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この記事では、令和4〜8年度の過去5年分の問題文を全文引用で掲載しています。 1,050字の模範解答3本(ウェルビーイング・不登校・多様性)も無料で全文読めます。 添削を受けたい場合は、論作AIで登録後3回まで無料添削が利用できます。クレジットカードの登録も不要です。
東京都の小論文には、他の自治体にはない独特の制約があります。
「910字を超え、1,050字以内」という字数設定がそれで、上限があるのは当然として、下限の設け方が「910字以上」ではなく「910字を超えること」です。 つまり910字ちょうどでは足りない。 911字以上でないとアウトです。
さらに、試験時間は70分。 1,050字をゼロから書き上げる時間としては、余裕があるとは言えません。
加えて2023年実施(令和6年度採用)からは、小学校・中高・特別支援学校・養護教諭など全校種が同一テーマで受験する「一本化」が実施されています。 問題は一つでも、答案の中では「自分が志望する校種に即して」書くことが求められているので、校種ごとの書き分けが必要です。
他の首都圏自治体との比較として、神奈川県の過去問記事と埼玉県の過去問記事も参考にしてください。
東京都の小論文の仕様をまとめると、こうなります。
配点は100点満点で、教職教養(100点)・専門教養(100点)と同等の扱いです。 1次試験の合否に直接関わるので、「とりあえず書ければいい」という位置付けでは対策が甘くなります。
「910字以上」ではなく「910字を超え」という表現に注意が必要です。 試験中に字数を数えながら書く必要があり、26行(910字)を超えているかどうかを意識しながら進めることになります。
ソース: 東京都公立学校教員採用ポータルサイト「過去の試験問題」
70分という時間は、1,050字を書くためだけなら実は十分です。 問題は「何を書くか」を決める前半の使い方です。
目安の時間配分は後半の「時間配分セクション」で詳しく触れますが、大まかには「構成に15分、執筆に45分、見直しに10分」という感覚で臨む受験者が多い印象です。
100点満点・1次試験直結という位置付けは、受験者にとって重要な事実です。 論文が苦手だからといって後回しにすると、筆記試験でどれだけ点を取っても1次で落ちる可能性があります。
東京都は全国でも最大規模の採用先のひとつで、採用予定数は毎年3,000名規模。 それでも倍率は決して低くなく、小論文の配点の重さは変わりません。
2023年実施(令和6年度採用)以前は、A問題・B問題という選択方式でした。 志望校種によってどちらかを選ぶ形です。
それが現在は一本化され、小学校でも中高でも特別支援学校でも養護教諭でも、全員が同じ問題を解きます。 ただし、問題文には「志望する校種と教科等に即して」という一文が必ず含まれているため、答案の中で自分の志望校種に合わせた具体的な実践を書く必要があります。 「問題は一つ、答案は校種ごとに違う」という状態です。
一本化の影響については後半の「校種別の書き分けポイント」で詳しく触れます。
東京都が示している評価基準は5観点です。 この5観点を意識すると、答案の方向性が見えてきます。
問題文が示している教育課題を正しく理解できているかを評価します。 「問題文のテーマを的確に読み取り、答案全体がその課題に応えているか」という観点です。 冒頭の定義や問いの立て方が、ここで評価されます。
教師として具体的な取り組みが書けているかを評価します。 「何をするか」だけでなく、「どの場面で、どのように、なぜそうするのか」まで踏み込めているかが問われます。 「〜に努めていきたい」という意志の表明ではなく、「〜の授業で〜という活動を行う」という行動レベルの記述が求められています。
論旨が一貫していて、読んでわかりやすい構成になっているかを評価します。 序論で立てた問いに、本論が応え、結論がまとめるという構造が求められます。 逆説的に聞こえるかもしれませんが、「うまい文章」より「筋の通った文章」のほうが評価されやすいです。
段落のまとまりや流れが整っているかを評価します。 「1段落に1つの主張」という原則が守られているか、段落間のつながりが読者に伝わるかがポイントです。 論理的表現力と似ているようで、こちらは「文章の形」に着目した観点です。
語彙・文法・表記(漢字・句読点・誤字脱字)などの正確さを評価します。 専門的な教育用語を適切に使えているかも含まれます。 「読みやすい文体で、正確に書けているか」という基礎力の観点です。
この5観点を意識すると、答案の方向性が定まります。 「テーマを正しく理解した上で(課題把握力)、教師としての具体的な実践を(実践的指導力)、論理的な構成の(論理的表現力・文章構成力)、正確な文章で(国語力)書く」こと。 シンプルに言えばそれです。
公式サイトおよび複数の教採対策サイトで確認した問題文を掲載しています。 引用は東京都教育委員会の公式問題に基づきます。 詳細は記事末尾の「参考情報源・公式PDF」をご確認ください。
次の問題について、(1)と(2)を合計して30行(1,050字)以内で論述しなさい。ただし、26行(910字)を超えること。
各学校では、児童・生徒が互いのよさを見付け、多様な考えを尊重し合うことができるよう、教育の充実を図っています。
(1) 児童・生徒が互いのよさを見付け、多様な考えを尊重し合うことについて、あなたの考えを、理由を明確にして述べなさい。
(2) (1)の考えを踏まえ、あなたは教師としてどのように取り組んでいくか、志望する校種と教科等に即して述べなさい。
形式: 全校種共通(二段階設問) テーマ分類: 多様性・相互理解
次の問題について、(1)と(2)を合計して30行(1,050字)以内で論述しなさい。ただし、26行(910字)を超えること。
各学校では、児童・生徒に他者への共感や思いやりの心を育てる教育を目指しています。
(1) 児童・生徒に他者への共感や思いやりの心を育てることについて、あなたの考えを述べなさい。
(2) (1)の考えを踏まえ、あなたは教師としてどのように取り組んでいくか、志望する校種と教科等に即して述べなさい。
形式: 全校種共通(二段階設問) テーマ分類: 共感・思いやり・他者理解
次の問題について、30行(1,050字)以内で論述しなさい。ただし、26行(910字)を超えること。
各学校では、児童・生徒一人一人のよい点や可能性を引き出し伸ばす教育が求められています。このことについて、あなたの考えを述べた上で、その考えに立ち、教師としてどのように取り組んでいくか、志望する校種と教科等に即して述べなさい。
形式: 全校種共通(一段設問・全校種一本化の初年度) テーマ分類: 個の可能性・個に応じた指導
令和5年度はA問題・B問題の選択式でした。 志望校種によってどちらかを選択する形式です。
A問題(生活指導・保健指導部テーマ)
次の事例を読んで、問題に答えなさい。
あなたは、生活指導・保健指導部に所属している。年度初めの生活指導・保健指導部会で、生活指導主任から、「昨年度に実施した生徒アンケートで、話合いで自分なりの意見を言うことが苦手な生徒が多いことが分かりました。」と報告があった。また、各学年の生活指導担当の教員からは、「話合いがまとまらないことがよくあります。」や「自分の考えと異なる様々な意見を比較しながら、新たなものを協力して生み出していくことも大切ですね。」という意見もあった。最後に、生活指導主任から、今年度の生活指導・保健指導部の重点事項の一つとして、「多様な考えを認め合い、合意を目指して話し合う態度の育成を図る」が示された。部会終了後、生活指導主任からあなたに、「先ほどの重点事項に基づいて、どのように指導に取り組んでいくか、具体的に考える必要がありますね。」と話があった。
この事例の学校において、あなたはどのように指導に取り組んでいくか、志望する校種に即して、課題を明確にした上で、具体的な方策を二つ挙げ、それぞれ10行(350字)程度で述べなさい。また、まとめを含め、全体で30行(1,050字)以内で論述しなさい。ただし、26行(910字)を超えること。
B問題(各教科等の指導テーマ)
次の事例を読んで、問題に答えなさい。
年度初めの職員会議で、教務主任から、「昨年度に実施した生徒アンケートで、進度が自分に合っていないと回答した生徒が少なくありませんでした。」と報告があった。また、複数の教科主任からは、「自分に合った勉強方法を見付けられていない生徒が多いですね。」や「生徒の特性を十分理解した指導を行う必要がありますね。」という意見もあった。最後に、教務主任から、今年度の各教科等の指導における重点事項の一つとして、「個に応じた指導の充実を図る」が示された。職員会議終了後、教務主任からあなたに、「先ほどの重点事項に基づいて、どのように学習指導に取り組んでいくか、具体的に考える必要がありますね。」と話があった。
この事例の学校において、あなたはどのように学習指導に取り組んでいくか、志望する校種に即して、課題を明確にした上で、具体的な方策を二つ挙げ、それぞれ10行(350字)程度で述べなさい。また、まとめを含め、全体で30行(1,050字)以内で論述しなさい。ただし、26行(910字)を超えること。
形式: A/B選択式(事例型設問) テーマ分類: A=多様性・話し合い態度 / B=個に応じた指導
令和4年度もA問題・B問題の選択式でした。 こちらも事例型の設問形式で、A問題は学習指導、B問題は生活指導が中心です。
A問題(学習指導テーマ)
次の事例を読んで、問題に答えなさい。
年度初めの職員会議で、教務主任から、「昨年度末に実施した生徒アンケートで、情報の活用が十分できていないや情報の活用方法が分からないと感じている生徒が多数いることが分かりました。」と報告があった。また、複数の教科主任からは、「問題発見・解決に必要な情報を活用できていない生徒が多いですね。」や「情報を正確に読み取り、適切に活用するための力を組織的に育てていく必要がありますね。」という意見もあった。最後に、教務主任から、今年度の各教科等の指導における重点事項の一つとして、「問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために必要な情報を活用する力を育てる」が示された。職員会議終了後、教務主任からあなたに、「先ほどの重点事項に基づいて、どのように学習指導に取り組んでいくか、具体的に考える必要がありますね。」と話があった。
この事例の学校において、あなたはどのように学習指導に取り組んでいくか、志望する校種に即して、課題を明確にした上で、具体的な方策を二つ挙げ、それぞれ10行(350字)程度で述べなさい。また、まとめを含め、全体で30行(1,050字)以内で論述しなさい。ただし、26行(910字)を超えること。
B問題(生活指導テーマ)
次の事例を読んで、問題に答えなさい。
年度初めの職員会議で、生活指導主任から、「昨年度末に実施した生徒アンケートで、自分に自信がないや自分のよいところが分からないと回答した生徒が多いことが分かりました。」と報告があった。また、学年主任からは、「授業の中で自分の意見を述べることに消極的な生徒もいますね。」や「生徒が自分のよさを認識できるよう、日頃から取り組む必要がありますね。」という意見もあった。最後に、生活指導主任から、今年度の生活指導・保健指導部の重点事項の一つとして、「生徒の自己肯定感を高められるよう、生活指導の充実を図る」が示された。職員会議終了後、生活指導主任からあなたに、「先ほどの重点事項に基づいて、どのように生活指導に取り組んでいくか、具体的に考える必要がありますね。」と話があった。
この事例の学校において、あなたはどのように生活指導に取り組んでいくか、志望する校種に即して、課題を明確にした上で、具体的な方策を二つ挙げ、それぞれ10行(350字)程度で述べなさい。また、まとめを含め、全体で30行(1,050字)以内で論述しなさい。ただし、26行(910字)を超えること。
形式: A/B選択式(事例型設問) テーマ分類: A=情報活用力 / B=自己肯定感
全校種一本化後の3年間(令和6〜8年度)を並べると、テーマの移動が見えてきます。
「自分一人がどう成長するか」から、「他者との関わりの中でどう育つか」へ。 さらに「多様な人と共にいることを前提に、どう尊重し合うか」へとテーマが広がっています。
設問の形式も変化しています。 令和6年度は「あなたの考えを述べた上で、教師としてどのように取り組むか」という一段設問でした。 令和7・8年度は(1)で「考えを述べよ」、(2)で「取り組みを述べよ」という二段設問に切り替わっています。 この設問形式の変化は対策に影響します。(1)と(2)で字数をどう配分するかが、構成上の課題になるからです。
選択式だった令和4〜5年度は「事例型」という形式で、特定の学校の状況を読んでから答案を書く形でした。 問いかけ方が「この事例の学校において、あなたはどのように〜に取り組んでいくか」であり、設定された文脈の中で回答することが求められていました。 一本化後の問題文はよりシンプルな問いかけになっており、事例の文脈なしに「自分の考えから書く」形に変わっています。
あくまで傾向から読んだ推定です。 「この3つだけ準備すればいい」ではなく、練習の優先順位の目安として使ってください。
予想①: 子どものウェルビーイング・学校での幸福感
予想テーマ(例): 「学校において、児童・生徒が充実感や幸福感を感じながら学べるよう、教師として何に取り組むか」
東京都教育ビジョン(第5次、2024〜2028年度)がウェルビーイングを中心概念として掲げており、「身体的・精神的・社会的によい状態」を目標に位置づけています。 令和6〜8年度の「個の伸長→他者への共感→多様性の尊重」という流れの延長上に、「子どもの主観的なよい状態(ウェルビーイング)」が来るとみられます。
ソース: 東京都教育ビジョン(第5次)
頻出テーマの書き方まとめにも、ウェルビーイング系テーマの答案例を掲載しています。
予想②: 不登校・学校に来られない子どもへの対応
予想テーマ(例): 「学校への登校が困難な児童・生徒の学びをどう保障するか。教師としての考えと取り組みを述べよ」
全国不登校児童生徒数は過去最多水準を更新し続けており、東京都も例外ではありません。 東京都教育ビジョン(第5次)が「誰一人取り残さない教育の充実」を重点施策に掲げています。 また、東京都の過去問を確認する限り、不登校をテーマに正面から出題された年度がまだ見当たらないため、出題される可能性が高いとみています。
予想③: 多様な考えを持つ集団の中で対話する力を育てる
予想テーマ(例): 「自分の考えを言葉にして他者に伝え、対話を通じて考えを深める力を育てるために、教師としてどう取り組むか」
令和8年度に出題された「多様な考えを尊重し合う」の翌年として、「では尊重し合うための対話力をどう育てるか」という形で深化する展開は自然です。 学習指導要領の「言語活動の充実」「対話的な学び」という方針とも一致します。
答案例は「合格レベルの一例」です。 「この通りに書けば必ず受かる」という保証ではなく、「1,050字でこういう構成で書ける」という参考として読んでください。
【課題(予想)】学校において、児童・生徒が充実感や幸福感を感じながら学べるよう、教師として何に取り組むか。あなたの考えを述べた上で、志望する校種と教科等に即して論述せよ。
子どもが「今日学校に来てよかった」と感じられるかどうかは、授業の出来不出来だけでは決まらない。 友達と笑った瞬間、自分の考えが認められた瞬間、難しかったことができるようになった瞬間。 こうした経験の積み重ねが、学校での幸福感をつくっていく。 だとすれば、教師の役割は「授業を上手に進める」ことだけではなく、「子どもがよい状態でいられる環境をつくること」にある。 私は小学校教師として、「今日の授業が子どもにとって充実した時間だったか」を日々の問いにしながら教壇に立ちたい。
まず取り組みたいのは、子どもが「自分にもできた」という感覚を積み重ねられる授業づくりだ。 一斉授業では、どうしても「わかる子」と「わからない子」の間に差が生まれる。 その差が見えにくい形で固定されていくとき、子どもは静かに学ぶことから遠ざかっていく。 そうならないために、一つの課題に対して複数の取り組み方を用意することを意識したい。 たとえば、算数の問題を解く場面で、式で解く・図で説明する・言葉で話すという三つのルートを示す。 どのルートでも「正解に近づいている」と感じられる設計にすれば、得意な方法が違う子どもたちが同じ授業の中で充実できる。 「自分のやり方で学んでいい」という経験が、幸福感の土台になる。
次に、クラスの中で子どもが「ここに居場所がある」と感じられる関係性を意図的につくることだ。 授業以外の場面、給食・掃除・休み時間に、誰かと関わることができているかを観察する。 一人でいることが悪いのではない。 ただ、「いたくて一人でいる」と「誰とも関われなくて一人でいる」は全く違う。 学級活動の時間を使って「相手のよいところを見つけて伝える」実践を定期的に取り入れ、互いを認め合う文化を地道に育てたい。 教師自身が子どものよさを見つけ言葉で返し続けることも、その文化の核になる。 認められる経験が重なるほど、「自分はここにいていい」という感覚は育っていく。
もちろん、教師一人で子ども全員の充実感を把握し続けることには限界がある。 気になる子どもは、学年の教師やスクールカウンセラーと早めに情報を共有し、組織として関わることが不可欠だ。 保護者との対話も、問題が起きてからではなく、日常的な連絡の積み重ねの中で信頼をつくることを大切にしたい。
子どものウェルビーイングは、特別な取り組みで実現するものではない。 授業で「できた」が積み重なること、クラスで「いてよかった」が積み重なること。 その両方を育てていく日常の営みを、教師の仕事の核心に置きたい。
構成のポイント
序論(第1段落): 冒頭でウェルビーイングを「授業の出来不出来だけでは決まらない」と定義し、答案全体の視点を示しています。 本論①(第2段落): 授業づくりの具体的な工夫。小学校の算数場面で「三つのルート」という具体例を出すことで、「実践的指導力」の観点に応えています。 本論②(第3段落): 学級経営・関係性づくり。「いたくて一人」と「関われなくて一人」を区別することで、子どもの状態を見る視点の解像度を示しています。 補論(第4段落): 連携・組織対応。教師個人の限界を認めた上でチームとして動く姿勢を示すことで、答案の現実感が増します。 結論(第5段落): 「授業でできた」と「クラスでいてよかった」という二軸で締めることで、本論の構成と対応しています。
答案例①とは構成パターンを変えました。 こちらは「まず姿勢を示してから具体に入る」という展開で、中学校志望者向けに書いています。
【課題(予想)】学校への登校が困難な児童・生徒の学びをどう保障するか。教師としての姿勢と取り組みについて、志望する校種と教科等に即して述べよ。
不登校の生徒に向き合うとき、担任として最初に問い直したいのは「この子に何をさせたいのか」ではなく、「この子は今、何を感じているのか」という問いの立て方だ。 「来させること」をゴールに置いた関わりは、生徒にとってプレッシャーになりやすい。 私は中学校国語科教師として、まず「その生徒が今、安心しているかどうか」を最初の基準に置いて動きたい。
具体的に最初に行うのは、家庭との連絡の質を上げることだ。 「今日も休みました」という事実の報告では、保護者も生徒も「学校から監視されている」という感覚になりやすい。 代わりに「今日のクラスでこんなことがありました、○○さんのことをクラス全員で気にしています」という言葉を選ぶ。 電話が負担になっていると感じたときは、手紙や連絡帳に切り替えることも考える。 形よりも、「学校はあなたたちの味方だ」と伝わることのほうが大切だ。
生徒と直接関わる機会が持てるようになったとき、私がしたいのは「学校の話」より「その生徒が今、何に関心を持っているかの話」だ。 勉強の遅れを補うより先に、信頼関係をつくることが、長い目で見て学びを保障することにつながる。 「この先生なら話せる」という感覚が生まれてから初めて、「どんな形なら来られそうか」を一緒に考えられる。 国語という教科は、日常言語と近い距離にある。 学習内容を会話のきっかけにしやすいという強みを活かし、少しずつ学習に戻る足場をつくる取り組みをしたい。
学校に来る形が一つでないことも、受け入れ体制として整えておきたい。 別室登校、放課後の来校、オンラインでのホームルーム参加。 どの形であっても「クラスの一員としてつながっている」ことを、生徒とクラスメート両方に伝えていく。 クラスの生徒に対しても、「来られない日があっても、あなたの席はここにある」という雰囲気を、日頃の学級経営の中で積み上げておく。 そうしておくことが、不登校の未然防止にもなる。
一人の担任が抱えきれる問題ではないことも前提として動く。 管理職や学年主任、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーと情報を共有し、組織として継続的に関わる体制を整える。 家庭の事情が背景にある場合は、福祉機関との連携が必要になることもある。 そういう判断を一人で抱え込まないことが、支援を長続きさせるための条件だ。
どんな形であれ、その生徒の「学びたい気持ち」は消えていない。 その気持ちを消さないように、焦らずつながり続けることが、教師としての自分の役割だと思っている。
構成のポイント
序論(第1段落): 「来させることをゴールにしない」という姿勢を冒頭で打ち出すことで、答案全体の視点が定まります。 本論①(第2段落): 家庭との連絡の質。「事実報告」と「関係をつくる言葉」の違いを具体的に示しています。 本論②(第3段落): 生徒との直接の関わり方。国語科教師という志望校種・教科の具体性が入っています。 本論③(第4段落): 多様な登校形態と学級経営の視点。「未然防止」まで踏み込むことで、構造的な対応力を示せます。 補論(第5段落): 組織連携。「抱え込まないこと」という言い方で、チーム学校の観点を自然に入れています。 結論(第6段落): 短く締める。「学びたい気持ちは消えていない」という生徒への視点で終わることで、答案の一貫性が出ます。
令和8年度の実際の出題テーマに直接対応した答案です。 (1)と(2)の二段設問形式に合わせて、(1)で「考え」を、(2)で「取り組み」を書く構成にしています。 中学校社会科志望者の視点で書きました。
【令和8年度問題文】
各学校では、児童・生徒が互いのよさを見付け、多様な考えを尊重し合うことができるよう、教育の充実を図っています。
(1) 児童・生徒が互いのよさを見付け、多様な考えを尊重し合うことについて、あなたの考えを、理由を明確にして述べなさい。
(2) (1)の考えを踏まえ、あなたは教師としてどのように取り組んでいくか、志望する校種と教科等に即して述べなさい。
(1) 考え(約420字)
互いのよさを見付け、多様な考えを尊重し合うことは、現代の学校教育において欠かせない力だと考える。 その理由は二つある。
一つ目は、社会の現実に直結しているからだ。 今日の社会は、価値観・文化背景・ライフスタイルの異なる人々が共に働き、生活する場になっている。 画一的な「正解」が通用しない問いが増える中で、他者の考えを受け取り、自分の考えを更新していく力は、子どもたちが大人になってから必ず必要になるものだ。
二つ目は、多様な考えに触れることが、個々の思考を深めるからだ。 自分一人の考えは、どうしても自分の経験や知識の範囲に限られる。 他者の視点に出会うことで、「自分はこう思っていたが、こういう見方もある」という気付きが生まれる。 この気付きの積み重ねが、子どもの思考の幅を広げていく。
ただし、多様な考えを「尊重する」ことは、「すべてを受け入れる」こととは違う。 相手の考えをいったん受け取り、自分の考えと比較して、対等に向き合うことが「尊重」の本質だ。 その力を育てることが、教師の役割だと考える。
(2) 取り組み(約620字)
私は中学校社会科教師として、授業の中に「互いのよさを見付け、多様な考えを尊重し合う場面」を意図的につくることに取り組む。
社会科は、社会的事象をどう読み取り、どう解釈するかに正解が一つでない場合が多い教科だ。 この特性を活かし、授業の問いを「一つの正解を探す問い」ではなく、「考えが分かれる問い」として設計することを基本にしたい。 たとえば歴史の学習で「ある政策は当時の社会にとって正しかったか」を問う場面では、賛否両方の立場から根拠を集め、グループで議論する活動を取り入れる。 「自分と異なる考えにも根拠がある」という経験を積むことが、多様な考えを尊重する感覚の土台になる。
加えて、「互いのよさを見付ける」ための言語活動を授業に組み込む。 議論の後に「誰かの発言で、自分の考えが変わったこと・深まったことを書く」というリフレクション(振り返り)の時間を設ける。 他者の考えを受け取り、自分の変化を言語化することで、相手のよさを意識的に見付ける習慣が育つ。 こうした活動は授業だけでなく、日頃の学級経営にも広げていきたい。 朝のホームルームで「誰かに助けてもらったこと、気付いたことを一言話す」時間を週に一度設けることで、互いを見る目を日常的に育てる。
学級の中で意見を言えない生徒への配慮も欠かせない。 意見を言葉で発表する前に、まず紙に書いてから話す形にすることで、考えをまとめる時間を保障する。 「正しい答えを言わなければいけない」という緊張感ではなく、「自分の考えを出してみる」という安心感がある環境をつくることが、多様な考えが生まれる前提条件だ。
一人の教師の力には限りがある。 学年の教師と「今週のクラスの様子」を共有し合い、気になる生徒がいたら早めに情報をつなぐことを習慣にしたい。 子どもが「ここにいていい」と感じられるクラスをつくることが、多様な考えを安心して出せる土台になる。
構成のポイント
(1)の書き方: 「理由を明確にして」という指示があるので、理由を二つ挙げる構造にしています。最後に「尊重することの定義」を加えることで、(2)への橋渡しになります。 (2)の書き方: 志望校種(中学校)・教科(社会科)を冒頭で明示。教科の特性を活かした授業設計→言語活動→学級経営→組織連携という展開で、多角的な取り組みを示しています。 (1)(2)の字数配分: (1)約420字、(2)約620字。(2)が「取り組み」の具体性を問う設問のため、字数を多めに割いています。
令和6年度採用から始まった全校種共通テーマ。 これは「どの校種でも同じ答案でいい」ということではありません。 問題文に「志望する校種と教科等に即して」という一文が必ず入っており、答案の中で校種の具体性を出すことが求められています。
一本化によって「何を書くか」の幅は広がりましたが、「どの校種として書くか」を明確にすることが、かえって重要になっています。 答案を読んだとき「この人はどの校種を志望しているかわからない」という状態が一番まずい。 冒頭か早い段階で「私は小学校教師として〜」のように校種を宣言する形が、最も確実です。
東京都の試験は「910字を超え1,050字以内」という幅があります。 どちらに合わせるかより、自分の答案が自然に収まる字数で書くことが先です。
段落数を4段落に絞り、手立ては1〜2つにとどめます。 「序論→手立て①→手立て②→結論」という4段構成が、この字数では収まりがよいです。 コンパクトにまとまる分、各段落の密度を上げる必要があります。 「薄い手立てを2つ書く」より「深い手立てを1つ書く」ほうが、実践的指導力の観点で伝わります。
手立てを2つ書いた上で、連携・補論の段落を1つ足せます。 ただし、字数を埋めるために同じことを別の言い方で繰り返すのはNG。 増やすなら「具体例を一つ足す」か「連携先の名前を具体的に書く」か、どちらかで情報量を増やす方向で。
冒頭で問いを定義してから具体に入ること。 「〜が大切だと思います」「〜に努めていきたいです」で終わらず、「なぜそうするのか・どの場面でそうするのか」まで踏み込むこと。 この二点は、字数に関係なく答案の質に直結します。
小論文の書き方ガイドでも字数調整の方法を詳しく触れているので、参考にしてください。
70分で1,050字を書くとき、「書く速さ」は問題になりません。 落とし穴は「何を書くか決まらないまま書き始めて、途中で止まる」こと。
目安となる時間配分はこうです。
構成・メモ(10〜15分)
問題文を読んで、答案の骨格を作る時間です。 やることは3つ。「テーマをひと言で言うと何か」「自分の主張(序論)を1文で書く」「本論で書く手立てを2つ決める」。 この3点を走り書きでいいのでメモしてから書き始めると、途中で詰まることが減ります。
執筆(45〜50分)
手書きで1,050字を書く速さの目安は、1分あたり20〜25字程度。 50字/分で書ける人なら21分で終わる計算ですが、実際は考えながら書くので2〜3倍かかります。 「45分で書き上げる」という感覚で臨むと、あとに余裕が生まれます。
(1)(2)の二段設問の場合は、(1)に約15分、(2)に約30分という配分が一つの目安です。 (2)のほうが字数・内容ともに多くなるので、(1)に時間をかけすぎないことが重要です。
見直し(5〜10分)
誤字脱字の確認と、字数の確認(26行を超えているか)に使います。 論旨を大きく変えるような修正は時間が足りなくなるので、見直しは「校正」と割り切って進めます。
試験本番では、見直し時間がゼロになることも珍しくありません。 「構成に使う時間を短くするための練習」として、日頃の答案練習では「問題文を読んでから3分以内にメモを書き終える」トレーニングが有効です。
2か月前〜6週前: テーマを読んでメモを作る練習。答案を書く前に、構成メモだけ10〜20本作ることで、問いの読み取り方のパターンが体に入ります。
6週前〜3週前: 週2〜3本のペースで全文を書く。書いた後に「実践的指導力の観点で、行動レベルの記述があるか」「課題把握力の観点で、問いに正面から答えているか」をセルフチェックします。
3週前〜試験直前: 70分の時間制限を守って書く練習。時間内に書き終えることを最優先にして、時間配分の感覚をつかみます。
論作AIでは、東京都の評価基準に基づいたAI添削を受けられます。 登録後3回は無料なので、「自分の答案がどの観点で弱いか」を確認する最初の一手として使えます。
「910字を超え」は「911字以上」という意味です。 「910字以上」であれば910字ちょうどでもOKですが、「910字を超え」という場合は910字では足りません。 試験当日、問題文の原文をよく確認してください。 採点基準上、下限を満たしていない答案は大幅に減点される可能性があります。
問いの内容(テーマ)は全員共通ですが、答案の中で「どの校種として取り組むか」を書く必要があります。 具体的には、①志望校種を冒頭で宣言する、②取り組みの場面を志望校種に合わせた場面で書く(小学校なら学級活動、中学なら教科の授業など)、③連携先を校種に合わせて書く(担任制か教科担任制か)、の3点が変わります。
東京都教育委員会は公式の模範解答を公表していません。 この記事では3本の答案例を無料で掲載しています。 有料の書籍では「東京都の小論文・面接過去問」(協同出版)が模範解答を複数収録しています。 論作AIでも自分の答案を投稿して添削フィードバックを受けられます。
全体で「910字超・1,050字以内」なので、(1)(2)合計の字数管理が必要です。 一般的な目安として、(1)が「考えを述べる」設問であれば全体の30〜40%(280〜420字程度)、(2)が「取り組みを述べる」設問であれば全体の60〜70%(630〜700字程度)が多いです。 (2)の取り組みの方が具体的な記述が求められるため、(2)に字数を多く割く構成が自然です。
令和6年度採用から一本化されているので、現在の試験では選択式は出題されません。 ただし令和4〜5年度の選択式問題は「事例型」という特殊な形式で、「与えられた事例に即して答える」という読み取りの練習として参考になります。 傾向分析の補助教材として読む価値はあります。
最大のコツは「書き始める前に3分でメモを作ること」です。 何を書くか決まっていない状態で書き始めると、途中で論旨がぶれたり、字数が足りなくなったりします。 「序論の1文」「手立て①のキーワード」「手立て②のキーワード」「結論のイメージ」の4点をメモしてから書くだけで、書き詰まる頻度が減ります。
文章構成力: 1段落に複数の話題を詰め込まない。段落の最初の文で「この段落で言いたいこと」を示すと読みやすくなります。 国語力: 誤字脱字と同音異義語(「始め/初め」「指導する/示導する」など)に注意。接続詞(しかし・また・さらに)を多用しすぎると文章が読みにくくなります。問題文にある表現(「互いのよさを見付け」など)の漢字表記は問題文に従うのが安全です。
受けられます。 東京都の評価基準(5観点)に基づいた採点と、具体的な書き換え案を受け取ることができます。 登録後3回は無料で使えます。クレジットカードの登録不要です。 論作AIから試してみてください。
問題文が長いと感じたときは、まず「(1)と(2)のそれぞれが何を求めているか」だけを先に確認します。 その後で問題文の導入部分(テーマの説明)を読む順序にすると、「何のためにこの文を読んでいるのか」がわかりやすくなります。 普段の練習でも、問題文を読んで「(1)は何を問い、(2)は何を問うか」を先に把握するトレーニングをしておくと、本番で焦りにくくなります。
東京都の特徴は「字数の下限設定が厳密(910字超)」「1次試験に100点満点で直結」「全校種共通テーマ」の3点です。 神奈川県は1,000字程度の記述が多く、埼玉県は字数・時間設定が東京都とやや異なります。 首都圏各自治体の詳細な比較は神奈川県の過去問記事と埼玉県の過去問記事をあわせて確認してください。
論作AIに入ってくる答案を見ていると、何度も添削を重ねている方のものには、段階的な変化が現れます。
最初の答案には「〜することが重要だと思います」「〜に努めていきたいと思います」という表現が多い。 気持ちは伝わるのですが、「何を、いつ、どの場面で」という具体性が薄いため、実践的指導力の観点では評価されにくい状態です。
添削フィードバックを数回受けると、この「思います」が減り始めます。 「授業の最初に○○を行う」「学年会で情報を共有する」という、行動の動詞で書く形に変わっていく。
これは意識の変化というより、「どこが足りなかったか」が言語化されることで、自分の弱点のパターンが見えるようになるからだと思っています。 弱点がわかれば、次の一本で直せる。 その繰り返しが、答案の質を段階的に変えていきます。
頻出テーマ集も参考に、ウェルビーイング・不登校・多様性の3テーマを一通り書いてみることを出発点にするのがよいと思います。 いつから対策を始めるべきかについては別の記事でまとめているので、スケジュール感がつかめていない方はそちらも読んでみてください。
過去問演習と並行して手元に置いておくと効くのが、市販の対策本です。 元小学校教員の経験を持つ論作AI制作チームが「東京都を受けるなら、この順番で揃えると無駄がない」と挙げる3冊を紹介します。
東京都の小論文対策は、過去問の徹底分析から始めるのが最短ルートです。
協同出版の「東京都の小論文・面接過去問(2027年度版)」は、東京都の出題テーマ、模範解答、出題傾向の解説を1冊にまとめた自治体特化型の過去問集。 本記事で扱った年分よりさらに過去のテーマや、面接で問われる論述系の質問まで一気に押さえられます。
「910字を超え1,050字以内」という独特の字数制限と、令和6年度採用から始まった全校種一本化に慣れるには、解いて、書いて、修正するサイクルを何本回せるかが全て。 その教材として一番無駄がないのが本書です。
東京都の場合、1,050字という上限の中で「自分の考え→具体的な実践」を過不足なく書く必要があります。 これをやり切るには、序論→本論→結論の構成パターンが体に入っていることが前提条件です。
実務教育出版の「差がつく論文の書き方」は、教採小論文対策の定番ロングセラー。 評価される表現と減点される表現が並べて示されているので、自分の答案の何が問題なのかが言語化できるようになります。 東京都のように「字数下限がシビア」「70分というタイトな時間」という制約がある自治体ほど、無駄を削る書き方の訓練が効いてきます。
令和9年度に出題が予想されるテーマは「ウェルビーイング」「不登校への対応」「多様性」の3系統です。 このどれもが、表面的なキーワードだけで書くと薄い答案になるテーマで、背景知識の厚みが答案の説得力に直結します。
「教員採用試験 小論文・面接 重要テーマの教科書」は、頻出テーマごとに背景・キーワード・論述方向が体系的にまとまった1冊。 東京都のテーマに対応する章をつまみ読みするだけでも、答案で使える具体性が一段上がります。 2次試験の個人面接対策にもそのまま転用できます。
3冊全部を揃える必要はありません。 おすすめの使う順番は、①過去問で出題傾向を掴む → ②型を整える → ③テーマの背景を補強する、の流れです。 1冊だけ選ぶなら、東京都受験者には①の過去問集が最初の選択肢です。
東京都の小論文をまとめると、こういうことです。
試験まで時間があるうちに、まず1本書いてみることです。 書いてみないと、自分がどこで詰まるかがわかりません。
書いてみたけど「これで合格レベルなのかどうか判断できない」という段階にいるなら、論作AIで添削を受けてみてください。 登録後3回は無料で使えます。 クレジットカードの登録も不要です。
東京都の小論文対策については東京都小論文の総合対策記事もあわせて読んでみてください。 教職教養の傾向を知りたい方は東京都教職教養の傾向分析も役に立ちます。 一次を終えたら、面接票・個人面接が中心の東京都 二次試験の全対策に進んでください(一次合格発表8/4から二次面接まで約11〜13日しかありません)。全国共通の二次の枠組みは教採2次試験ガイドにまとめています。 横浜市の試験も検討している方は横浜市の小論文対策も参考にしてください。 過去問を確認したら、書き方の型を整理しておきたい。東京都の910字形式を含む自治体別の書き方の差を教採 論作文 書き方でまとめているので、答案設計の前に一読してほしい。
過去問題文の引用について: 本記事に掲載している問題文は「著作権法第32条(引用)」に基づき、出所を明示した上で引用しています。問題文の著作権は東京都教育委員会に帰属します。
東京都公式サイト
参考サイト
岐阜県教員採用試験の小論文過去問テーマを年度別に整理。640〜800字・60分・生徒指導提要ベースの出題傾向、評価基準、小学校志望・中高志望の合格答案例2本を掲載。2026年度の出題予想も収録。
秋田県の教員採用試験 小論文は2次試験・600字以内・50分という他自治体より短い字数が特徴。過去の出題テーマ・600字対応の3段構成テンプレ・模範解答例(実測582字)を元教員が解説。秋田型探究型授業・全国学力テスト常連の教育施策も網羅。
愛知県教員採用試験の小論文過去問テーマを年度別に整理。グラフ題・文章題の交互出題パターン、900字60分の採点基準、小学校志望・中高志望の模範解答2本を掲載。名古屋市との違いも明記。
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