回目の8/8〜10については、受験者全員が同日に受検するわけではなく、 受検番号等によって指定された1日に出向く形をとる。 自分の指定日は一次結果通知とあわせて確認することになる。
持参物については、 第一回目に自己紹介書、第二回目に**返信用封筒(第一次同様)**が必要だ。 準備を忘れると受付でトラブルになるため、早めに用意しておきたい。
山梨県の公式実施要項には、配点・字数・時間の記載がない。 以下の表は、過去の出題傾向・協同出版『2027年度版 山梨県の論作文・面接過去問』等の 複数情報源にもとづく推定値であり、 令和9年度実施要項では明示されていない点をご承知おきいただきたい。
全校種(英語以外)の推定配点
| 検査項目 | 時間(過去傾向) | 字数・形式(過去傾向) | 推定配点 |
|---|---|---|---|
| 小論文(論作文) | 50分 | 800字以内・課題文型 | 100点 |
| 個人面接 | 約20分 | — | 160点 |
| 集団討議(模擬的授業含む) | 60〜85分 | 4〜6人グループ | 100点 |
| 合計 | 360点 |
英語受検者(中学校・高等学校・特別支援学校中高部)の推定配点
| 検査項目 | 推定配点 |
|---|---|
| 小論文(論作文) | 100点 |
| 個人面接 | 160点 |
| 集団討議(模擬的授業含む) | 100点 |
| 実技検査(英語) | 100点 |
| 合計 | 460点 |
※上記は推定配点(公式実施要項では明示なし、過去問書籍・複数情報源による)。 実際の配点は変更される場合がある。
この推定配点で注目すべき点が一つある。 面接系(個人面接160点+集団討議100点)の合計は推定260点で、 全体360点のうち約72%を占める。 小論文はもちろん大切だが、二次突破の鍵は面接・集団討議にあるという構造だ。
全体のスケジュールを把握しておくと、逆算して準備できる。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 令和8年7月下旬 | 一次試験結果通知発送(通過者受検番号をHPにも掲載) |
| 令和8年8月1日(土) | 二次試験 第一回目(笛吹市) — 適性検査・小論文・英語実技 |
| 令和8年8月8〜10日(指定日) | 二次試験 第二回目(甲府市) — 個人面接・集団討議(模擬的授業含む) |
| 令和8年9月下旬 | 二次試験結果通知発送 |
| 令和8年10月1日(木) | 通知不着の場合の照会期限 |
一次結果通知が届くのは7月下旬とされているが、 HP掲載を先に確認できる場合もある。 一次通過を確認したら、気持ちを切り替えてすぐ二次対策に入ることが大事だ。
現時点(2026年6月中旬)で一次試験の対策をしている受験者は、 並行して二次試験の概要だけでも頭に入れておくと、 一次が終わってから慌てずに済む。 一次の教職教養対策については 山梨県 教職教養・一次対策 を参照してほしい。
ここが本記事でいちばん強調したい点だ。
山梨県の集団討議は、**「模擬的授業を含む」**と公式実施要項に明記されている。 この「模擬的授業を含む」という記述が意味することは大きい。
一般的な集団討議は、あるテーマについて受検者同士が話し合い、 協調性・論理性・リーダーシップを評価するものだ。 しかし山梨県の場合は、討議の冒頭に模擬的授業が組み込まれている。
過去問書籍・複数情報源による傾向では、次のような流れで実施されてきた(推定)。
全国の自治体を見渡しても、集団討議の中に模擬授業を組み込んでいる県は多くない。 秋田県・山形県なども二次試験が複数日にわたる形をとるが、 集団討議と模擬授業を一体化させている構造は山梨固有の特色だといっていい。
この構造が受験者にとって何を意味するかというと、 「集団討議の練習」と「模擬授業の練習」を別々に積んでいるだけでは足りない、 ということだ。 限られた準備時間で構想をまとめ、実演し、そのまま討議に切り替えるという 一連の流れを体に染み込ませる練習が必要になる。
対策の組み立て方については Section 4 で詳しく扱うが、 まずここで「山梨の集団討議は普通の集団討議と違う」という認識を持っておいてほしい。
加えて、山梨県が令和7年度に策定した第3次山梨県教育振興基本計画も押さえておきたい。 この計画には山梨県が育てたい教師像・教育の方向性が明記されており、 個人面接や集団討議の場で「山梨の教育が目指しているもの」を語る土台になる。 面接で「山梨の教育について」「これからの教員に必要なこと」を聞かれたとき、 この計画を踏まえた言葉を使えるかどうかが、 他の受験者との差になりやすい。
論作文(小論文)の対策については、 山梨県 小論文(論作文)対策 詳細版 にもまとめているので、 Section 2 と併用して読んでもらえれば理解が深まるはずだ。
二次試験の全体像をつかんだところで、次は各検査の具体的な対策に入っていく。 まずは第一回目(8/1)で実施される小論文(論作文)から見ていこう。
山梨県の二次試験 第一回目(8/1)で実施される小論文、 受験者のあいだでは「論作文」と呼ばれているこの試験について、 まず基本情報を整理しておく。
公式実施要項には字数・時間・配点の記載がない。 以下は過去の出題傾向および協同出版『2027年度版 山梨県の論作文・面接過去問』等の 複数情報源による推定値であり、令和9年度実施要項では明示されていない点をご承知おきいただきたい。
| 項目 | 過去傾向(推定) |
|---|---|
| 字数 | 800字以内 |
| 試験時間 | 50分 |
| 形式 | 課題文型(課題文を読んで論述) |
| 推定配点 | 100点 |
「800字50分」という条件は、他の自治体の論作文と比べてゆとりがある方ではない。 1分あたり16字ペースで書き続けないと時間内に収まらない計算だ。 構成を事前に頭に入れておかないと、課題文を読んで考え込んでいるうちに 残り時間が削られていく展開になりやすい。
論作文(小論文)の書き方全般については 論作文の書き方 完全ガイド にまとめているので、 「そもそも論作文とは何か」から確認したい人はそちらを先に読んでほしい。 このSectionでは山梨県固有の傾向と対策に絞って話を進める。
論作AI制作チームの元小学校教員が過去問書籍をもとに傾向を確認したところ、 山梨県の小論文(論作文)では次のようなテーマカテゴリが繰り返し出題されてきた。 (以下は過去の傾向の一般化であり、令和9年度の出題を保証するものではない。)
よく出るテーマカテゴリ(過去傾向)
| カテゴリ | 具体的なテーマ例 |
|---|---|
| 児童生徒の主体性・自己肯定感 | 学ぶ意欲の育て方、自己肯定感を高める指導 |
| 特別支援・インクルーシブ教育 | 通常学級での特別支援、合理的配慮の実践 |
| ICT・デジタル教育 | 1人1台端末の活用、情報モラル指導 |
| 道徳教育・人権教育 | 「特別の教科 道徳」の実践、多様性の尊重 |
| 地域連携・コミュニティスクール | 保護者・地域との協働、CS導入校での実践 |
| 教員の役割・教師像 | なぜ教員を目指すか、理想の教師像 |
課題文型の試験では、これらのテーマに関する文章(識者の論稿・白書の一節など)が 課題文として提示され、受験者がそれを踏まえて自分の考えを述べる形が基本だ。
出題されるテーマ自体は「今の教育課題」と直結しているため、 文部科学省の答申・山梨県の教育振興基本計画・日頃のニュースに ある程度アンテナを張っておくことが下地になる。
特に山梨県固有の文脈として押さえておきたいのが、 **第3次山梨県教育振興基本計画(令和7年度策定)**だ。 この計画では「主体的に学ぶ子供の育成」「教師の資質・能力の向上」「地域とともにある学校づくり」 などが柱として掲げられている。 課題文のテーマがこれらの方向性と連動していることは多く、 計画のキーワードを知っていると論旨を組み立てやすい。
論作AI制作チームの元小学校教員が受験生に繰り返し伝えてきたことの一つが、 **「構成は試験会場で考えるな」**ということだ。
50分のうち課題文を読む時間が5〜8分、構成を決める時間が3〜5分、 実際に書く時間が35分前後、見直しに2〜3分—— このペース配分だと「構成を試験中にゼロから考える」余裕はほとんどない。 持ち込める構成テンプレを2パターン頭に入れておいて、 課題文の内容に合う方を選ぶだけにする、というのが現実的な戦略だ。
パターンA: 序論100字 → 本論500字 → 結論200字
課題文で提示された問題に対し、 序論で「自分はこう考える」という立場を示す(100字)。 本論で理由・根拠・具体的な実践イメージを書く(500字)。 結論で「山梨の教育で自分がどう実践するか」という決意で締める(200字)。
このパターンは「主張が先に来る」ので採点者に立場が伝わりやすい。 課題文への賛否が明確に出せるテーマに向いている。
パターンB: 序論150字 → 本論550字 → 結論100字
序論で課題文の要旨を短くまとめてから問いを立てる(150字)。 本論で問いへの答えと実践的な根拠を展開する(550字)。 結論は短く締める(100字)。
このパターンは課題文の内容を丁寧に受け止めてから論を展開するため、 「課題文をちゃんと読んでいる」という印象を与えやすい。 テーマが複雑で、まず整理が必要な場合に使いやすい。
どちらのパターンでも、本論に教員としての具体的なエピソード・実践イメージを入れる ことが採点上の差になりやすい。 「自己肯定感が大切だと思います」だけでは薄い。 「朝のサークル活動で子供一人ひとりが発言できる場を設け…」という具合に、 どんな場面でどう動くかまで書ける方が評価されやすい傾向がある。
課題文が配布されてから答案用紙に向かうまでの動き方も、 練習しておかないと本番で崩れやすいポイントだ。
推奨タイムスケジュール(50分)
| 時間 | 作業 |
|---|---|
| 0〜5分 | 課題文を通読し、筆者の主張と問いを把握する |
| 5〜8分 | 課題文から「自分が応答すべき論点」を1〜2点に絞る |
| 8〜12分 | 構成メモ(序論・本論・結論の骨格を箇条書きで)を作る |
| 12〜46分 | 本文を書く(1分16〜17字ペース) |
| 46〜50分 | 見直し・脱字チェック・字数確認 |
課題文の読み方で失敗しやすいのが「全部に反応しようとすること」だ。 課題文は長文の場合もあるが、論じるべき論点は1〜2点に絞った方が800字の密度が上がる。 広く浅く触れようとすると、すべての論点が中途半端なまま字数だけ埋まる答案になる。
もう一つよくある失敗は「課題文の要約で字数を使い切ること」だ。 序論で課題文の内容をていねいにまとめすぎると、本論に使える字数が削られる。 採点者は課題文を読んでいるので、要約は最低限でいい。 「課題文を受けて、自分はこう考える」という方向に早く転換することが大事だ。
全国共通の論作文の書き方はどの自治体でも通用するが、 山梨県の採点者の目に留まりやすい答案にするためには、 山梨固有の文脈をどこかに組み込めるかどうかが一つの分岐点になる。
論作AI制作チームの元小学校教員の観点から、特に使いやすい要素を3点挙げておく。
① 第3次山梨県教育振興基本計画のキーワード
令和7年度に策定された「第3次山梨県教育振興基本計画」は、 山梨県が今後の教育で重視する方向性を示した文書だ。 「主体的に学ぶ子供の育成」「変化に対応できる教師」「地域とともにある学校」 といったキーワードが含まれており、 論作文の本論で「山梨県の教育方針とも重なるが、私は…」と一言添えるだけでも、 山梨の教育を意識した答案という印象が生まれる。
② やまなし教師塾・育成段階別研修への言及
山梨県は教師の成長を育成段階別に支援する研修体制を整えており、 「やまなし教師塾」を中心に先輩教師との繋がりを重視した仕組みがある。 「採用後も学び続ける教員でありたい」という趣旨の結論部分に 「山梨県の研修体制のもとで」という一節を入れると、 県の仕組みを把握していることが伝わりやすい。
③ 中山間地域・複式学級への意識
山梨県は甲府盆地の中心部と、 少子化・過疎化が進む中山間地域の両方を抱える自治体だ。 特に教育格差・地域連携・複式学級をテーマにした課題文が出た場合には、 山梨特有の地域事情に触れた論述が説得力を持つことがある。 「地域の実情に応じた教育実践」という文脈で使いやすい要素だ。
これらの要素を無理やり詰め込む必要はない。 課題文のテーマと自然につながる場面で1〜2点使えれば十分だ。 答案全体を「山梨の教育を知っている受験者が書いた文章」に見せることが目的であって、 キーワードを列挙することが目的ではない。
小論文(論作文)の対策をここまで読んで、 「自分の答案がどのレベルにあるか確かめたい」という人には、 論作AI の自治体別添削を使ってもらえれば、 山梨県の傾向を踏まえたフィードバックを得ることができる。 書いてみて、直して、また書く——その繰り返しが50分の精度を上げる近道だ。
第一回目(8/1)の小論文をクリアしたら、次は第二回目(8/8-10)の個人面接だ。 Section 3 では約20分の個人面接で問われる内容と、 第3次山梨県教育振興基本計画との具体的な紐づけ方を見ていく。
第二回目(8/8-10)の検査としてまず実施されるのが個人面接だ。 公式実施要項には時間・配点の記載がないが、 過去の出題傾向および協同出版『2027年度版 山梨県の論作文・面接過去問』等の 複数情報源による推定では、以下のとおりだ。
| 項目 | 過去傾向(推定) |
|---|---|
| 時間 | 約20分 |
| 推定配点 | 160点 |
| 面接官 | 複数(過去傾向) |
| 形式 | 個人面接(1対複数) |
※上記はすべて推定値。令和9年度実施要項では明示されていない。
推定160点という数字は、二次試験全体の推定360点のうち約44%を占める。 小論文(推定100点)をはるかに超える比重だ。 言い換えると、個人面接の出来が二次試験の結果を大きく左右する構造になっている。
約20分という時間は長いようで、受け答えを重ねているとあっという間に過ぎる。 「準備していた答えを読み上げる」練習ではなく、 面接官の問いに応答する練習を積んでおくことが重要だ。 想定問答集を作ることは有効だが、それを暗記して当日に再生する形だと 面接官に「準備した答えを言っている」という印象を与えやすい。
論作AI制作チームの元小学校教員が過去問書籍をもとに整理したところ、 山梨県の個人面接では次の7つの観点から質問が来る傾向がある。 (令和9年度の質問内容を保証するものではない。過去傾向による整理だ。)
① 志望理由
「なぜ山梨県を志望したか」「なぜ教員を目指したか」は、 ほぼすべての自治体の面接で問われる定番だ。 山梨県の場合は「なぜ山梨県で教員になりたいのか」という 県固有の志望動機まで掘り下げられることが多い。 「山梨の教育に共感した点」「山梨の子供たちのために何をしたいか」という角度で 答えを組み立てておく必要がある。
② 教育観・教師像
「どんな教師になりたいか」「子供にとって良い教師とはどういう教師か」といった、 自分の教育観を問う質問だ。 抽象論だけで答えると「言葉はきれいだが中身が薄い」と見られやすい。 「こういう場面でこう動く」という具体的なイメージを持って答えることが大切だ。
③ 児童生徒理解
「学級の中に不登校傾向の子がいたらどう対応するか」 「授業中に問題行動を起こす子への対応は」 といった、子供理解・生徒指導に関する状況対応問題が出やすい。 事前に「場面想定 × 自分の行動」の組み合わせを複数用意しておくと対応しやすい。
④ 保護者対応
「保護者からクレームを受けたらどうするか」 「保護者と連絡を取る上で気をつけることは」 といった保護者対応関連の問いも頻出だ。 実務経験がない受験者でも、「まず話を聞く姿勢」「一人で抱え込まず組織で対応する」 という方向性を明確に答えられるようにしておきたい。
⑤ 同僚・チーム連携
「若手教員として先輩・管理職とどう関わるか」 「チームで問題を解決した経験はあるか」 といった連携・コミュニケーション能力を問う質問も出てくる。 学生時代や社会人経験からエピソードを一本持っておくと、 答えに具体性が出やすい。
⑥ 社会人としての姿勢・ストレス耐性
「教員として厳しい状況に直面したときどう乗り越えるか」 「自分の弱みとその改善策は」 といった、自己認識・メンタルマネジメントに関する問いも出てくることがある。 「完璧な人間像」を演じようとすると不自然になりやすい。 自分の課題を認識した上で「こう改善している」と答える方が信頼感を持たれる。
⑦ 山梨県の教育理解
「山梨県の教育方針について知っていることは」 「第3次山梨県教育振興基本計画を読んだか」 といった、山梨の教育施策に関する直接の問いが来ることもある。 この観点は、他の自治体と山梨を併願している受験者が差をつけられやすい部分だ。 計画の名称・主要な柱・自分がどう実践したいかをセットで語れるようにしておきたい。
個人面接で山梨固有の言葉を使えるかどうかは、 第3次山梨県教育振興基本計画をどこまで自分のものにしているかにかかっている。
論作AI制作チームの元小学校教員が実際に読んで整理したキーワードを挙げておく。 計画の細部は県教育委員会のホームページから確認してほしいが、 面接で応用しやすいエッセンスは次のあたりだ。
計画から拾えるキーワード(面接での使いやすさ順)
| キーワード | 面接での使い方のヒント |
|---|---|
| 主体的に学ぶ子供の育成 | 「山梨県が目指す子供像に共感して、自分は授業でこう実践したい」 |
| 教師の資質・能力の継続的向上 | 「採用後も学び続けるために、やまなし教師塾の仕組みを活用したい」 |
| 地域とともにある学校づくり | 「保護者・地域の方と連携した教育活動を大切にしたい」 |
| 特別支援・インクルーシブ教育 | 「すべての子供が参加できる授業づくりを実践の核に置きたい」 |
| ICT・デジタル活用 | 「1人1台端末を活かした学習環境の整備に貢献したい」 |
これらのキーワードを使う際に気をつけたいのは、 「キーワードを言う」ことが目的になってしまうことだ。 「主体的に学ぶ子供を育成したいと思います」という答えより、 「授業の中で子供自身が問いを立てられる場面を意図的につくることで、 主体的に学ぶ姿勢を育てたいと考えています。 山梨県が計画の中で目指している子供像とも重なります」という答えの方が、 計画を理解した上で語っている印象を与えられる。
計画の言葉と自分の実践イメージをつなぐ一文を用意しておくことが、 山梨県の面接では特に効いてくる。
面接対策で各自治体の「固有の文脈」を知っておくことは、 どの都道府県でも有効だ。 山梨県の場合、特に使いやすい固有ネタを3点まとめておく。
① やまなし教師塾
山梨県独自の教員研修の仕組みで、 採用後の若手教員が先輩教師とつながりながら成長できる体制を整えている。 「採用されたら、やまなし教師塾を通じて先輩教師から学びながら成長したい」という 言い方は、山梨を深く調べてきた受験者であることを示せる。
② 育成段階別研修
山梨県は教員の成長段階に応じたキャリア別の研修体制を整えている。 「初任者の時期から計画的に研修を受け、専門性を積み上げたい」という文脈で使える。 「教員になったら何をしたいか」という問いへの答えに組み込みやすいネタだ。
③ 中山間地域・複式学級への配慮
山梨県は甲府盆地とその周辺の中山間地域という、 教育環境が大きく異なる地域を抱えている。 複式学級が存在する学校や、少子化が進む学校での実践は、 大都市中心の教員養成では経験しにくい経験になる。 「どんな環境の学校でも力を発揮したい」という答えにこれを絡めると、 山梨の現場を意識していることが伝わる。
秋田県や山形県など他の二次試験と形式面で比較したい人は、 秋田県 二次試験対策 や 山形県 二次試験対策 も参考にしてみてほしい。 各自治体の面接で何が問われるかを比較することで、 山梨固有の特徴がより鮮明に見えてくる。
個人面接の準備と並行して、論作文(小論文)の実力を定期的に確かめたい受験者には、 論作AI の自治体別添削・面接対策機能を活用してほしい。 論作文と面接は切り離して練習されがちだが、 「書いて伝える力」と「話して伝える力」は根っこが同じだ。 自分の考えを論理的に組み立てる習慣を論作文で鍛えておくことが、 面接でも言語化しやすい土台になる。
第二回目のもう一つの検査が、山梨県二次試験の中でもっとも特徴的な **集団討議(模擬的授業を含む)**だ。
公式実施要項には配点・時間・人数の記載がないが、 過去の出題傾向・複数情報源による推定は次のとおりだ。
| 項目 | 過去傾向(推定) |
|---|---|
| グループ人数 | 4〜6人 |
| 試験時間 | 60〜85分 |
| 推定配点 | 100点 |
| 形式 | 模擬的授業(構想5分+実演5分程度) → 集団討議 |
※上記はすべて推定値。令和9年度実施要項では明示されていない。
ここで強調しておきたいのは、 公式実施要項の表記が**「集団討議(模擬的授業を含む)」**になっているという事実だ。 「集団討議のおまけとして模擬授業がある」という位置づけではなく、 模擬的授業を組み込んだ一体型の試験として設計されている。 受検者は集団討議に入る前に、全員が一度「授業者」として評価される。
この構造を正確に理解せずに「集団討議の対策をしておけばいい」と考えて 準備を進めてしまうのが、山梨県の受験者にありがちなミスだ。
なぜ山梨県だけがこの複合形式を採用しているのか。 公式に説明されているわけではないが、 論作AI制作チームの元小学校教員の視点でその意図を考えると、 一つの論理が見えてくる。
通常の集団討議で評価できることは「協働性・論理性・コミュニケーション力」だ。 しかし教員という仕事の核心は「授業をすること」にある。 議論は上手でも授業が成立しない教員、 という状況はまさに現場が避けたいパターンだ。
模擬的授業を集団討議の冒頭に組み込むことで、 「授業力(子供にわかりやすく伝える力・授業の組み立て方)」と 「協働力(他者の意見を聞きながら議論を深める力)」の 両方を一度の試験時間で評価できる。
しかも、自分が授業を終えたあとすぐ討議に参加するという流れは、 教員の日常的な感覚に近い。 授業が終わったら職員室で同僚と話し合い、 次の授業や学級運営の方針を一緒に考える—— その流れを試験の場に凝縮した構造だといえる。
「なぜこの形式なのか」を理解した上で練習する受験者と、 「そういう形式らしい」と聞いた受験者とでは、 本番での立ち振る舞いに差が出やすい。
集団討議の最大の難所は、 冒頭の**模擬的授業(構想5分+実演5分程度)**だと考えていい。
過去傾向による推定では、次のような流れで進む。
5分の構想→5分の実演という条件の厳しさは、一度でも練習してみるとよくわかる。 5分は短い。 通常の授業準備とは違い、 提示されたテーマに対して「導入→展開→まとめ」の流れを瞬時に組み立て、 それを5分以内で他の受検者(および面接官)に向けて実演しなければならない。
構想5分で考えること
構想時間に全部考えようとすると時間が足りなくなる。 事前に「模擬授業の骨格テンプレ」を自分の中に持っておき、 それをテーマに合わせて「埋める」作業に絞るのが現実的な戦略だ。
骨格テンプレの例:
この骨格に「今日のテーマ」を当てはめて、 各パートで何を言うかを構想時間に書き出す。 全部書こうとすると時間がなくなるので、見出しと一言ずつだけメモするのがコツだ。
実演5分で意識すること
実演では「子供役がいる教室」を意識した話し方ができるかどうかが評価に関わる。 面接官・他の受検者に向かって「今日は〇〇について学びましょう」と語りかける口調は、 採点者に「授業の雰囲気を作れる人」という印象を与えやすい。
声のトーン・速さ・問いかけの言葉遣いは、 事前に練習しておかないと本番でぎこちなくなる。 一人で練習する場合でも、声に出して「子供に語りかける口調」で話す練習を 繰り返しておくことが有効だ。
テーマ例として過去傾向で出やすいカテゴリを参考に挙げると、 「道徳的価値に関する場面」「児童生徒の問題行動への対応」 「ICT活用を取り入れた学習場面」「学級活動・特別活動場面」 といったものが想定される。 (あくまで過去傾向の傾向把握であり、令和9年度の出題を保証するものではない。)
山梨の複合形式という構造の特殊さを踏まえると、 模擬授業パートに慣れておくことが二次対策の中核をなす。 実演練習は繰り返すほど精度が上がるため、 「1回やって満足」ではなく、 複数回・複数テーマで慣らしておくことが大事だ。
全員の模擬的授業実演が終わると、グループとしての討議パートに移行する。 ここからは「個人が授業を見せる時間」から「全員で問いを深める時間」へと、 場の性質が切り替わる。 この切り替えに乗れるかどうかが、討議パートの第一の関門だ。
過去傾向を踏まえると、討議パートは概ね次の3段階で進む。
冒頭発言のフェーズ
討議テーマ(または模擬授業に紐づいたテーマ)に対し、 各受検者が一言ずつ自分の見解を述べるところから始まる場合が多い。 ここでの「冒頭発言」は長くなりすぎないことが大切だ。 1分以内に「自分はこう考える、なぜなら…」の形で伝えると、 続く発言者が意見を積み上げやすくなる。
相互質問・意見交換のフェーズ
冒頭発言が一巡すると、他者の意見への応答・質問・補足が続く。 ここで加点されやすいのは、 「相手の意見を一言で受け止めてから自分の考えを述べる」動きだ。 「〇〇さんが言った△△という点は私も大切だと思います。 その上で、さらに〜という視点も加えると…」という話し方が典型例になる。 他者の発言を無視して自分の意見だけを繰り返す動きは、 グループ討議として評価されにくい。
結論集約のフェーズ
残り時間が少なくなると、グループとしての結論をまとめる場面が来る。 司会を誰かが担っている場合は司会が「そろそろ結論をまとめましょう」と促す場面だ。 司会がいない場合でも、誰かが自然にまとめに向かう動きをとることが評価につながる。 「グループとして一つの結論を出す」ことへの意識を全員が持てているかどうかが、 討議の完成度を左右する。
集団討議の役割取りについては、受験者が気にしすぎているケースが多い。 「司会をやった方が評価されるのか」という問いへの答えは、 必ずしもそうではないだ。
山梨県の集団討議では役割の事前指定について公式な情報はない。 その場で決まる場合、司会を自発的に名乗り出る受検者がいる場合、 特に役割を決めずに進む場合など、展開はグループによって異なる。
司会を担うことが加点になるのは「討議全体をうまくコントロールできたとき」だけであり、 司会を取っただけでは点数にならない。 むしろ、司会に集中するあまり自分の発言が薄くなるケースの方が多い。
役割別に気をつけること
| 役割 | 加点になる動き | 減点リスク |
|---|---|---|
| 司会 | 発言者が偏らないよう振り分ける / 時間を意識して進行 | 自分の意見を言えないまま終わる |
| タイムキーパー | 残り時間を全員に伝える / 結論集約を促す | 時計を見るだけで議論に参加しない |
| 記録役 | 意見の要点を整理して発言の交通整理をする | 書くことに専念して発言が減る |
| 参加者 | 他者の発言を受けて論を展開する / 具体例を出す | 一度も発言しない / 同調だけ繰り返す |
どの役割をとるかより、 自分の意見を持ちつつ他者の意見を聞く姿勢を保てるかの方が本質的だ。 役割は手段であって、目的は「教員として現場で協働できる人物であること」を示すことにある。
論作AI制作チームの元小学校教員が現場の感覚をもとに整理した、 集団討議での発言の評価ポイントを共有しておく。 これは公式の採点基準ではなく、元教員・元受験者の経験にもとづく視点だ。
加点につながりやすい発言のパターン
これらの発言は「協働的に議論を進められる人物」という印象をつくる。 教員が職員会議や研修でやっていることと、構造的に同じだからだ。
減点リスクが高い発言のパターン
減点パターンに共通しているのは「グループの協働を妨げる」点だ。 教員採用の観点から言えば、「この人と一緒に学校で働けるか」という視点で 評価されていると考えるといい。
Section 4 の締めとして、具体的な練習方法を整理しておく。
一人練習でできること
模擬的授業パートの「構想5分+実演5分」は、一人でも繰り返しできる練習だ。 スマートフォンのタイマーを使い、 「テーマを設定 → 5分で構想メモを作る → 5分で声に出して実演する」 というサイクルを毎日1〜2テーマ分こなすだけで、構想の精度が上がる。
重要なのは必ず声に出すことだ。 頭の中でシミュレーションするだけでは、本番で声が出ないという状態になりやすい。
グループ練習でできること
集団討議パートは、一人では練習できない。 同じ自治体を受験する友人や、大学のゼミ仲間と月に1〜2回グループ練習の時間をとると、 「他者の発言を受けながら話す」という感覚が身についてくる。
グループ練習後に「今日の討議で良かった点・直すべき点」を一言ずつ言い合う振り返りを 入れると、次回の練習に活きやすい。
論作AIの活用
集団討議の直前対策として、論作AI の自治体別添削で 論作文(小論文)の精度を高めておくことが討議にも間接的に効いてくる。 論作文で「800字に自分の考えを論理的に組み立てる」習慣がついていると、 集団討議でも「短い発言の中に筋道のある意見を入れる」ことがしやすくなる。
山梨県 教員採用試験 トップページ でも、 山梨県全体の対策情報をまとめているので合わせて確認してほしい。
実技検査は全校種が受検するわけではない。 令和9年度の公式実施要項によれば、 英語の実技検査を受けるのは中学校・高等学校・特別支援学校中学部および高等部で 英語を受検する者に限られる。
実施時期は第一回目(8月1日)、会場は山梨県総合教育センター(笛吹市)で、 小論文・適性検査と同日に行われる。
公式実施要項には実技の内容・形式・時間・配点の具体的な記載がない。 過去の出題傾向・複数情報源による推定配点は100点とされているが、 これは推定値であり令和9年度実施要項では明示されていない点を踏まえて受け止めてほしい。
英語受検者は、小論文(推定100点)・個人面接(推定160点)・集団討議(推定100点)に 英語実技(推定100点)が加わり、推定合計460点の試験となる。 比率で言えば英語実技は全体の約22%を占める。 英語実技の対策を他の試験種と並行して進めることが必要だが、 「英語だけ対策して面接を後回しにする」という判断は推定配点の比率からみて得策ではない。
小論文や面接については引き続き 山梨県 教員採用 一般・教職教養ハブ でも情報をまとめているので参照してほしい。
8月1日の第一回目を1週間前に控えた時期は、 「新しいことを詰め込む」フェーズではなく、「体に染み込ませる」フェーズに切り替える時期だ。
小論文(論作文)の構成テンプレ復習
直前1週間では、Section 2 で整理したパターンAとパターンBの構成テンプレを もう一度書き出して確認する。 新しい知識を詰め込むのではなく、「頭の引き出しをすぐ開けられる状態にする」ことが目的だ。
面接答えの音読
個人面接の想定問答は「暗記して再生する」のではなく、 「自分の言葉で話せるくらいなじんでいる状態」が理想だ。 直前1週間は、想定問答を毎日声に出して読む。 読んでいて「詰まる」「言葉が出てこない」箇所は、そこだけ言い換えの練習を入れる。
集団討議×模擬的授業の通し練習
直前1週間に最低1回は、「構想5分→実演5分→討議」の通し練習を行いたい。 一人でできる模擬的授業の実演練習と、 可能であれば友人と集団討議のロールプレイをセットでやることで、 本番のリズムを体に入れておく。
第3次計画の頭出し
第3次山梨県教育振興基本計画のキーワードを5点ほど確認し、 「自分の実践イメージとつなぐ一文」を口頭で言えるか確認する。 暗記というより「その言葉で自分が話せるか」の確認作業だ。
① 新しい参考書・教材に手を出す
直前1週間に新しい過去問集・参考書を買って読み始めても、 内容が消化できないまま本番を迎える可能性が高い。 「まだやっていない範囲がある」という焦りを感じたとしても、 この時期は手持ちの材料を深める方向に使う方が安定する。
② 夜更かしをして睡眠を削る
面接・集団討議は「その場での言語化力」を問われる試験だ。 寝不足の状態では言葉が出てこなくなる。 試験前日は23時以降にスマートフォンを置いて、 睡眠時間を確保することが対策の一部だと思っていい。
③ SNSで他受験者の不安発言を読む
試験直前のSNSには「ぜんぜん準備できていない」「面接で頭が真っ白になりそう」 といった不安をあおる投稿が流れやすい。 これを読んで自分まで不安になるのは情報として何の価値もない。 直前期はSNSの受験関連スレッドから距離を置くことを勧める。
8/1(第一回目)当日
会場は山梨県総合教育センター(笛吹市御坂町成田1456)。 公式実施要項で自家用車での来場禁止が明記されているため、 電車・バスのルートと所要時間を事前に調べておく。 余裕を持って会場に着き、受付を済ませてから落ち着く時間をつくることが大切だ。
当日の持参物として第一回目は自己紹介書が必要なことを忘れずに。 検査中はスマートフォン・スマートウォッチ等の電子機器が使用禁止になっているため、 電源をオフにしておくことを意識しておく。
8/8-10(第二回目)当日
会場は山梨県立中央高等学校(甲府市飯田5-6-23)。 第一回目と会場が異なるため、改めてアクセスを確認しておく。 受検番号で指定された1日に出向く形なので、 自分がいつ呼ばれるかは受付で配布される時程表で確認する。
個人面接と集団討議(模擬的授業を含む)のどちらが先になるかは、 受検番号や日程によって異なることがある。 「個人面接が終わったあとに集団討議」「集団討議が先で個人面接が後」 どちらの順番でも対応できる状態で臨むことが必要だ。
第二回目の持参物は**返信用封筒(第一次同様)**が必要なことを確認しておく。
二次試験第一回目(8/1)まで残り約48日。 第二回目(8/8-10)まで含めれば約57日だ。
小論文の構成テンプレを体に入れ、 個人面接の答えを声に出して練習し、 模擬的授業の「構想5分→実演5分」を繰り返す。 その3本柱を軸に対策を積み重ねてほしい。
論作文(小論文)の書く力を測りたい段階では、 論作AI の自治体別添削を試してみてほしい。 山梨県の出題傾向を踏まえたフィードバックで、 答案の精度を上げる材料が手に入る。
論作AI制作チームの元小学校教員として言えることがあるとすれば、 二次試験は「準備した量」が正直に出る試験だということだ。 集団討議は特に、練習なしの状態で本番を迎えると 「何を話せばいいかわからない」という状態になりやすい。 今から積んだ練習は必ず当日に返ってくる。
二次試験は2回に分けて実施される。 第一回目は令和8年8月1日(土)に山梨県総合教育センター(笛吹市御坂町成田1456)で 適性検査・小論文(受験者通称: 論作文)・実技検査(英語受検者のみ)が実施される。 第二回目は令和8年8月8日(土)〜10日(月)のうち指定された1日に 山梨県立中央高等学校(甲府市飯田5-6-23)で個人面接・集団討議(模擬的授業を含む)が実施される。 二次試験の結果通知は令和8年9月下旬に発送される。
出典: 山梨県教育委員会「令和9年度教員採用検査案内(第3次)」 https://www.pref.yamanashi.jp/documents/3645/r9_saiyo_kensa_annnai3.pdf
公式実施要項には字数・時間の記載がない。 過去の出題傾向および協同出版『2027年度版 山梨県の論作文・面接過去問』等の 複数情報源によれば、800字以内・50分・課題文型という形式で実施されてきた傾向がある。 令和9年度も同様の形式かどうかは公式では確認できないため、 必ず受検票の案内・公式実施要項を確認してほしい。 なお本記事では受験者の通称に合わせて「論作文」を主表記としているが、 山梨県の公式表記は「小論文」だ。
山梨県の集団討議は「模擬的授業を含む」と公式実施要項に明記されている。 4〜6人の受検者が集まり、 冒頭で受検者ひとりずつが模擬的授業(過去傾向: 構想5分+実演5分程度)を行ったあと、 グループ全体の討議に移行する複合型の試験だ。 全国の自治体でも珍しい構造であり、山梨県二次試験の最大の特徴になっている。 「集団討議だけ」「模擬授業だけ」ではなく、 この一体型の流れに慣れておくことが対策の核心になる。
公式実施要項では第二回目の検査として「ア 個人面接」「イ 集団討議(模擬的授業を含む)」 の順に記載されているが、 実際の実施順は受検番号や当日の日程によって入れ替わることがある。 当日の受付で配布される時程表を確認し、どちらの順番でも対応できる状態で臨んでほしい。
令和9年度の公式実施要項には配点の明示がない。 過去の出題傾向・協同出版『2027年度版 山梨県の論作文・面接過去問』等の 複数情報源にもとづく推定では、 小論文100点・個人面接160点・集団討議(模擬的授業含む)100点の 合計約360点満点という配点構造が推定されている。 英語受検者のみ実技100点が加わり推定460点満点になる。 面接系(個人面接+集団討議)の合計が推定260点と全体の約72%を占めるため、 面接・集団討議対策が二次突破の鍵を握る構造だ。 いずれも推定値であり、公式に確定した数値ではない。
残り約48〜58日の時点では、優先順位をつけて動くことが大事だ。 まず取り組むべきは4点ある。
1つ目は集団討議の冒頭模擬的授業(構想5分+実演5分)のパターン練習。 山梨固有の形式で対策が後回しになりやすく、早めに慣れておく必要がある。
2つ目は第3次山梨県教育振興基本計画(令和7年度策定)の読み込み。 面接回答に使えるキーワードを5点ほど抜き出して、 自分の実践イメージとつなぐ一文を用意しておく。
3つ目は小論文(8/1)の課題文型800字50分の構成テンプレ習得。 本文の構成を試験会場でゼロから考えないで済む状態をつくる。
4つ目は集団討議「冒頭模擬授業+討議パート」の二段構造への慣れ。 一人練習と友人とのグループ練習を組み合わせて、流れを体に入れておく。
山形県教員採用試験 二次試験(9/1-3)の全体像・配点・対策をまとめた完全ガイド。論作文(公式表記は作文)800字50分、個人面接1(場面指導含む)・個人面接2、配点350点の構造、第7次山形県教育振興計画の活用法を元教員が徹底解説。
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山口県教員採用試験の二次試験は2026年7月4日開始。集団面接(構想5分・意見表明15分・討議40分)の動き方、個人面接の場面指導対策、小論文(論作文)800字との3科目連携まで、論作AIの元小学校教員が残り20日で実践可能なレベルで解説。
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