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一次試験を終えて、二次試験まであとわずか。
兵庫県の二次試験を前にして、何をどの順番で準備すればいいのか分からないまま時間が経っている——そういう状況の人に向けて書いた。
兵庫県(神戸市除く)の二次選考は模擬授業と個人面接の2科目だ。 2026年度は8月16日(日)〜27日(木)のうちいずれか1日で実施される。 論作文(小論文)は実施しない。
「集団討議」はすでに終わっている試験だ。 2026年度は6月13日(土)に一次選考として実施済みで、これから受ける二次選考には含まれない。 この記事はまず二次選考の柱である模擬授業と個人面接を中心にまとめ、集団討議は来年度以降に兵庫県を受ける人向けの参考情報として後半に残した。
他の自治体と比べたとき、兵庫県を受ける上で外せない独自のコンテキストが3つある。
1つ目は阪神・淡路大震災(1995年)を踏まえた「心の教育」と防災教育だ。 兵庫県はこの震災を経験した県として、防災・減災・心のケアを教育施策の中核に据えてきた歴史がある。 「自分の学級で防災教育をどう実践するか」「子どもの心のレジリエンスをどう育てるか」という問いは、兵庫県の面接全体を通じて流れているテーマだ。
2つ目は多文化共生だ。 神戸・尼崎・姫路周辺にはベトナム・ブラジル・中国・韓国にルーツのある児童生徒が多く、兵庫県は「日本語指導が必要な児童生徒」が全国上位の自治体の1つだ。 多様な背景を持つ子どもたちと向き合うための教員像が問われる。
3つ目は自然学校とトライやるウィークという兵庫独自の長期体験学習だ。 小学校5年生が5日間自然の中で泊まる自然学校、中学2年生が5日間職場体験をするトライやるウィーク——これらは全国的にも珍しい兵庫発の教育プログラムで、模擬授業や面接での「体験学習・地域連携」への問いの背景になっている。
元小学校教員として、兵庫県の二次試験を丸ごとまとめた。 模擬授業の攻略から個人面接の頻出10問、直前スケジュールまで、この一本で軸を固めてほしい。
Q. 兵庫県の二次試験はいつ実施される?
A. 2026年度は8月16日(日)〜27日(木)のうちいずれか1日です。試験実施日・受付時間・試験場は、一次選考結果発表(8月5日15:00)にあわせて兵庫県教育委員会の公式ページに掲載されます。日時・試験場の変更希望には対応できません。
兵庫県は一次選考と二次選考の2段階で選考を行っている。 2026年度の日程を整理すると、次のとおりだ。
| 選考段階 | 主な科目 | 2026年度の実施日 |
|---|---|---|
| 一次選考 | 集団面接(集団討議)・筆記試験 | 集団面接:6月13日(土)/筆記:7月19日(日)※実施済み |
| 一次選考結果発表 | — | 8月5日(水)15:00 |
| 二次選考 | 模擬授業・個人面接試験 | 8月16日(日)〜27日(木)のいずれか1日 |
二次選考(模擬授業・個人面接試験)は、募集するすべての区分・校種・教科で実施される。 ただし「大学3年生等」の枠で一次選考を受けた受験者は、二次選考を受験できない。
二次選考の内訳をまとめると以下のとおりだ。
| 選考科目 | 時間の目安 | 配点 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 模擬授業 | 約15分(特別支援学校区分の合格者は約25分) | 120点 | 区分・校種・教科に応じた授業を実施。黒板使用が原則、一部区分はICT機器持込 |
| 個人面接 | 約25分(養護教諭区分は約32分) | 180点 | 場面指導を含めて実施。面接委員3人程度 |
養護教諭区分は模擬授業にかえて約8分間の模擬保健指導が実施される。
兵庫県は論作文(小論文)を実施しない。 二次選考の2科目で合否が決まる構造であるため、準備の全リソースを模擬授業と個人面接に注ぎ込む、という割り切りが兵庫県対策の出発点になる。
試験場は6会場から指定される
二次選考の試験場は、次の6会場のいずれかになる。 どの会場になるかは区分・校種・教科ごとに決まっており、一次選考結果発表時に公式ページで案内される。
試験場の変更希望にも対応できない。
携行品
公式の携行品は「受験票」「筆記用具(HB鉛筆、消しゴムを含む)」「上ばき(兵庫県立大学・県立北須磨高等学校で受験する場合のみ必要)」の3点だ。 試験場によって上ばきの要否が変わる点は見落としやすいので、自分の試験場が確定した時点で必ず確認してほしい。
兵庫県と神戸市は別自治体であることに注意
兵庫県教育委員会が実施する教員採用試験は、神戸市立学校を含まない。 「兵庫県(政令市除く)」の採用試験を受けているのに、神戸市の情報と混同して準備を進めるケースがある。 神戸市立学校を志望する場合は、神戸市教育委員会の採用情報を別途確認してほしい。
公式情報の確認先は兵庫県教育委員会・教職員課のページだ。 試験当日の注意事項・評価の観点・持ち物は公式PDF(実施要項)に記載されているので、必ずダウンロードして目を通すこと。
兵庫県教育委員会は、採用を通じて採りたい人材像を3つの言葉で示している。
① 教育に対する情熱と使命感を持つ教員
「好きだから教員になりたい」というレベルではなく、教育という仕事に向き合う本気度の問いだ。 「子どもが困っているとき、自分はどう動くか」「難しい子どもとも向き合い続けられるか」という場面で、この使命感が試される。 面接で志望動機を問われたとき、この言葉の意味を自分の経験と結びつけて語れるかどうかが問われている。
② 専門性に基づく実践的指導力を持つ教員
授業設計・学習指導要領の理解・教科の専門知識という「専門性」と、それを実際の子どもに届ける「実践的指導力」の両方を持つ人材だ。 二次選考で模擬授業という「実際に授業をやってみせる」科目が課されるのも、この「実践的指導力」を直接見るためだと考えると納得しやすい。 個人面接でも「具体的な授業場面でどう動くか」という問いが出やすいのは、この教員像が背景にある。
③ 豊かな人間性と協調性を持つ教員
「子どもに向き合う温かさ」と「組織の一員として他の教員と協力できる力」の両輪だ。 一次選考の集団討議で「協調性・指導力」が評価されていたのも、この3つ目の教員像の反映だった。 保護者・地域・同僚との関係を丁寧に作れる人かどうかは、模擬授業・個人面接を通じて見られている。
兵庫県を受けるなら、この3点は事前に頭に入れておいてほしい。
① 阪神・淡路大震災と「心の教育」「防災教育」
1995年1月17日、兵庫県を中心に発生した阪神・淡路大震災は、6,000人を超える命を奪った。 この経験を経て、兵庫県は「心の教育推進委員会」を立ち上げ、心のケアと防災・減災教育を教育施策の中核に据えてきた。
第4期「ひょうご教育創造プラン」(令和6〜10年度・2024年3月確定)においても、防災教育・減災教育・心のレジリエンスの育成は継続して重点施策に位置づけられている。
模擬授業や面接で問われやすいのは、「抽象的な防災教育の理念」ではなく「自分の学級で具体的に何をするか」だ。 「避難訓練を担任としてどう意味づけるか」「震災を経験していない子どもたちに、なぜ防災を学ぶのかを伝える授業をどう作るか」——この問いに、自分の言葉で答えられるかどうかが評価軸になる。
② 多文化共生——日本語指導が必要な児童生徒が多い
兵庫県は、神戸市内だけでなく県全体として外国にルーツのある児童生徒の受け入れが多い自治体だ。 尼崎・姫路・伊丹周辺にはベトナム・ブラジル・中国・韓国にルーツを持つ家庭が多く、「日本語指導が必要な児童生徒」の在籍数は全国でも上位に位置する。
この現実を踏まえた教育観——「すべての子どもが安心して学べる環境をどう作るか」「母語・母文化を尊重しながら、日本語学習を支援するにはどうするか」——は、個人面接で問われやすいテーマだ。
「外国にルーツのある子どもがクラスにいたときどうするか」という場面指導は、兵庫県の面接における頻出問いの1つとして準備しておいてほしい。
③ 自然学校とトライやるウィーク——兵庫独自の長期体験学習
兵庫県には、全国でも珍しい2つの長期体験学習制度がある。
「自然学校」は、小学校5年生が学校・自然の中で5日間宿泊体験を行うプログラムだ。 兵庫県が全国に先駆けて1989年に開始し、30年以上にわたって継続してきた独自施策だ。 担任が子どもと5日間を共にする中で、教室ではできない人間関係づくりや自然体験を通じた学びが生まれる。
「トライやるウィーク」は、中学校2年生が5日間の職場体験を行うプログラムだ。 1998年から始まり、阪神・淡路大震災からの復興と青少年の心の再生を目的として設計された経緯がある。 「生きる力」の育成という学習指導要領の方向性と直結した、兵庫県発の実践だ。
これらの施策は模擬授業の導入や個人面接の「体験学習・地域連携」のテーマとして問われることがある。 「自然学校やトライやるウィークを通じて、担任としてどんな学びを子どもたちに届けたいか」という問いに、自分なりの答えを持っておくと、兵庫らしい回答になる。
第4期「ひょうご教育創造プラン」(兵庫県教育基本計画・令和6〜10年度)は、兵庫県の教育施策の基本文書だ。 面接で「兵庫県の教育施策で知っているものは」と問われたとき、この名前が出てこないと準備不足に見える。
プランが重点を置くテーマを整理すると、次のとおりだ。
| テーマ | 内容 |
|---|---|
| ふるさと意識を育む教育 | 兵庫の歴史・伝統文化・自然への愛着と誇りを育てる |
| 防災・減災教育 | 阪神・淡路大震災の経験をもとに、命を守る教育を継続する |
| 多文化共生・人権教育 | 外国にルーツのある児童生徒も含め、すべての子どもが尊重される学校づくり |
| 自然体験・職場体験 | 自然学校・トライやるウィークを通じた「生きる力」の育成 |
| ICT活用・GIGAスクール | 1人1台端末を活用した個別最適な学びの実現 |
「施策の名前を覚える」ことより「この施策が何を大切にしているか」を自分の言葉で説明できるかどうかが問われている。 「子どもに兵庫の自然や歴史への愛着を育てたいという思いと、ひょうご教育創造プランが掲げるふるさと意識の育成が重なっています」——こういう語り方で結びつけると、施策への理解が自然に伝わる。
この章は、これから兵庫県を受ける人(来年度以降の受験者)向けの参考情報だ。 2026年度の集団討議は6月13日(土)にすでに終わっている。 今まさに二次選考を控えている人は、この章は読み飛ばして「3. 模擬授業の攻略」に進んでほしい。
集団討議(集団面接)は一次選考の科目で、約20分・100点の配点だ。 受験者8人程度に対して面接委員2人程度が評価する形式で実施される。 複数の受験者が1つのテーマについて意見を出し合い、議論を深める。
一般的な評価観点として、次の4点が挙げられることが多い。
| 評価観点 | 内容 |
|---|---|
| 表情・姿勢・態度 | 受験者としての基本的な態度が整っているか |
| 表現力・的確な応答 | 自分の考えを言葉で的確に伝えられるか |
| 教育的見識 | 教育問題・施策に対する理解と自分の考えを持っているか |
| 協調性・指導力 | 集団の中で他者と協力し議論を深める姿勢があるか |
「いかに多く話せるか」ではなく「集団の中でどう動けるか」が問われる。 いいことを言おうと焦って沈黙を破り続けるより、場の流れを読んで的確に入れる発言の方が評価につながる。
テーマは試験当日に示される。 事前に公表されないため、「どんなテーマが来ても自分の教育観で応答できる」状態を作ることが準備の目的になる。 兵庫県の場合、不登校・いじめ問題といった全国共通の教育課題に加えて、防災教育・心の教育、外国にルーツのある子どもへの対応、体験学習・地域連携(自然学校・トライやるウィーク)といった兵庫独自のコンテキストが出やすい傾向がある。
討議の場でよくある失敗が2つある。
1つは**「多く話すことがいい」という思い込み**。 発言回数が多くても、他者の意見を遮ったり、同じことを繰り返したりしているだけでは評価されない。
もう1つは**「沈黙に耐えられない」という焦り**。 誰かが沈黙を破らなければという気持ちで話し出すと、話が浅くなる。 少し間を置いてから「〇〇さんが言った△△という点を、別の角度からも考えられると思って……」と入れると、議論に深みが出る。
序盤・中盤・終盤の動き方
| フェーズ | やること |
|---|---|
| 序盤(最初の発言) | 自分の意見を簡潔に一言で出す。「このテーマに対して〇〇という考えを持っています」と切り出す。長くしない |
| 中盤 | 他者の発言を受けて、「〇〇という点は自分も同じで」「自分が気になるのは□□で」と接続する発言を入れる |
| 終盤(まとめの時間) | 「〇〇と△△という2つの視点が出ましたが、共通しているのは……」とまとめる発言を入れられると加点要素になる |
やってはいけないこと
来年度以降に兵庫県を受ける人は、防災教育・多文化共生・体験学習の3テーマだけでも「30秒で話せる骨格」を先に作っておくと、一次選考の準備が早く進む。
Q. 兵庫県の模擬授業はどんな試験?
A. 区分・校種・教科に応じて約15分(120点)実施される授業実演です。黒板(ホワイトボード)を使うのが原則ですが、区分によっては受験者持ち込みのICT機器を使って授業をしてもよいとされています。詳しい課題内容は面接開始前に示されます。
模擬授業は、個人面接と並んで二次選考の2本柱の1つだ。 兵庫県はこの科目にも120点という個人面接(180点)に次ぐ重い配点を割いていて、「授業を実際にやってみせる力」を採用の判断材料として重視していることがわかる。
区分ごとの実施内容は次のとおりだ。
| 区分 | 模擬授業の時間 |
|---|---|
| 通常の区分・校種・教科 | 約15分 |
| 中学校・特別支援学校区分における「特別支援学校」合格者 | 特別支援学校分野 約15分+教科専門 約10分=合計約25分 |
| 養護教諭区分 | 模擬授業にかえて模擬保健指導 約8分 |
模擬授業(および模擬保健指導)の詳しい分野・内容は、面接開始前にその場で示される。 つまり事前に「今日はこの単元を教えてください」と告知されるわけではなく、当日提示された課題にその場で対応する形式だ。 おおよその分野やICT機器に関する連絡は、7月下旬に公式ページで案内される。
この項目は知らないと当日詰む。
原則として、模擬授業では黒板(ホワイトボード)を使用しなければならない。 ただし、次の区分は例外で、受験者が各自持ち込むICT機器(ノートパソコン・タブレット端末・スマートフォン等)を使用してよく、黒板を使わなくてもよいとされている。
該当する区分・教科を受験する場合、ICT機器は受験者自身が試験場に持ち込む必要がある。 模擬授業に使うデータ等は、あらかじめ機器に保存しておく。 ICT機器とプロジェクタの接続方法など、当日の運用に関する連絡も7月下旬にHP掲載されるため、自分の区分・教科がICT対象かどうかを確認したうえで、告知内容を必ずチェックしてほしい。
対象外の区分・教科は、黒板を使った板書計画を練習の中心に据えることになる。 どちらの方式になるかで準備の中身がまったく変わるので、まず「自分はどちらに該当するか」を確定させることが最初の一手だ。
「中学校・特別支援学校区分」で「特別支援学校」の合格者は、特別支援学校分野で約15分、教科専門分野で約10分、合計約25分の模擬授業を行う。 2つの分野をまたぐ分、準備範囲も広くなる。 特別支援学校分野では個別の教育支援計画を踏まえた指導場面を、教科専門分野では担当教科の授業をそれぞれ想定しておく必要がある。
養護教諭区分は模擬授業にかえて、約8分間の模擬保健指導を実施する。 黒板を使用しなくてもよいとされている。 保健指導の対象学年・場面(健康診断後の指導、けがの手当て、保健学習の一場面など)を複数パターン想定しておくと、当日どの課題が来ても対応しやすい。
模擬授業の内容は面接開始前に提示される。 つまり、事前に完成した指導案を丸暗記して臨む試験ではない。 元小学校教員の視点で言うと、この形式で問われているのは「決められた課題に対して、その場で授業の骨格を組み立てる力」そのものだ。
準備の方向性としては、次の3つが軸になる。
① 「導入・展開・まとめ」の型を体に入れる
どんな単元・題材が来ても、導入(興味を引く問いかけ)→展開(活動・思考の場面)→まとめ(振り返り)という基本の型を、15分の中でどう配分するかを体で覚えておく。 型が体に入っていれば、当日のテーマが未知でも組み立てに迷わない。
② 板書(またはICT操作)の練習を繰り返す
黒板が原則の区分は、限られた時間で「話しながら書く」動作に慣れておくことが重要だ。 ICT機器を使う区分は、機器の操作(画面共有・拡大表示・接続の切り替え)を、緊張状態でもスムーズに行えるレベルまで練習しておく。 本番でICT機器のトラブルが起きても対応できるよう、機器の充電・データの複数保存・簡単な接続確認は前日までに済ませておきたい。
③ 兵庫独自の文脈を、授業の中の一言に落とし込む
防災教育・多文化共生・自然学校やトライやるウィークといった兵庫の教育施策を、模擬授業の導入やまとめの一言に自然に混ぜ込めると、「兵庫を理解している教員」という印象につながる。 無理にすべてを盛り込む必要はない。 1つのテーマを、授業のどこか一箇所に自然に反映できれば十分だ。
模擬授業の練習は、一人で声に出して行うより、誰かに授業を見てもらい「15分の中でどこが間延びしたか」「板書(または画面)と話すタイミングがずれていないか」をフィードバックしてもらう方が精度が上がる。
個人面接は約25分(養護教諭区分は約32分)、面接委員3人程度に対して受験者1人で臨む形式だ。
公式の実施要項では、主な試問例として「出願内容について」「志望動機について」「理想の教員像について」「これまで努力してきたこと」「教育法規」等が挙げられている(すべてが必ず試問されるとは限らない)。 また、学校現場において想定される生徒指導や保護者対応等に関する場面指導の試問を含めて実施するとも明記されている。
兵庫県の個人面接では「一問で終わらない深掘り」が特徴としてある。 最初の答えに対して「具体的にはどうするか」「なぜそう思うか」という問いが2〜3回続くことが多い。 準備した答えを言って終わりにはできない。 自分の教育観の軸を持っていないと、深掘りで答えが崩れていく。
一般的な評価観点として、次の4点が挙げられることが多い。
| 評価観点 | 内容 |
|---|---|
| 表情・姿勢・態度 | 教員としての基本的な態度・身だしなみ |
| 表現力・的確な応答 | 質問の意図を掴んで、正確に言葉で答えられるか |
| 教育的見識・専門性 | 教育問題・校種・教科に関する理解があるか |
| 指導方法・創意工夫 | 子どもへの指導の具体的な方法を持っているか |
「教育法規」も公式の試問例に含まれている項目だ。 教育基本法・学校教育法・地方公務員法といった基礎的な条文の趣旨(体罰の禁止、守秘義務、信用失墜行為の禁止など)は、丸暗記ではなく「なぜその規定があるのか」を自分の言葉で説明できる状態にしておくといい。 「出願内容について」聞かれる場合に備え、出願書類に書いた内容(志望動機・自己PR)は自分で読み返し、面接で聞かれても矛盾なく答えられるようにしておくことも忘れずに。
Q1|なぜ兵庫県の教員を志望したのか
30秒で答えるなら
「兵庫県が求める『教育に対する情熱と使命感を持つ教員』という言葉に、自分が大切にしたい教育観が重なっています。 また、阪神・淡路大震災という歴史を持つ兵庫県だからこそ実践できる防災教育・心の教育に向き合いたいという思いと、多様な背景を持つ子どもたちが多い兵庫の学校現場で、すべての子どもが安心して学べる環境をつくることに挑戦したいと考えて志望しました。」
深掘りされたら
「具体的に兵庫のどんな側面に惹かれているか」まで聞かれる。 防災教育・多文化共生・自然学校・トライやるウィークなど、兵庫独自のコンテキストを1つ具体的に語れると「兵庫について調べてきた人」という印象が伝わる。
「地元だから」「兵庫が好きだから」という答えは気持ちとして伝わる。 ただ「なぜ兵庫県で教員として働きたいか」の答えには、兵庫の教育的な文脈との接続が必要だ。
Q2|理想とする教師像は
30秒で答えるなら
「子どもが『この先生に話したい』と感じられる存在でいたい、という軸があります。 知識を教えるだけでなく、子どもが困ったときに相談しやすいクラスの雰囲気と担任との関係をつくることが、学校生活全体の土台になると思っています。」
深掘りされたら
「それを実現するために具体的に何をするか」に落とし込む。 朝の会の使い方、個別の声かけの場面、保護者との情報共有など、日常の具体的な場面で話せると伝わる。 「理想を掲げるだけでなく、日常の小さな積み重ねで作る」という姿勢が、現場感のある回答になる。
Q3|兵庫県の教育施策で知っているものは
30秒で答えるなら
「第4期ひょうご教育創造プラン(令和6〜10年度)が掲げる防災・減災教育の推進と、多文化共生・人権教育の充実を特に意識しています。 また、兵庫県発の自然学校やトライやるウィークという長期体験学習を通じた『生きる力』の育成は、学習指導要領の方向性と深く重なっていると理解しています。」
深掘りされたら
「実際の授業や学級でどう実践するか」まで問われる。 「防災教育を授業の中でどう扱うか」「外国にルーツのある子どもへの具体的な支援方法は」など、自分の担当校種に引き寄せた具体例を1つ持っておくと答えに厚みが出る。
Q4|いじめを発見したらどう対応するか
30秒で答えるなら
「まず被害を受けている可能性がある子どもの話を、ゆっくり個別に聞くことから始めます。 事実を確認せずに決めつけず、担任一人で抱え込まずに学年主任・管理職に早い段階で報告し、組織として動くことを基本にします。」
深掘りされたら
「加害側の子どもへの対応は?」という問いが来ることがある。 「責めるのではなく、その子の背景にある気持ちを聞く」という視点を持っておく。 「保護者への連絡はいつどのタイミングでするか」まで問われることもある。
Q5|不登校の子どもへの対応
30秒で答えるなら
「登校させることだけをゴールにしない、という前提を持っています。 まず保護者と連携して、子どもにとって安心できる場所と関わり方を一緒に探します。 別室登校・オンライン活用・福祉機関との連携など、選択肢を幅広く持って動きます。」
深掘りされたら
「家庭訪問はどのくらいの頻度でするか」と聞かれることがある。 「本人・保護者の意向を確認しながら決める。無理な訪問が逆効果になることもあるので一律に決めない」という答えが現場感のある回答になる。
Q6|外国にルーツのある子どもへの対応(兵庫特有)
兵庫県特有の質問として、頻度が高い。
30秒で答えるなら
「まず日本語での意思疎通が難しい場合でも、その子が学習内容を理解できるよう、視覚教材・ペア学習・ルビ付きプリントなど、方法を複数準備します。 同時に、その子の文化的背景や母語を否定せず、クラス全体でそれを当然のこととして受け入れる雰囲気をつくることも大切にしたいと考えています。」
深掘りされたら
「保護者との連絡はどうするか」まで問われる。 通訳サービスの活用・翻訳資料の使用・関係機関との連携など、具体的な手段を1つ挙げられると答えに現実感が出る。
Q7|防災教育・心の教育をどう実践するか(兵庫特有)
兵庫県での教員採用試験で必ず準備しておくべき問いだ。
30秒で答えるなら
「避難訓練を形式的にこなすのではなく、なぜ備えるのかという問いを子どもたちと一緒に考えることから始めたいと思っています。 また、阪神・淡路大震災の体験談や記録を授業に取り込み、震災を知らない世代の子どもたちにも、命を守ることへの実感を持ってもらえるような学びを設計したいと考えています。」
深掘りされたら
「心の教育として、日常的に何ができるか」まで問われることがある。 「学校生活の中で、子どもが自分の感情を言葉にできる場をつくること」「困ったときに誰かに頼っていいと感じられるクラスの雰囲気をつくること」という視点で答えると、防災と心のケアの両面が伝わる。
Q8|保護者対応で難しい場面への対処
30秒で答えるなら
「まず保護者の話を最後まで聞くことを最優先にします。 話を遮ったり学校の立場を先に説明しようとすると、感情的な対立になりやすい。 聞き切った後で、こちらの認識と対応方針を丁寧に伝えます。 解決しない場合や複雑な案件は、担任一人で抱えず管理職に相談して組織として対応します。」
Q9|特別支援教育への理解と対応
30秒で答えるなら
「通常学級で特別な支援を必要とする子どもがいる場合、まず個別の教育支援計画を確認し、特別支援コーディネーターと連携します。 授業の中では、指示の視覚化・板書の整理・活動の見通しを持たせる工夫を、クラス全体にとっても学びやすい環境として整えることを基本にします。」
深掘りされたら
「インクルーシブ教育への考え方は?」という問いが来ることがある。 「通常学級と特別支援学級・学校が連携して、どの子どもも尊重される学校環境をつくる」という視点で答えると、特別支援教育への広い理解が伝わる。
Q10|ICT活用の具体例
30秒で答えるなら
「端末を使うことが目的にならないように意識しています。 考えを共有して比較しながら思考を深める場面、観察した実物を拡大表示して議論の材料にする場面など、学習目標に対して有効な使い方を選んで使います。」
深掘りされたら
「使わない方がいい場面はあるか?」という問いに対して、「感情を丁寧に言語化する場面や、身体を動かすことが学びの核心にある場面では端末に頼らない方がいい」という視点を持っておくと、ICTへの深い理解が伝わる。 模擬授業でICT機器の持ち込みが必要な区分を受ける人は、ここでの回答と模擬授業での機器操作を一貫させておくと説得力が増す。
10問すべての模範解答を丸暗記するより「この軸で何を問われても自分の言葉で答えられる」状態を作っておく方が本番に強い。 想定問答を紙に書いて、声に出して、誰かに聞いてもらう——この繰り返しが最も効く。
小学校は全科担任制のため、模擬授業でも「どの教科でも学びの楽しさを伝えられるか」という視点が入りやすい。 黒板を使った板書計画は、全科担任制ならではの汎用性を意識して練習しておくといい。
兵庫県の小学校では、自然学校(5年生・5日間)が担任の一大行事だ。 「自然学校という体験を通じて、子どもたちにどんな力を育てたいか」という問いに、自分なりの答えを準備しておくと、兵庫らしい回答になる。
一次選考の集団討議では「小学校の担任として具体的にどう動くか」という視点で発言することが評価につながっていた。 その視点は個人面接でも同じで、低学年と高学年での対応の違いに一言触れられると具体性が増す。
中学校は教科担当制のため、模擬授業でも専門教科への深い理解が問われる。 国語・社会・数学・理科・技術・英語は、受験者持ち込みのICT機器を使用して模擬授業を行ってよい区分にあたる(黒板を使わなくてもよい)。 該当教科を受験する人は、ICT機器の準備と操作練習を優先してほしい。
トライやるウィーク(中2・5日間)は中学校の担任にとって大きな関わりになる。 「地域の職場と連携した体験学習を、どう学びに結びつけるか」という視点が問われることがある。
社会科の受験者は特に、兵庫の産業・歴史・地理と教科の内容を結びつけた語りができると、兵庫らしい強みになる。
高校は生徒の多様な進路への対応と教科の専門性が問われる。 国語・地理歴史/公民・数学・理科・英語は、中学校区分と同じくICT機器を持ち込んで模擬授業を行ってよい区分にあたる。 「進路指導・キャリア教育とどう向き合うか」という視点が個人面接で問われやすい。
神戸・阪神間の都市部の高校と、播磨・但馬・淡路の地方部の高校では教育課題が異なる。 「どの地域に赴任しても、その地域の生徒に向き合える」という前提を持っていることが、志望動機を語る上での土台になる。
特別支援学校の受験者は、障害種別の特性への理解と、個別の教育支援計画の活用が問われる。 「中学校・特別支援学校区分」で特別支援学校の合格者は、特別支援学校分野(約15分)+教科専門分野(約10分)の合計約25分という、他区分より長い模擬授業を行う点は必ず押さえておきたい。
「通常学校との連携・インクルーシブ教育への考え方」も個人面接の頻出テーマだ。 兵庫県では特別支援教育の充実を施策の柱に位置づけており、模擬授業・個人面接どちらでも「特別支援教育と通常学級の連携」という視点での問いが出やすい。
養護教諭区分は、他の区分と選考内容が異なる。 模擬授業にかえて約8分間の模擬保健指導が実施され、黒板を使用しなくてもよいとされている。 個人面接も約25分ではなく約32分と、他区分より長い時間が設定されている。
保健指導では、健康診断後の指導・けがの手当て・保健学習の一場面など、複数の場面を想定して練習しておくと、当日どの課題が来ても対応しやすい。 個人面接では、養護教諭としての専門性(応急処置・健康相談・感染症対応など)に加えて、担任・保護者・医療機関との連携をどう担うかという視点が問われやすい。
兵庫県は東西南北に広く、神戸・阪神間の都市部、播磨・姫路の中都市圏、丹波・但馬・淡路の地方農村部と、地域ごとに学校の実情が大きく異なる。
「兵庫県の教員になるということは、どの地域に赴任するかわからない」という前提を持つことが、志望動機や地域教育への向き合い方を語る上で土台になる。 「都市部の学校でも農村部の学校でも、その地域の子どもたちと地域に向き合える教員でいたい」という姿勢を持っておくこと。
一次試験の合格通知(2026年度は8月5日15:00発表)が届いたら、まず3つを確認する。
二次選考の準備期間は決して長くない。 一次発表前から「模擬授業と個人面接、それぞれ何を練習しておくか」の準備の気持ちを持っておくことが大事だ。
4週間前から3週間前
| やること | 内容 |
|---|---|
| 兵庫県の教員像・ひょうご教育創造プランを確認 | 3つの教員像・プランの重点テーマを自分の言葉で語れるようにする |
| 模擬授業の型を作る | 導入・展開・まとめの型を体に入れる。ICT対象区分は機器の準備も始める |
| 個人面接の頻出10問の骨格を作る | 志望動機〜ICT活用まで、骨格だけ書き出す |
2週間前
| やること | 内容 |
|---|---|
| 模擬授業を通しで練習 | 15分(特別支援学校区分は25分)を計って通し練習。板書 or ICT操作を含めて行う |
| 誰かに見てもらう | 友人・家族・教採仲間に授業を見てもらい、時間配分と板書(画面)のタイミングを確認 |
| 兵庫独自テーマの深掘り | 防災教育・多文化共生の具体的な実践方法を1つずつ詰める |
1週間前〜前日
| やること | 内容 |
|---|---|
| 模擬授業の流れを最終確認 | ICT機器はデータ・充電・接続方法を前日までに確認しておく |
| 個人面接の模擬面接を2〜3回 | 深掘りへの対応練習。教育法規・出願内容の想定問答も一度確認する |
| 前日は早く切り上げる | 新しい情報を詰め込む日ではない。キーワード3〜5個を紙に書き出してから寝る |
模擬授業と個人面接は、対策を別々に進めるより「2科目をセットで動かす」方が効率がいい。
模擬授業の導入やまとめで触れた兵庫独自の文脈を、個人面接の場面指導や志望動機として語る。 模擬授業でうまく言葉にできなかった考えを、個人面接で言語化して補う。
この2つは、同じ教育観を「実演して見せる」「一人で言語化する」という2つの形式で表現しているだけだ。
たとえば「防災教育」というテーマなら:
2科目の準備を1本の軸でつなぐと、二次選考全体で一貫した人物像を伝えることができる。
公式の携行品は次の3点だ。
そのうえで、実務上あると安心なものを追加しておく。
黒板が原則の区分は、チョーク・マーカーの使い勝手を試験場で事前に確認できないケースもあるので、普段の練習から「初めて使う筆記具でも書ける」感覚を作っておく。 ICT機器持ち込みの区分は、当日の接続トラブルを想定して、データを複数の手段(本体+クラウド+USB等)で保存しておくと安心だ。
模擬授業の課題は面接開始前に示される。 提示されてから実演までの短い準備時間で、導入・展開・まとめの型に当てはめて骨格を組み立てる——この動きだけは事前に何度も練習しておいてほしい。
「明日話すことのキーワード」を3〜5個、紙に書き出す。 「どんな教員になりたいか」「兵庫の学校でどんな教育をしたいか」という問いに、自分の言葉で答えられるかだけを確認する。 模範解答を読み直す必要はない。
睡眠は対策の一部だ。 前日に詰め込むより、早く切り上げて十分に寝ることが、翌日のパフォーマンスに直結する。
残り期間で手元に置くと役立つ本を3冊まとめた。
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兵庫県に特化した面接過去問集。 模擬授業・個人面接の出題パターンを、本番に近い形で確認できる。 兵庫県は二次で論作文(小論文)を実施しないため、模擬授業・面接に絞った過去問は「兵庫県の試験ではどんな課題が出てきたか」の感覚をつかむのに直結する一冊だ。

個人面接の場面指導・頻出質問パターンを100本まとめた一冊。 場面指導の「引き出し」を増やすのに役立つ。 兵庫県特有の防災教育・多文化共生の文脈は含まれていないが、面接全体の幅を広げたいときに使いやすい。

個人面接・集団面接の評価軸と回答の組み立て方を体系的に学べる一冊。 発言の入り方・話す順番・質問の意図の読み取り方など、本番で役立つフレームが網羅されている。 兵庫県の「模擬授業+個人面接」という二次選考の構造に合わせて、面接全般の引き出しを増やしたいときに使いやすい。

兵庫県の二次選考は「模擬授業・個人面接」の2科目だ。 論作文(小論文)は実施しないが、論作AIは二次の本命——面接・場面指導の言語化に直接使える。
まず、AI面接官と個人面接を練習する(無料で4問)
論作AIの面接練習AIは、いま登録すれば4問まで無料で試せる。 AI面接官が兵庫県の傾向を踏まえた想定質問を出し、あなたの声に出した回答に5観点100点で採点+改善のフィードバックを返す。 この記事で見てきた「個人面接の頻出質問」「場面指導」を、本番前にその場で壁打ちできる。
模擬授業や個人面接の言語化を文章でも整理しておきたい場合は、次の使い方が効く。
模擬授業の導入トークを文章で設計する使い方
「兵庫県の防災教育を題材にした授業の導入を、教員としてどう組み立てるか。話す内容を400字で書いてください」という形で論作AIに文章を入力して添削を受けると、「何が具体的で何が曖昧か」がフィードバックで返ってくる。 15分の模擬授業の骨格を一度文章化して添削に通す——この練習を繰り返すことで、当日その場で課題を渡されても骨格を素早く組み立てられるようになる。
個人面接の場面指導への活用
「外国にルーツのある子どもが転入してきた。担任としてクラスで何をするか。350字で書いてください」という形で書いて添削を受けると、「視覚支援の具体例が出ているか」「クラス全体への働きかけへの言及があるか」という観点でフィードバックが返ってくる。
声に出す練習の前に「文章として成立しているか」を確認する用途として、論作AIを使うことができる。
提出から30秒で添削結果が返ってくる。 登録後3回まで無料で試せる(クレジットカード登録不要)。
兵庫県(政令市除く)の二次選考は、論作文という「書く」試験がない。 模擬授業と個人面接、2科目だけで合否が決まる。 集団討議はすでに一次選考(6月13日)で終えている。
それは「面接が得意な人が有利」という意味ではない。 「教員としての姿勢と、兵庫という場所への向き合い方が、言葉と行動に現れているかどうか」を見られる試験だということだ。
阪神・淡路大震災という経験を持つ県で教員をするということの意味、多様な文化的背景を持つ子どもたちと向き合う環境、自然学校やトライやるウィークという兵庫発の教育実践——これらを「知っている・語れる」受験者と「知らない」受験者では、同じ問いへの回答の深さが変わる。
模擬授業の場でその人の指導力と即応力を見て、個人面接でその人の教育観と兵庫への向き合い方を聞く。 2科目どちらかが崩れると挽回が難しい。 黒板の前に立つ約15分と、審査官と向き合う約25分、この2科目の連続性を意識した準備が兵庫県対策の核心になる。
論作文対策や教員採用試験の基礎については「教採論作文 完全攻略ガイド」にまとめている。 他の自治体との比較や面接の基礎を固めたい人は合わせて読んでほしい。
Q1. 兵庫県の二次試験(模擬授業・個人面接試験)はいつですか?
2026年度は8月16日(日)〜27日(木)のうちいずれか1日で実施される。 試験実施日・受付時間・試験場は、一次選考結果発表(8月5日15:00)にあわせて兵庫県教育委員会・教職員課のページで案内される。 日時・試験場の変更希望には対応できない。 なお、兵庫県の採用試験は神戸市とは別で実施されている。神戸市立学校を希望する場合は神戸市教育委員会の採用情報を別途確認すること。
Q2. 集団討議は二次試験に入っていますか?
入っていない。 集団討議(集団面接)は一次選考の科目で、2026年度は6月13日(土)にすでに終わっている。 約20分・100点の配点で、受験者8人程度に対して面接委員2人程度が評価する形式だ。 これから二次選考(模擬授業・個人面接試験)に臨む人にとって、集団討議はもう関係のない試験になる。
Q3. 兵庫県の模擬授業はどんな形式ですか?
約15分・120点で、受験する区分・校種・教科に応じて実施される。 黒板(ホワイトボード)の使用が原則だが、中学校・特別支援学校区分(国語・社会・数学・理科・技術・英語)と高等学校区分(国語・地理歴史/公民・数学・理科・英語)は、受験者が持ち込むICT機器を使用し黒板を使わなくてよい。 特別支援学校区分の合格者は特別支援学校分野+教科専門分野で合計約25分、養護教諭区分は模擬授業にかえて約8分の模擬保健指導が実施される。 詳しい課題内容は面接開始前に提示される。
Q4. 兵庫県の個人面接ではどんな質問が出ますか?
約25分(養護教諭区分は約32分)・180点で、面接委員3人程度に対して受験者1人で臨む。 公式の主な試問例として、出願内容・志望動機・理想の教員像・これまで努力してきたこと・教育法規などが挙げられており、学校現場で想定される生徒指導や保護者対応等の場面指導に関する試問も含めて実施される。 一問で終わらず深掘りされることが多いため、自分の教育観の軸を固めて臨むことが重要だ。
Q5. 兵庫県が求める教員像とは何ですか?
①教育に対する情熱と使命感を持つ教員、②専門性に基づく実践的指導力を持つ教員、③豊かな人間性と協調性を持つ教員、の3つだ。 面接準備の根幹として、この3つを自分の言葉で語れる状態を作っておくといい。
Q6. 兵庫県は論作文(小論文)がありますか?
兵庫県の教員採用試験では、論作文(小論文)を実施していない。 二次選考は模擬授業と個人面接試験が中心だ。 他の自治体で論作文が課される場合と、対策の重心が異なるため、兵庫県に絞った受験生は模擬授業・面接対策に全リソースを集中できる。
Q7. 兵庫県と神戸市の教員採用試験は別ですか?
はい、完全に別の試験だ。 兵庫県教育委員会が実施する採用試験は、神戸市立学校を含まない。 本記事は兵庫県(政令市除く)の試験を対象にしている。 神戸市立学校を志望する場合は、神戸市教育委員会の採用情報を別途確認してほしい。
本記事に含まれる試験日程・選考科目・実施形式は、令和9年度兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験 実施要項(2026年7月26日確認時点の情報)に基づいています。年度によって変更される場合があります。必ず兵庫県教育委員会の公式ページで最新の実施要項をご確認ください。
兵庫県の教員採用試験(令和9年度版)に独立した小論文科目は確認されていない。小論文が課されるのは神戸市(1,600字・80分)。この記事では兵庫県の試験構造を整理し、面接・模擬授業対策に直結する教育観の言語化練習を提供する。
教員採用試験 論作文(小論文)の書き方を基礎から解説。800字の三段・四段構成の作り方、採点基準4観点、頻出テーマ5選、NGポイント、模範解答例まで。全67自治体対応、元教員監修。
三重県教採の二次試験完全ガイド。模擬授業(3人1組・4分)と討議の立ち回り、個人面接の頻出10問、論述(小論文)の250〜300字対策まで、元教員が実務的に解説。外国にルーツのある子どもへの対応や人権教育の三重独自の文脈も網羅。
奈良県教採の二次試験完全ガイド。集団面接(討議)の立ち回り・個人面接の頻出10問・奈良の伝統文化×教員像3つまで、元小学校教員が実務的に解説。
熊本市教員採用試験 二次選考(7/26-8/8)の全体像・配点250〜310点満点・対策をまとめた完全ガイド。1次と独立判定/論文40点/模擬授業60点/個人面接×2で150点 という熊本市特有の構造を元教員が徹底解説。熊本県との違いも整理。
熊本県教員採用試験 二次考査(7/26-31)の全体像・配点300点満点・対策をまとめた完全ガイド。1次と独立判定/論述試験60点(英語30)/個人面接①②120点/模擬授業は小中のみ という熊本特有の構造を元教員が徹底解説。
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